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第153話 トルマからのプレゼント
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―――夏休み最終日の昼下がり。
わたしは部屋でひとり、テーブルの上にある
四角い包装を眺めていた。
「手紙の内容は明日学園でミラ様とエマ様に解読を手伝ってもらうとして…
まずはプレゼントを開けてみようかな。」
そう…わたしがいままで眺めていたのは、
先日グリタ島で出会った謎の美少年"トルマ"からもらったプレゼントである。
ちなみに手紙は一度目を通して見たが、
やっぱり何が書いてあるのかは全然分からなかった。
アルル語の本を急に手に入れようとしては屋敷の者に怪しまれるだろうから、
明日図書館でこっそり本を借りて、友人の協力を得ながら解読する予定だ。
ということで、
ひとまず先にプレゼントを開封してみようじゃないか!
『包装紙が綺麗だから…そーっと外して包装紙コレクションの引き出しにしまって…っと。』
裕福な伯爵令嬢に転生しようが貧乏性はなかなか抜けない。
いままで色んな方にもらったプレゼントを纏っていた綺麗な包装紙たちも、実はちゃんとコレクションしている。
包装紙を外し終えると、中から
白く綺麗に塗装された木箱が現れた。
金縁と金の金具がオシャレで高級感がある。
『綺麗な入れ物…』
少し緊張しながらいよいよ箱の蓋を開けてみる。
―――カタッ…
「わぁぁぁ……すごく……綺麗。」
蓋を開けてみるとそこには、
可愛らしいネックレスが入っていた。
キラキラと輝く貝殻型のペンダントトップ。
その中はオイルキーホルダーのようになっていて、
上下に傾けてみると、白い砂浜をイメージさせる細かな宝石の欠片がプカプカと移動した。
それを手に取り、窓から入る光に照らしてみると、キラキラと反射した。
グリタ島の浜辺でトルマと一緒に黙々と貝殻を拾ったあの時の光景が蘇り、フッと笑みがこぼれる。
あの時の思い出の象徴なのか、
はたまたわたしが相当貝殻好きに見えたのかは分からないが、きっと探し回ってくれたに違いない。
『せっかく仲良くなったのに…文通友達になれるように、住所でも書いておけばよかったかなぁ…』
たまたま出会っただけだから住所を伝えないのは当然ではあるけど、これっきりになってしまったことを少し悔やんだ。
いつまた会えるかも分からない、
もう会えないかもしれない、
たった数時間だけ一緒に過ごした異国の友達。
あの時間を思い出しながら
そっとペンダントを自分で着け、
秘密の思い出を隠すようにワンピースの下におさめた。
わたしは部屋でひとり、テーブルの上にある
四角い包装を眺めていた。
「手紙の内容は明日学園でミラ様とエマ様に解読を手伝ってもらうとして…
まずはプレゼントを開けてみようかな。」
そう…わたしがいままで眺めていたのは、
先日グリタ島で出会った謎の美少年"トルマ"からもらったプレゼントである。
ちなみに手紙は一度目を通して見たが、
やっぱり何が書いてあるのかは全然分からなかった。
アルル語の本を急に手に入れようとしては屋敷の者に怪しまれるだろうから、
明日図書館でこっそり本を借りて、友人の協力を得ながら解読する予定だ。
ということで、
ひとまず先にプレゼントを開封してみようじゃないか!
『包装紙が綺麗だから…そーっと外して包装紙コレクションの引き出しにしまって…っと。』
裕福な伯爵令嬢に転生しようが貧乏性はなかなか抜けない。
いままで色んな方にもらったプレゼントを纏っていた綺麗な包装紙たちも、実はちゃんとコレクションしている。
包装紙を外し終えると、中から
白く綺麗に塗装された木箱が現れた。
金縁と金の金具がオシャレで高級感がある。
『綺麗な入れ物…』
少し緊張しながらいよいよ箱の蓋を開けてみる。
―――カタッ…
「わぁぁぁ……すごく……綺麗。」
蓋を開けてみるとそこには、
可愛らしいネックレスが入っていた。
キラキラと輝く貝殻型のペンダントトップ。
その中はオイルキーホルダーのようになっていて、
上下に傾けてみると、白い砂浜をイメージさせる細かな宝石の欠片がプカプカと移動した。
それを手に取り、窓から入る光に照らしてみると、キラキラと反射した。
グリタ島の浜辺でトルマと一緒に黙々と貝殻を拾ったあの時の光景が蘇り、フッと笑みがこぼれる。
あの時の思い出の象徴なのか、
はたまたわたしが相当貝殻好きに見えたのかは分からないが、きっと探し回ってくれたに違いない。
『せっかく仲良くなったのに…文通友達になれるように、住所でも書いておけばよかったかなぁ…』
たまたま出会っただけだから住所を伝えないのは当然ではあるけど、これっきりになってしまったことを少し悔やんだ。
いつまた会えるかも分からない、
もう会えないかもしれない、
たった数時間だけ一緒に過ごした異国の友達。
あの時間を思い出しながら
そっとペンダントを自分で着け、
秘密の思い出を隠すようにワンピースの下におさめた。
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