異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!

マーニー

文字の大きさ
155 / 171

第155話 夏休みのお土産

しおりを挟む
―――そしてついに。
やって来ました!
お待ちかねのランチタイム!

カフェテリアで注文した料理が運ばれてきたので、いま現在みんなで楽しく食事中である。


…どうやらカレン様とミラ様は、
成人の儀が間近に控えているため
夏休みの間その最終準備に追われていたそうだ。

『2人とも秋生まれだから、たしかにそうだよなぁ…』

夏休みを謳歌しきれなかったため、
2人は少し残念そうにしていた。

ふと、同じく秋生まれであるお兄様の成人の儀を思い出す。
お兄様も衣装やらリハーサルやらパーティーの準備やらいろいろ大変そうだったけど…
女性はもっと大変なものなのだろう。

しかしこんなにめでたい事は無い!
そして2人がもう成人されるのかと思うとなんだか感慨深い…

オリバー様に関しては、
暑い夏が苦手なようで(でしょうな)
ほとんど屋敷にこもり冷風魔道具で涼みながら研究に励んでいたようだった。

「気づいたら…休みが終わってた…」

と言っていたので、
研究熱心すぎて少し心配になった。
まぁ、相変わらず天使の輝きなので大丈夫なんだろうけど…

ちなみにアンナ様はなんと!
この夏、物凄いことを成されていた。
実は前々からこっそり相談は受けていたのだが、アクセサリーのブランドを立ち上げたのだ。

ご令嬢で商売をしているのはわたしくらいだったので、「ニコル様のように、わたくしも自分で作品を生み出し広めたいのです!」と打ち明けてくれて、それからずっとアクセサリーなどの小物づくりと販売について勉強されていた。

そんなこともあって、
商人ギルドへの口利きや細工職人探し、販路について少々協力させてもらったのだ。

可愛らしく大人しい見た目とは裏腹に、
夢や目標に向かって突き進むかっこいい一面がある。

アンナ様はほんとうにデザインの才能があるので、世に販売されるのは嬉しい!


―――こうして…
みんなと夏休みトークを楽しんだあとは、
お土産交換の時間。

殿下とエマ様とニック様からは、
グレートカナル帝国の名産品である高級な紅茶の茶葉とネロリの香油、かわいらしい飴の瓶詰めをいただいた。

ついでにしっかり、紅茶のお菓子とネロリの香りの美容グッズを所望されましたよ。
これはお土産というより材料なのでは…

ライラ様からは、
避暑地の名産品である森の香りのサシェと
森の精霊の加護付きと噂高いお守り石をいただいた。

ちなみに精霊は、聖女様クラスでないと目に見えないという噂だ。
精霊がいるという事実だけでワクテカですよこっちは!

そしてアンナ様からは、
この度販売することになった商品のひとつであるピンバッチをいただいた。

上品でユニセックスなデザインだし、制服やバッグにもつけられるのでみんな喜んだ。

最後にわたしからも、
女子にはアクアマリンのイヤリング、
男子にはターコイズのミサンガ風ブレスレット、全員にカモメの刺繍入りハンカチを渡した。

海街ならではのデザインを大層気に入ってもらえてホッとした。
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。 強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。 ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~

鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。 そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。 そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。  「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」 オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く! ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。 いざ……はじまり、はじまり……。 ※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分

かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。 前世の分も幸せに暮らします! 平成30年3月26日完結しました。 番外編、書くかもです。 5月9日、番外編追加しました。 小説家になろう様でも公開してます。 エブリスタ様でも公開してます。

異世界に転生したら?(改)

まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。 そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。 物語はまさに、その時に起きる! 横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。 そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。 ◇ 5年前の作品の改稿板になります。 少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。 生暖かい目で見て下されば幸いです。

『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~

チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!? 魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで! 心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく-- 美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!

貧乏育ちの私が転生したらお姫様になっていましたが、貧乏王国だったのでスローライフをしながらお金を稼ぐべく姫が自らキリキリ働きます!

Levi
ファンタジー
前世は日本で超絶貧乏家庭に育った美樹は、ひょんなことから異世界で覚醒。そして姫として生まれ変わっているのを知ったけど、その国は超絶貧乏王国。 美樹は貧乏生活でのノウハウで王国を救おうと心に決めた! ※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています

処理中です...