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閑話
〈閑話〉サマニアンズ 2
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〔サマニアンズ〕トンガ視点
王都を出てから四週間、天候にも恵まれたおかげで 予定通りにメネクセス王国に到着することが出来た。
時期によっては嵐のせいで何週間も船が出せなくなることもあるらしい。
冒険者なら 陸路を選ぶことになるだろうが、港町で待つことになる人の方が多いらしい。
僕たちが到着したのはニライハートという港町だった。
この町に来るまでに驚いたのは 噂で聞いていただけの神国の島が直ぐ近くにあった事だろう。
島の一部は突き出していて 大陸との間が非常に狭くなっている。
とはいえ橋を架けたり泳げるような距離ではないけど 大型の魔魚が入り込むには狭いというレベル。
なので その場所からニライハートに船で行き来が出来るんだって。
それもあって 港町には神国の住民っぽい人がチラホラいたんだよね。
みんな真っ白な袋みたいなのを被ってるから 直ぐに神国の人だって分かるんだって。
まだ土の季節とはいえ ここは南側だからか 結構温かい。
今はまだいいかもしれないけど 水の季節にあんな格好だったら 暑くて死にそうだけど大丈夫なのかな。
ヴィオが見たらなんて言うかな。
「あれだ、前に魔道具ダンジョンで出た “つめたくなーる” あれをぶら下げてたら大丈夫とか言うんじゃね?」
ルンガの答えに皆が笑う。
確かに言いそうだね。ヴィオは元気にしてるかな?
真っすぐ帰っていたら もう到着しているかもしれないけど、あの二人の事だから寄り道しているかもしれないね。
「とりあえずギルドに寄って 到着の手紙を出す。今日はこのまま町に泊まって明日から移動するぞ。ここは余所者も多くいる町だから、このあとニレイアという町で武器の補修などで数日間滞在する予定だ」
テリューの言葉に皆が頷く。
そうだね、ここまでの船旅で見かけた色々を クルトが絵に描いてくれているし、僕たちも伝えたいことが沢山ある。父さんからは 儂にはないんか?とか言われるかもしれないけど、きっと二人で楽しんでくれるだろう。
随分分厚い封筒に ギルド職員の人から「宛先は用紙ごとに書いてますか?」と確認された。
転送代は ひとつにつき10ナイルかかるから 同じ場所に数名分の手紙を送る時には ひとつの封筒に数人分纏めて入れることが殆どだ。
その場合は 中に入れた手紙に 其々の宛先を書いていないと その相手に届かないから その心配をされているのだろう。
「大丈夫です」
封筒の中身は妹宛の手紙しかないから 表書きの宛先だけで大丈夫だ。ああ、ギルマスたちへの手紙もあるけど、それは中身の確認で必ずチェックされるはずだからいいかな。
次の滞在先となるニレイアの情報だけ書き足して提出した。
銀貨1枚を支払って ギルドを出る。
ニレイアという町をテリューが選んだのは この港町から川船で直行できるからだった。
ヴィオの親父さんが育った町と大きな湖の二カ所から流れる川は 僕たちがいた港町と ヘイランという小さな国に流れている。
ニレイアという町は その川が交差する場所だそうだ。
「ヘイランってところに船は停泊しなかったよね?」
「あ~、ヘイランは メネクセス王国で大流行した流行病の発生源だった国でな、他国からも嫌がられてっから あの大型船は停泊しないんだよ。
小せえ船なら行き来はあると思うけど、色んな国に出入りするような船は 流行病を乗せられても困るってんで あの場所は 風魔法でスピード上げて進んでるらしいぞ」
そういえば この港町に入る前は 随分スピードが上がったと思ってたけど そういう理由があったんだね。地図で見たヘイランは メネクセス王国の一部といえるくらいの小さな国で、他国からの荷物が入ってこなくなれば やっていけないのではないかと思うけど、まあ たかが冒険者の僕がそんな事を心配する理由も無いか。
