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第122話 終わりの始まり
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みなさん。人生とは難しいもので、
自分はこうしたくないこうなりたくないと思っていても、時には思い通りにならない事もありますよね?
―――はい……
いまのわたしがまさにそうです。
「わ、わたくしが学園のご案内の付き添いを…ですか?アルバート殿下。わたくしには恐れ多いかと…ほほほ…」
「ああ。そうだ。おまえなら私の説明の補足も不足なくしてくれるだろう。適任だ。」
始業式のあと教室に戻り、
ホームルームを終え、気配を消そうとしていたら、例の双子様を引き連れたアルバート殿下がやってきたのだ。
そしていま、「案内に付き添ってくれ」と言われている。
……王子、やってくれましたな。
1人では面倒だからと言って、
頼みやすいわたしを巻き込もうとしないでくださいよ。魂胆丸見えですよ。
「ち、ちなみにライラ侯爵令嬢様は…」
「あぁ、真っ先におまえに声をかけた。」
即レスである。断ることなどできまい。
殿下の目からは『頼む。』という強いメッセージも感じ取れる。
隣にはキラキラしい双子様がニコニコとこちらを見ているし…
「そ、そうでしたか。わたくしでよろしければ…大事なお役目をご指名いただき光栄でございます。」
もうそう言うしかなかった。
殿下にはあとで文句のひとつでも言わせていただくとして……
ここはご令嬢らしく、双子様に挨拶を済ませた。
殿下は挨拶が終わったのを見計らって
早速踵を返す。
「…では、殿下方。ご案内いたします。
ニコル嬢、ついてきてくれ。」
いつの世も権力には抗えない。
わたしは錆び付いた人形のようにコクリと頷くと、とびきりの笑顔をつくって殿下方の後について行った。
―――こうして、
隅の方でひっそり過ごすというわたしの作戦は、ものの1時間で終わったのである。
自分はこうしたくないこうなりたくないと思っていても、時には思い通りにならない事もありますよね?
―――はい……
いまのわたしがまさにそうです。
「わ、わたくしが学園のご案内の付き添いを…ですか?アルバート殿下。わたくしには恐れ多いかと…ほほほ…」
「ああ。そうだ。おまえなら私の説明の補足も不足なくしてくれるだろう。適任だ。」
始業式のあと教室に戻り、
ホームルームを終え、気配を消そうとしていたら、例の双子様を引き連れたアルバート殿下がやってきたのだ。
そしていま、「案内に付き添ってくれ」と言われている。
……王子、やってくれましたな。
1人では面倒だからと言って、
頼みやすいわたしを巻き込もうとしないでくださいよ。魂胆丸見えですよ。
「ち、ちなみにライラ侯爵令嬢様は…」
「あぁ、真っ先におまえに声をかけた。」
即レスである。断ることなどできまい。
殿下の目からは『頼む。』という強いメッセージも感じ取れる。
隣にはキラキラしい双子様がニコニコとこちらを見ているし…
「そ、そうでしたか。わたくしでよろしければ…大事なお役目をご指名いただき光栄でございます。」
もうそう言うしかなかった。
殿下にはあとで文句のひとつでも言わせていただくとして……
ここはご令嬢らしく、双子様に挨拶を済ませた。
殿下は挨拶が終わったのを見計らって
早速踵を返す。
「…では、殿下方。ご案内いたします。
ニコル嬢、ついてきてくれ。」
いつの世も権力には抗えない。
わたしは錆び付いた人形のようにコクリと頷くと、とびきりの笑顔をつくって殿下方の後について行った。
―――こうして、
隅の方でひっそり過ごすというわたしの作戦は、ものの1時間で終わったのである。
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