異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!

マーニー

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第151話 家族旅行のおわり

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―――しまった…やり過ぎた…

食の市場に来たわたしは、
予想以上に買い込み過ぎてしまっていた。

この地でしか手に入らない岩塩やハーブソルト、美味しさ段違いの魚介類、
出汁にもってこいの海藻類を見てたら止まらなくて…
(侍従のみんなには、パイナップルの瓶詰めをお土産として買った)

ついでに、脇の小路で素敵なボトルシップと風景画を売ってるお土産屋さんもみつけたから記念にそれも買ってしまったし、
他にも素敵なポストカードや便箋、白の可愛い陶器も買ってしまった。

これに関しては、偶然出会ったそのお店が素敵すぎたのが悪いということにする。

普段めったにお金を使わないので、
お父様とお母様はとても嬉しそうにしてたけど…

『まぁ、旅行に来たんだから、たまにはいいよね!』と気を取り直す。


―――こうして各々ショッピングを終え…
別荘に戻ったあとはひと休憩。

そしてしばらくしたらまた水着に着替えて、
家族みんなで海へダイブ!

最終日を余すことなく楽しむぞと言わんばかりに思う存分泳ぎ、はしゃいだ後…

ついにお父様とお母様とお兄様を、カイと2人で砂浜に埋める作業に入った。

最初は3人とも不安がっていたが、その内
「「「あったかい…気持ちいい…」」」と
おとなしく埋もれながらされるがままになっていた。

わたしは最後にせっせとカイも埋めて、
仕上げに、横並びになった4人の周りを木の枝で大きなハートを描き囲った。

『かわいい!すばらしい!芸術だ!』

誰もこんなに美しい人々が砂に埋もれているだなんて思いもしないだろう。
土から発光が漏れていて、埋蔵金だと勘違いされてもおかしくはない。


―――こうして…
ひとしきり遊び切ったわたしたちは、
隠れ家的レストランに行き、この旅行最後の美味しい夜ご飯を楽しんだ。
帰り際の店長さんの寂しそうな顔が忘れられない。

最後にひと言「店長さんの仲の良い商人さんは、きっとわたしの知り合いなのでお手紙を渡してもらえるように頼んでおきます」と伝えたら、とてもびっくりしていたっけ!


『……荷物もよし、忘れ物なし、出しておくのは明日着る物だけ!』

家に着いて荷物の最終確認がおわり、
ベッドに入ったあとも
興奮状態でなかなか寝付く事が出来なかった。

振り返ってみると
初めての家族旅行はあっという間で、
本当にたのしかった。

侍従や護衛たちも一緒に楽しめたし、
みんなの新しい一面を見ることができたし、
暴露大会では胸キュンや感動もあった。

(あれからロンとニナの距離感はグッと縮まっていてニヤケが止まらない)

店長さんやトルマとの新しい出会いもあったし、美しい景色も楽しめた。

『この夏は本当に濃かったなぁ…』


―――そんなこんなで…
いつの間にか爆睡していて気がつけば翌日。

馬車に乗り込み、
屋敷に向かって出発したわたしたちは
その後も順調に帰路につくことができ、
楽しかった夏休みは終わりを迎えた。
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