恋をする事を許して欲しい…婚約者のあなたは私にお願いをした

クロユキ

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婚約②

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「お忙しい中お越しくださいましてありがとうございます」
ペネロープの父親がフランシスの両親に挨拶をしていた。
「いえ、お時間をいただきありがとうございます」
両親達の挨拶を見ていたフランシスは、ペネロープの頬を染める姿に今日は特別の服を着たようにペネロープがおしゃれをしているのが わかった。
客室へと歩く両親の後ろからフランシスとペネロープが一緒に歩いていた。
「学園で一緒にいるのが少なくなってしまったから寂しかった…」
ペネロープはフランシスに触りたいが今は我慢していた。
「…僕も学園生活が半年で卒業なんだ…これ以上目立ちたくないんだ…」
笑顔を見せないフランシスにペネロープは緊張しているんだと思い客室へと入った。
ソファーの椅子に座りテーブルには紅茶が出され両家の会話が始まった。
「今日伺いましたのは…娘様…ペネロープさんと息子のフランシスの婚約をと思いまして…伺ったのです」
「き…」
ペネロープは余りの嬉しさに声を上げてしまいそうになり手で口を押さえた。
「…娘の事で…婚約者でありましたフローラ様の婚約を取り消されましたとお聞きしまして…心苦しい程申し訳ない思いです…」
ペネロープの両親はフランシスの両親に頭を下げ謝罪をした。
「…頭を上げてください…息子は大事な娘様に手を出してしまいました…謝りますのはこちらの方です…息子のフランシスとの婚約をお引き受け願えないでしょうか…」
フランシスの両親はペネロープの両親に二人に婚約の話しを願い出た。
「お父様…」
笑顔を見せる娘にペネロープの父親はフランシスの両親に頭を下げた。
「…こちらこそ…よろしくお願い致します…」
両家はフランシスとペネロープの二人に婚約が成立した。
「うっ…グスッ…」
ペネロープは嬉しさの余り泣き出した。
フランシスはペネロープとこうなる事を初めて出会った時から決まっていたのだろうか…婚約が成立した事に肩を落とした。





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