冷血王と死神の騎士

うしお

文字の大きさ
14 / 51

14

しおりを挟む
「なかなか楽しめたな。いつまでもつまらないままなら、庭の新しいオブジェとしてここに捨て置くのもよいかと思っていたが、なかなか良い反応だった。これからもそばにおいて、楽しませてもらうとしよう」

王は、ロサリオールの自由を奪っていた剣帯を解くと、二人分の白濁に汚れたロサリオールの頬をゆるりと撫でた。

「……あり、がたき、幸せ……」

ロサリオールは、無言のまま差し出された王の指先に口付け、たっぷりと乗せられていた白濁に舌をのばした。
命令を受けずとも、白濁に塗れた王の指を進んで舐めしゃぶりはじめたロサリオールに、王は満足そうな笑みを浮かべる。
うっかりその笑みを見てしまったロサリオールの背筋を、おぞましいものが駆け抜けていく。

「この短剣は常に持ち歩け。肌身離さず、ベッドの中に入る時も忘れずにな。ああ、それから手入れ用の油を使い切ってしまったからな。新しいものを用意しておけよ。俺がいつでも使えるように備えは怠るな」

「御、……んぐッッ」

返事をしようとした瞬間、いきなり喉奥まで差し込まれてきた王の指にロサリオールが低く呻く。
咄嗟に、口を大きく開いたロサリオールは、王の手を噛むという無礼を働かずに済んだことに感謝しつつ、喉奥のような鍛えようもない急所を、無防備にさらしているいまの状況に怯えてもいた。

「主人の手を噛まなかったな。いい心掛けだ。そのまま最後まで気を抜くなよ。大人しくしていれば、すぐに済ませてやる」

王は、ロサリオールの喉奥に二本の指を咥えさせ、残った指でその顔を掴んで固定した。
深く指を咥えさせられた喉がひくひくと震えている。
ロサリオールは、できるだけそれを刺激しないように鼻で息をしながら、自分を見下ろす王を見上げた。

「力は抜いておけよ」

ロサリオールを見て嗤う王の顔は、恐ろしいほどに綺麗なもので、それを見て美しいと感じることに戸惑うロサリオールの胸をぎゅうっと強く締め上げた。
まるで、大蛇に締め上げられている憐れな獲物のようだった。
ロサリオールは、すべてを受け入れた瞳でそれを見上げ、強ばっていた体から力を抜く。
王は、それを見てさらに笑みを深めると、ロサリオールの後孔に突き刺さっている短剣を引き抜いた。
玉飾りの宝玉と共に押し込まれていた短剣の柄が、ロサリオールの後孔から、体を内側からめくり上げるようにして顔を出す。
ロサリオールの血と手入れ用の油に塗れた短剣の柄は、ぬらぬらと艶めかしく輝いている。

「もっと力を抜け、ロサリオール。これほど強く締め上げていては、柄の宝玉が引っかかって取れないだろう? 名残惜しいのだろうが、交尾の時間は終わりだぞ」

「ぅ、ぐ……ぅ、う゛う゛……ッッ」

抜けかけていた短剣の柄をもう一度深く埋め込まれ、思わず腰を浮かせたロサリオールに、王は喉奥に押し込んだ指先を踊らせて罰を与え、再び短剣を引き抜いた。
喉奥で踊る指先に嘔吐きながらも、王の手を噛まぬよう口を大きく開いたまま堪えるロサリオールの後孔は、王の言葉の通り、名残を惜しむようにしばらく短剣の柄に縋りついていたのだが、ついにはその口を開いて柄を諦めた。
ぽかりと開いた後孔から、短剣と共に引きずり出された玉飾りの宝玉がじゃらじゃらと下に落ちていく音がする。

「安心しろ。そのように惜しまなくとも、またあとで交尾をさせてやる。それまで、これで遊んでいるがいい。お前には小さくて物足りないだろうが、何もないよりはマシだろう?」

王の手によって、再びロサリオールの後孔におさめられた宝玉は、それから夜の帳が降りるまで、長くロサリオールの中にあり続けた。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

敗戦国の王子を犯して拐う

月歌(ツキウタ)
BL
祖国の王に家族を殺された男は一人隣国に逃れた。時が満ち、男は隣国の兵となり祖国に攻め込む。そして男は陥落した城に辿り着く。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

神父様に捧げるセレナーデ

石月煤子
BL
「ところで、そろそろ厳重に閉じられたその足を開いてくれるか」 「足を開くのですか?」 「股開かないと始められないだろうが」 「そ、そうですね、その通りです」 「魔物狩りの報酬はお前自身、そうだろう?」 「…………」 ■俺様最強旅人×健気美人♂神父■

処理中です...