一応ヘイランという国の情報は集めておいた方が良さそうだけど、関わるのは止めておこう。
リズモーニで乗った川船より小さな船で ニレイアという町まで向かった。
「うわ~!凄いな!!!」
「これは圧巻だね!」
ニレイアという町は 想像以上に凄い町だった。
川が交差するという事は それだけ人も荷物も多く運び入れることができる場所という事でもある。
川が十文字に交差している中央には 大きな浮島があり 一定方向に船は進むよう先導されていた。
川岸はかなり広く石畳の道が整備されており 荷車を運ぶ人たちがせわしなく動き回っている。
「あのあたりに立ち並んでいる建物は 商会の倉庫が多いぞ。建物の色で分けてるらしくてな、前に聞いたけど忘れた」
茶色、黄色、橙色、緑色、青色、水色 と色とりどりの建物が並ぶ様は 雑貨屋のようで生活感はないけど見ている分には面白い。
「これ、ヴィオが見たら興奮すっだろうな」
確かに、普段は勇ましいけど可愛い物は結構好きだから きっとこの街並みを見れば興奮するだろう。
ギルドに行けば 僕たちと 〔土竜の盾〕に手紙が届いていた。
ギルドの会議室を借りて 全員で手紙を確認する。
「あ~、まじか……」
まずは〔土竜の盾〕に届いた手紙をテリューが確認しているのを見届けているんだけど、読み始めて直ぐに 頭を抱えているのはどうしたのだろうか。
「俺らがウミユで例の奴らのアジトに乗り込んだのは言っただろ?」
それは聞いた。毒薬で自害したんだったよな。
ヴィオはその後の遺体の処理などが大変だったんじゃないかと心配していたけど、宿に乗り込む時点で気配隠蔽をかけていたオトマンたちだ。
自害された後 遺体はマジックバックに入れられ ダンジョンの途中で廃棄したと聞いた。
宿からすれば 残っていた一人は夜逃げしたと思っただろうけど、荷物の中にあった現金をテーブルの上に置いてきたというから まあ損はしていないだろう。
「残りの二人は 雇い主の侯爵んところに戻ったと思ってたけど どうやら違ったらしい」
「というと?」
どうやらテリューたちは 消えた二人から 残っていた一人に向け手紙が来る可能性を考えていたらしい。商業ギルドのカードをヘイジョーに送ったのも それが理由のひとつだったみたい。
「ヘイジョーから ウミユの商業ギルドに連絡してもらってな、あの偽造カードの奴宛の手紙が来たら ヘイジョーに送るように依頼してたんだ。
通常ならそんな事出来ないけど そこはギルマスからフィルに働きかけたんだろうな。
国王の印ありで逃亡犯の足取りを捕まえるためって手紙を送ったらしい」
それは ウミユのギルドも驚いただろうね。
けど、そうなってくると国の問題になったりはしないのだろうか。
「どうだろうな……。
ウミユのギルドが報告してるかもしれねえし、手紙さえ渡せば国と関わらないですむならそれでいいと思って報告してねえかもしれねえ。
けど 手紙は届いてヘイジョーに送られてっから 後のことはフィルがどうにかすんだろ」
まあ 確かに僕たちが今どうこう出来るような問題ではないね。
ヘイジョーに届いた手紙は 居なくなった二人からのものだったらしく、その内容はちょっと看過できないものだった。
「プレーサマ辺境伯領地に行くって事は 残りの二人はまだヴィオの事を狙ってるって事?」
「だろうな、まさか 俺もそっちに向かうとは思ってなかった」
〈プレーサマ辺境伯領地で落とし物を見つけた相手と合流できそうだから あなたも早くこちらに来て欲しい。商品を待っているお客様にも 時間が掛かることは伝えてあるから大丈夫〉
「これってそのままの意味じゃないよね?」
「ええ、検閲が入っても問題ないように隠語だと思うわ。ヘイジョーに届いた時点で開封されてたらしいから ウミユのギルドで確認はされてるんでしょうね。
きっとこの内容だったから 問題ないって判断されて送られた可能性は高そうよね」
辺境伯領地に行くことは間違いないんだろうけど、この落とし物を見つけた相手ってのは気になるな。
多分商品っていうのは腹が立つけどヴィオの事だろう。
