異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!

マーニー

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第40話 地獄のダンスレッスン

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―――ゼェ…ハァ…ゼェ…ハァ…フゥ…ハァ…

ひと言よろしいですか?
『ダンス、なめてました。』

え、え?
わたし毎日縄跳びもしてきたし
庭仕事もやってきたと思うのだけど?
まだ体力足りてないの?

というか、先生がめっっっちゃ
スパルタなんですけどーーー!??

「ニコルお嬢様、大丈夫でございますか?
少々水分をとって、息が整ったらもう一度やってみましょう!」

ニコリと黒い微笑みで佇む目の前の先生は、容赦がない。
本当に心配しているのだろうか。

『クッ……
スラッとしたやさしそうな黒縁メガネイケメンだと思ったのに……』

完全に容姿に騙されてしまった。
実際はちゃんとした鬼教師である。

ちなみに、助けを求めたくても
お母様とお父様は執務でいらっしゃらない。
お兄様は学園に行ってらっしゃる。

残すは近くにいるマリアだが、
「お嬢様!ファイトです!」
と、聖母の微笑みでこちらを見ている。

『ちがうちがう。すでにファイトしたの。』

わたしは心の中でツッコミながらも
息を整える。

それでもまぁ、これだけ踊り狂っても
まだ倒れてないのは素晴らしい進歩だ。

「さぁ、お手を……」

私の息が整った頃を見計らって
甘いマスクでそう手を差し出すイケメン鬼教師。

それにまたまんまと騙され、体力の限界がくるまで熱血指導を受けるわたしであった。
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