元婚約者だったお兄様が後悔したと私に言ってくるのですが…

クロユキ

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幼い婚約者③

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「さっそくで悪いが、ジョルジュと婚約を結びたいと思っている」
笑顔でジルベール夫妻に息子の婚約者にと生まれたばかりの娘に話しをした。
「カルロス、嬉しいがまだ娘に名前も決めていないんだ。数日だけ待ってくれないだろうか…」
ジルベールは親友のカルロスに苦笑いの顔を見せていた。
「まさか、他に婚約者を決めたのか?」
「誰も決めてはいない、娘はまだ生まれたばかりだ…それにお前と約束したじゃないか…十年も待ってくれたんだ…」
「……ジルベール…」
バンバンと男親達はお互い抱き締め背中を叩いて喜び合う姿を妻達は呆れたように見ていた。
「ごめんなさい…こんな主人で…心配していたの、フローラさんの体を……」
「……ありがとうございます…子供が出来ないと思っていたの…旦那様も私も何度病院へ通ったのか……」
涙を流すフローラにミレーはフローラの手を握り締め慰めていた。
「…母様…本当に僕の婚約者になるの?」
「ふふっ、ええ…ジョルジュの婚約者よ…でも大きくなるまでジョルジュにはお兄ちゃんでいて欲しいわ」
「お兄ちゃん?」
「ええ…今日からあなたはお兄ちゃんに成ったの」
「お兄ちゃん…」
ジョルジュには兄妹が居なかった事もあり母親から兄だと言われとても喜んだ。
数日後、ジルベールの娘はオリビアと名前が決まりジョルジュの婚約者になった。





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