「とりあえず サマニア村には注意喚起をするように連絡をしておこう」
「そうだね、あ!そういえば僕らにも手紙が来てるんだよね。ちょっと見てみる」
王都を出てから四週間、天候にも恵まれたおかげで 予定通りにメネクセス王国に到着することが出来た。
時期によっては嵐のせいで何週間も船が出せなくなることもあるらしい。
冒険者なら 陸路を選ぶことになるだろうが、港町で待つことになる人の方が多いらしい。
僕たちが到着したのはニライハートという港町だった。
この町に来るまでに驚いたのは 噂で聞いていただけの神国の島が直ぐ近くにあった事だろう。
島の一部は突き出していて 大陸との間が非常に狭くなっている。
とはいえ橋を架けたり泳げるような距離ではないけど 大型の魔魚が入り込むには狭いというレベル。
なので その場所からニライハートに船で行き来が出来るんだって。
それもあって 港町には神国の住民っぽい人がチラホラいたんだよね。
みんな真っ白な袋みたいなのを被ってるから 直ぐに神国の人だって分かるんだって。
まだ土の季節とはいえ ここは南側だからか 結構温かい。
今はまだいいかもしれないけど 水の季節にあんな格好だったら 暑くて死にそうだけど大丈夫なのかな。
ヴィオが見たらなんて言うかな。
「あれだ、前に魔道具ダンジョンで出た “つめたくなーる” あれをぶら下げてたら大丈夫とか言うんじゃね?」
ルンガの答えに皆が笑う。
確かに言いそうだね。ヴィオは元気にしてるかな?
真っすぐ帰っていたら もう到着しているかもしれないけど、あの二人の事だから寄り道しているかもしれないね。
「とりあえずギルドに寄って 到着の手紙を出す。今日はこのまま町に泊まって明日から移動するぞ。ここは余所者も多くいる町だから、このあとニレイアという町で武器の補修などで数日間滞在する予定だ」
テリューの言葉に皆が頷く。
そうだね、ここまでの船旅で見かけた色々を クルトが絵に描いてくれているし、僕たちも伝えたいことが沢山ある。父さんからは 儂にはないんか?とか言われるかもしれないけど、きっと二人で楽しんでくれるだろう。
随分分厚い封筒に ギルド職員の人から「宛先は用紙ごとに書いてますか?」と確認された。
転送代は ひとつにつき10ナイルかかるから 同じ場所に数名分の手紙を送る時には ひとつの封筒に数人分纏めて入れることが殆どだ。
その場合は 中に入れた手紙に 其々の宛先を書いていないと その相手に届かないから その心配をされているのだろう。
「大丈夫です」
封筒の中身は妹宛の手紙しかないから 表書きの宛先だけで大丈夫だ。ああ、ギルマスたちへの手紙もあるけど、それは中身の確認で必ずチェックされるはずだからいいかな。
次の滞在先となるニレイアの情報だけ書き足して提出した。
銀貨1枚を支払って ギルドを出る。
ニレイアという町をテリューが選んだのは この港町から川船で直行できるからだった。
ヴィオの親父さんが育った町と大きな湖の二カ所から流れる川は 僕たちがいた港町と ヘイランという小さな国に流れている。
ニレイアという町は その川が交差する場所だそうだ。
「ヘイランってところに船は停泊しなかったよね?」
「あ~、ヘイランは メネクセス王国で大流行した流行病の発生源だった国でな、他国からも嫌がられてっから あの大型船は停泊しないんだよ。
小せえ船なら行き来はあると思うけど、色んな国に出入りするような船は 流行病を乗せられても困るってんで あの場所は 風魔法でスピード上げて進んでるらしいぞ」
そういえば この港町に入る前は 随分スピードが上がったと思ってたけど そういう理由があったんだね。地図で見たヘイランは メネクセス王国の一部といえるくらいの小さな国で、他国からの荷物が入ってこなくなれば やっていけないのではないかと思うけど、まあ たかが冒険者の僕がそんな事を心配する理由も無いか。
一応ヘイランという国の情報は集めておいた方が良さそうだけど、関わるのは止めておこう。
リズモーニで乗った川船より小さな船で ニレイアという町まで向かった。
