おとぎ話の悪役令嬢のとある日常（番外編）

登場人物参考書

帽子屋

■Alice（アリス）：テリーの友人
本名：アリーチェ・ラビッツ・クロック
生まれつき注意欠陥多動性障害（ＡＤＨＤ）を患っている少女。
普段は活発で明るいが、心が傷つきやすく、友人と笑い合っていても鬱になり自身を傷つける癖を持っている。酷い時は自殺未遂を起こすため、姉のカトレアが見張っている。忘れっぽく、腕は不器用だが、天才的な帽子のデザインを考える才能を持つ。
一度目の世界において、殺人犯となり投獄された際にジャックに救われ死亡。幸せな悪夢の世界を永遠に彷徨うことになった。
二度目の世界において、テリーが事件の真相を暴いたため、帽子の見習いデザイナーとして修業を積むことになる。
テリーの理解者であり、テリーもまたアリスの理解者であり、親友として心を支え合っている。

35年後の死を望むが、アリスが36年後も生きる気があるかもしれない描写も残されている（第五章前編参照）。


■カトレア：アリスの姉
美人なアリスの姉。
美人で優しいが故に、アリスからは劣等感を持たれている。
ダイアンという恋人がいたが、五章目の事件で破局した。


■マッド：アリスの父
『エターナル・ティー・パーティー』という帽子屋を営んでいるアリスとカトレアの父親。娘達を愛しており、素敵な帽子を作る腕はあるが、アリスのデザインした帽子は複雑すぎて作れないため、頭を悩ませている。


■ガット
ガット・チェシャ・ヒューバーソン。
帽子の製作会社を営んでいる社長。
アリスの帽子のデザインのノートを目撃して以来、執着的にアリスにつきまとう。エターナル・ティー・パーティーの常連であり、後にアリスを側に置き、帽子の勉強をさせる上司の立場となる。