異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!

マーニー

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第123話 終わらない終わりの始まり

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みなさん。
人生というのは、驚きの連続ですよね!
一難去ってまた一難とはよく言いますが…
またもや、いまのわたしはその状況です。

―――遡ること10分前。

午前中、アルバート殿下と共に学園の案内を済ませ、無事に教室までたどり着いたわたしは、生気を失っていた。

時計を見ると、
ちょうどお昼休みに入ったところだったので
颯爽とランチをしに姿を消したく、
ライラ様を必死に探していたところだった。

『やった…終わった…開放される。高貴な空気に耐えられない。ライラ様、ライラ様はどこ……』

そこに現れたのがまたアルバート殿下。
至極当然かの如く
「サロンをとった。オリバーもいる。おまえも一緒にランチをするから来い。」
と信じられないことを言い出したのだ。

ふとその後ろを見ると、
やはりキラキラした笑顔でこちらを見ている双子様たちがいる。

「そ、それはそれは。大変光栄ではありますが、ご一緒するのはさすがに恐れ多いかと。あの……ライラ様は?」
(こんなイチ伯爵令嬢じゃなくて、侯爵令嬢様の方がご友人候補に適任でしょう)

「いや、先程案内を一緒にしてくれたおまえの方が殿下方も安心であろう。」
(ライラ嬢がこの光に耐えられるわけが無いだろう。もう一役かってくれ、頼む)

「オリバー様もいらっしゃるのですね!」
(それならメンツは充分でしょう)

「あぁ。一緒だ。では、行くぞ。」
(場が持つわけないだろう、行くぞ)

しっかりと殿下と心の会話ができるのはなぜだろう。
それよりも、いつわたしはこの状況から抜け出せるのだろう。

この時、
前世の時に"悪夢が延々とループされる"というホラー映画を見たことがあったが、
ふとそれを思い出した。

『この大陸イチの帝国の皇子と皇女。
よく考えてみれば、同じ歳の子供ではないか。わたしは本当は22歳だったんだぞ。
怖いものはないさ。陛下とのティータイムを思い出すんだ……』

人間、追い詰められると急に悟りを開くものである。

もう今日は"無事に家に帰る"ということだけを目標にすることにし、
わたしはおとなしくロイヤル集団の後について行くことにした。


―――その後……
ランチも無事に終えることができたのだが、
正直会話の内容もほとんど覚えていないし
料理の味も覚えてはいなかった。
ついでに顔の筋肉が痛すぎたので、ずっと笑顔だったのであろう。

とはいえ、帰る時には双子様たちが声をかけてくれ、少し心を開いてくれたようだったので、それなりに上手くやったのだと思われる…

家に着いたわたしは、すぐに爆睡した。
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