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アーサー騎士は部下に弱い
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王様とジル王子の護衛騎士三人組の一人ポール騎士が、ウィル王子の部屋を出た後、廊下では見習い騎士の上司アーサー騎士とジョン騎士とダリル騎士そしてメイドのマリアが来るまでの替わりのメイドのコリンが廊下に立っていた。
(ニック様まだ御部屋から出て来ないな…もっと御話ししたいのにな……マリアもまだだし私ウィル王子の御世話出来るかしら昨日のお着替えに参加はしたけど、ほとんど雑用みたいで後片付けが多いけど、それでも普通のメイドの仕事をするよりは楽しかったな…王様からご褒美も貰えたし余り見掛ける事の無いジル様にも会えて、黙って立っている姿もカッコ良くて近寄り難い雰囲気だったけどそれも良いかなって思って……ああっ、彼氏に欲しい人が沢山いて選べないわ~っ)
メイドのコリンは一人顔を赤く染め両手を顔に支え笑顔で首を振り何も知らない人が見たら「あの子大丈夫か?」と言われると思うような行動を取っていた。
その様子をアーサー騎士とジョン騎士とダリル騎士がボーッと見ていた。
「先ほどからコリン嬢は何をしているのだ?まだニック騎士は部屋から出て来ては居ないが……お前達もコリン嬢から褒め言葉を貰い良かったな」
アーサー騎士はジョン騎士とダリル騎士を見てニコッと笑顔を見せていた。
「……アーちゃんあの子は最初だけ俺達に興味があっただけで今は俺達には眼中には無いと思うよ」
「そうだよアーちゃん、俺達よりカッコ良い騎士や王様が来れば俺達は霞のような者だよ」
ボソボソと話しをするジョン騎士とダリル騎士に苦笑いを見せたアーサー騎士が二人の頭をガシガシと触り声を掛けていた。
「任務が終わった後お前達に酒と甘い物を奢ってやる、元気出せ」
「えっ?本当アーちゃん奢ってくれんの?!」
「やった!アーちゃんなんも無いけど俺の愛受け取って」
「いらん、それよりシェル騎士団長と護衛騎士が来るまで頑張れ私は先に食堂へ行って来る」
「アーちゃん絶対だよ」
「アーちゃん約束だよ」
はあ~っとアーサー騎士はため息を吐いていた。そして振り向き小声で二人の騎士に言った。
「お前達私の服を引っ張るな食堂で待っと言っただろう」
ジョン騎士とダリル騎士はアーサー騎士の騎士服を握り締め「ハハハ」と笑いその時部屋の扉が開きニック騎士が部屋の中から出る姿をメイドのコリンは直ぐに駆け寄り、笑顔でニック騎士の側に寄っていた。
「ニック様、御用は終わったのですか?」
「えっ御用、ですか?ああっ、殿下との会話は終わりました。コリンさんウィル王子がお待ちです中へどうぞ」
「えっ、あ…はいっ」
ニック騎士は扉を開け先に部屋の中へ入るようにメイドのコリンに声を掛けそれだけでもポッと頬を染め部屋の中へ入って行った
「なぁダリル、コリンさん仕事忘れて無いか?ずーっとニック騎士の顔を見てたけど」
「お前も気付いていたのか、俺も見て思った……」
「お前達も仕事忘れているぞ!」
「「ハハハハハ」」
(ニック様まだ御部屋から出て来ないな…もっと御話ししたいのにな……マリアもまだだし私ウィル王子の御世話出来るかしら昨日のお着替えに参加はしたけど、ほとんど雑用みたいで後片付けが多いけど、それでも普通のメイドの仕事をするよりは楽しかったな…王様からご褒美も貰えたし余り見掛ける事の無いジル様にも会えて、黙って立っている姿もカッコ良くて近寄り難い雰囲気だったけどそれも良いかなって思って……ああっ、彼氏に欲しい人が沢山いて選べないわ~っ)
メイドのコリンは一人顔を赤く染め両手を顔に支え笑顔で首を振り何も知らない人が見たら「あの子大丈夫か?」と言われると思うような行動を取っていた。
その様子をアーサー騎士とジョン騎士とダリル騎士がボーッと見ていた。
「先ほどからコリン嬢は何をしているのだ?まだニック騎士は部屋から出て来ては居ないが……お前達もコリン嬢から褒め言葉を貰い良かったな」
アーサー騎士はジョン騎士とダリル騎士を見てニコッと笑顔を見せていた。
「……アーちゃんあの子は最初だけ俺達に興味があっただけで今は俺達には眼中には無いと思うよ」
「そうだよアーちゃん、俺達よりカッコ良い騎士や王様が来れば俺達は霞のような者だよ」
ボソボソと話しをするジョン騎士とダリル騎士に苦笑いを見せたアーサー騎士が二人の頭をガシガシと触り声を掛けていた。
「任務が終わった後お前達に酒と甘い物を奢ってやる、元気出せ」
「えっ?本当アーちゃん奢ってくれんの?!」
「やった!アーちゃんなんも無いけど俺の愛受け取って」
「いらん、それよりシェル騎士団長と護衛騎士が来るまで頑張れ私は先に食堂へ行って来る」
「アーちゃん絶対だよ」
「アーちゃん約束だよ」
はあ~っとアーサー騎士はため息を吐いていた。そして振り向き小声で二人の騎士に言った。
「お前達私の服を引っ張るな食堂で待っと言っただろう」
ジョン騎士とダリル騎士はアーサー騎士の騎士服を握り締め「ハハハ」と笑いその時部屋の扉が開きニック騎士が部屋の中から出る姿をメイドのコリンは直ぐに駆け寄り、笑顔でニック騎士の側に寄っていた。
「ニック様、御用は終わったのですか?」
「えっ御用、ですか?ああっ、殿下との会話は終わりました。コリンさんウィル王子がお待ちです中へどうぞ」
「えっ、あ…はいっ」
ニック騎士は扉を開け先に部屋の中へ入るようにメイドのコリンに声を掛けそれだけでもポッと頬を染め部屋の中へ入って行った
「なぁダリル、コリンさん仕事忘れて無いか?ずーっとニック騎士の顔を見てたけど」
「お前も気付いていたのか、俺も見て思った……」
「お前達も仕事忘れているぞ!」
「「ハハハハハ」」
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