「うわ~!凄いな!!!」
「これは圧巻だね!」
ニレイアという町は 想像以上に凄い町だった。
川が交差するという事は それだけ人も荷物も多く運び入れることができる場所という事でもある。
川が十文字に交差している中央には 大きな浮島があり 一定方向に船は進むよう先導されていた。
川岸はかなり広く石畳の道が整備されており 荷車を運ぶ人たちがせわしなく動き回っている。
「あのあたりに立ち並んでいる建物は 商会の倉庫が多いぞ。建物の色で分けてるらしくてな、前に聞いたけど忘れた」
茶色、黄色、橙色、緑色、青色、水色 と色とりどりの建物が並ぶ様は 雑貨屋のようで生活感はないけど見ている分には面白い。
「これ、ヴィオが見たら興奮すっだろうな」
確かに、普段は勇ましいけど可愛い物は結構好きだから きっとこの街並みを見れば興奮するだろう。
ギルドに行けば 僕たちと 〔土竜の盾〕に手紙が届いていた。
ギルドの会議室を借りて 全員で手紙を確認する。
「あ~、まじか……」
まずは〔土竜の盾〕に届いた手紙をテリューが確認しているのを見届けているんだけど、読み始めて直ぐに 頭を抱えているのはどうしたのだろうか。
「俺らがウミユで例の奴らのアジトに乗り込んだのは言っただろ?」
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ヴィオはその後の遺体の処理などが大変だったんじゃないかと心配していたけど、宿に乗り込む時点で気配隠蔽をかけていたオトマンたちだ。
自害された後 遺体はマジックバックに入れられ ダンジョンの途中で廃棄したと聞いた。
宿からすれば 残っていた一人は夜逃げしたと思っただろうけど、荷物の中にあった現金をテーブルの上に置いてきたというから まあ損はしていないだろう。
「残りの二人は 雇い主の侯爵んところに戻ったと思ってたけど どうやら違ったらしい」
「というと?」
どうやらテリューたちは 消えた二人から 残っていた一人に向け手紙が来る可能性を考えていたらしい。商業ギルドのカードをヘイジョーに送ったのも それが理由のひとつだったみたい。
「ヘイジョーから ウミユの商業ギルドに連絡してもらってな、あの偽造カードの奴宛の手紙が来たら ヘイジョーに送るように依頼してたんだ。
通常ならそんな事出来ないけど そこはギルマスからフィルに働きかけたんだろうな。
国王の印ありで逃亡犯の足取りを捕まえるためって手紙を送ったらしい」
それは ウミユのギルドも驚いただろうね。
けど、そうなってくると国の問題になったりはしないのだろうか。
「どうだろうな……。
ウミユのギルドが報告してるかもしれねえし、手紙さえ渡せば国と関わらないですむならそれでいいと思って報告してねえかもしれねえ。
けど 手紙は届いてヘイジョーに送られてっから 後のことはフィルがどうにかすんだろ」
まあ 確かに僕たちが今どうこう出来るような問題ではないね。
ヘイジョーに届いた手紙は 居なくなった二人からのものだったらしく、その内容はちょっと看過できないものだった。
「プレーサマ辺境伯領地に行くって事は 残りの二人はまだヴィオの事を狙ってるって事?」
「だろうな、まさか 俺もそっちに向かうとは思ってなかった」
〈プレーサマ辺境伯領地で落とし物を見つけた相手と合流できそうだから あなたも早くこちらに来て欲しい。商品を待っているお客様にも 時間が掛かることは伝えてあるから大丈夫〉
「これってそのままの意味じゃないよね?」
「ええ、検閲が入っても問題ないように隠語だと思うわ。ヘイジョーに届いた時点で開封されてたらしいから ウミユのギルドで確認はされてるんでしょうね。
きっとこの内容だったから 問題ないって判断されて送られた可能性は高そうよね」
辺境伯領地に行くことは間違いないんだろうけど、この落とし物を見つけた相手ってのは気になるな。
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