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⑨羽化−1
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部屋に散乱する紙の束を見て、駒は嘆息を吐いた。
(昨日、片付けたばかりなのに僅か一日でこれか)
彼は料理は全く出来ないし洗濯だって下手くそでどうにも生活力の乏しい男だが掃除だけは几帳面にしていたのに、と駒はその変わりように呆れ驚く。
こんこんと湧き上がる趣向やら構図やらに手が止まらず、次から次へと考えを絵に起こしていく。それをほぼ一晩中やっているのだから、一体に彼の神経はどうなっているのだと思う。
「信乃さん、そろそろ食事にしませんか?」
駒は茶を淹れて、何とか空いた場所を確保して持ってきた弁当を広げた。
「んー……」
信乃は丁度切りの良いところだったのか一応の生返事を返して来た。
大概はこちらの言葉など右から左へと素通りで、食事どころか水分を摂るのさえも忘れている事が多い彼にしてはまずまずだ。
(天才と何とかは紙一重って、こういう人を言うんだな)
尤も、役者にしたって変わり者が多いから駒も慣れてはいる。寧ろ彦十朗のような他人に気遣いの出来る役者の方が稀なくらいだ。
(彦十朗兄さんは困ってないかしら)
駒は舞台と稽古の合間に彦十朗の付き人も務めていたのだが、今は蓮治に頼まれて信乃の面倒を見ている。それは善一の作った弁当を取りに行く役目も含まれていて嬉しいのだけど、彦十朗の事を忘れてしまった訳では無い。
『こま、これもお食べ』
甘いものが好きな駒に戴き物の菓子をよくくれた。
駒は白くて良い匂いのする彦十朗の手が大好きで、その手で口元を拭われると恥ずかしくて嬉しくて消えてしまいたくなった。
綺麗で優しくて良い匂いがする砂糖漬けの菫の花のような人。
彼の側にいられることが何よりも嬉しかった。
「兄さん…………」
呟いてそっと指先に口付ける駒に、信乃がガリガリと頭を掻きながら訊ねる。
「お前、彦十朗の事が好きなの?」
「わっ! えっ、えっ、えぇっ!?」
慌てて挙動不審になる駒に信乃はどうでもいいんだけど、と着物の合わせに手を突っ込みながら首を傾げる。
「あんまし崇拝してるとさ、相手のありのままの姿が見えなくなるぞ」
そう言うと信乃は箸を取って弁当をバクバクと食べ出した。
好きなものだけをきっちりと選んで食べる男を見ながら、駒はそんなんじゃない、と心の中で言い返した。
(そんなんじゃない、兄さんは俺の先生だもの。先生で兄で恩人で……それだけだもの)
変な事を言わないで欲しい。兄さんの側にいる事が出来なくなる、と駒は信乃の忠告から目を逸らせた。
「あ、善一のクソバカヤロウに、この座布団みてぇなのはいらないって言っといてくれ。味は悪かないけど、この布を食ってるみたいなのはどうにもいけねぇ。堪忍してくれ」
「分かりました」
駒は苦笑と共に頷いた。
信乃は好き嫌いは多いがどうしても嫌だと拒絶するものは意外と少ない。どうやら乾物全般が苦手らしいが、中でも高野豆腐は極め付けに苦手のようだ。
美味しいのになぁ、と甘いだし汁をたっぷりと含んだそれを駒は目を細めて口に入れた。
「あ、明日は僕は来られませんので、代わりに三津弥さんがお弁当を持ってきて下さるそうですよ」
「そんなの小僧にでもやらせろよ」
料亭の若旦那が何をやってる、忙しいだろうにとぶつぶつ言う信乃に駒が胸を張って言う。
「あなたにきちんと食事を摂らせるのは至難の業ですからね、下手な人には任せられませんよ」
「俺はガキじゃねぇ!」
噛み付いてきた信乃に駒が切り札を出す。
「だったら喜多屋の旦那をお呼びしましょうか? ちゃんと眠っているのか、随分と心配されていましたよ?」
「いい加減にしちくれ。あいつは昔っから心配性過ぎるんだよ」
「昔っから……あの、いつからのお付き合いか訊いてもいいですか?」
「お付き合いじゃねぇ!」
腐れ縁だ知人だと喚いてから信乃は億劫そうに話し始めた。
出逢ったのは十一か二か。江戸の黄昏、夜明け前夜って奴で酷く物騒な時代だった。
俺ぁこんな顔をしているという理由だけで殺されそうになったし、蓮治は裕福な大店だというだけで家を官軍に襲われた。
お互いに危ない処をある人に救われて、その時はちらりと顔を合わせただけで言葉を交わしはしなかった。
次に出逢ったのはその三年後で、俺は師匠の使いでその人の家に注文された道具を収めに行った。蓮治は茶を習いに通っていて――その人は有名な茶人でもあったから――事もあろうに、あいつぁ師匠の作品に文句をつけやがった。
『同じような意匠ばかりですね』
『はぁあ!? ふざっけんな、こっちは客の要望で作ってんだっての!』
『期待以上のものは作れないって事?』
『なんだと? もういっぺん言ってみな、その生意気な口を潰してやらぁ!』
危うく取っ組み合いを始めるところだった俺達を、あの人――先生が止めた。そしてある意味では唆した。
『蓮治ちゃん、信乃ちゃんに硯箱を注文してみたらどうだい?』
『子供に?』
吃驚した顔で子供呼ばわりをされて、怒って聞いてみれば奴も同じ歳だと言う。お前も子供じゃねぇかと言ったらおやおやと笑われた。
『子ども扱いして貰えたのは久し振りだよ。新鮮だな』
いや本当に昔からムカつく奴だったんだ。でもまぁそんなんでも客は客だからな、俺は注文の内容をよく聞き取って硯箱を作り上げた。
『ははぁ、可愛いじゃないか』
奴の言う『可愛い』という感覚はよく分からなかったけど、にっこりと笑われてまぁ嬉しかった。俺の一番最初の客というのはあいつだからな、緊張していたんだよ。
それから色々あって、先生が亡くなる時に俺の事をあいつに頼んでいった。うん、余計な事をしてくれたもんだが――あいつは先生を慕っていたからな、その言い付けに背けないんだ。
俺が仕事を辞めた後もしつこく追い掛け回して依頼をしてきて、良くも飽きないものだといっそ感心するぜ?
それでもこうしてとうとう漆器を作る事になったのだから、あいつの執念深さに負けたって事か――いや、違う違う。
俺は師匠の為に、弔いの為にあれ以上のものを作ると決めたんだ。蓮治が言ったからじゃあない。
蓮治が……俺の気持ちを動かした訳じゃないさ。
そんな事を嘯いて、信乃は話の締め括りにごくりと茶を飲み干した。
(昨日、片付けたばかりなのに僅か一日でこれか)
彼は料理は全く出来ないし洗濯だって下手くそでどうにも生活力の乏しい男だが掃除だけは几帳面にしていたのに、と駒はその変わりように呆れ驚く。
こんこんと湧き上がる趣向やら構図やらに手が止まらず、次から次へと考えを絵に起こしていく。それをほぼ一晩中やっているのだから、一体に彼の神経はどうなっているのだと思う。
「信乃さん、そろそろ食事にしませんか?」
駒は茶を淹れて、何とか空いた場所を確保して持ってきた弁当を広げた。
「んー……」
信乃は丁度切りの良いところだったのか一応の生返事を返して来た。
大概はこちらの言葉など右から左へと素通りで、食事どころか水分を摂るのさえも忘れている事が多い彼にしてはまずまずだ。
(天才と何とかは紙一重って、こういう人を言うんだな)
尤も、役者にしたって変わり者が多いから駒も慣れてはいる。寧ろ彦十朗のような他人に気遣いの出来る役者の方が稀なくらいだ。
(彦十朗兄さんは困ってないかしら)
駒は舞台と稽古の合間に彦十朗の付き人も務めていたのだが、今は蓮治に頼まれて信乃の面倒を見ている。それは善一の作った弁当を取りに行く役目も含まれていて嬉しいのだけど、彦十朗の事を忘れてしまった訳では無い。
『こま、これもお食べ』
甘いものが好きな駒に戴き物の菓子をよくくれた。
駒は白くて良い匂いのする彦十朗の手が大好きで、その手で口元を拭われると恥ずかしくて嬉しくて消えてしまいたくなった。
綺麗で優しくて良い匂いがする砂糖漬けの菫の花のような人。
彼の側にいられることが何よりも嬉しかった。
「兄さん…………」
呟いてそっと指先に口付ける駒に、信乃がガリガリと頭を掻きながら訊ねる。
「お前、彦十朗の事が好きなの?」
「わっ! えっ、えっ、えぇっ!?」
慌てて挙動不審になる駒に信乃はどうでもいいんだけど、と着物の合わせに手を突っ込みながら首を傾げる。
「あんまし崇拝してるとさ、相手のありのままの姿が見えなくなるぞ」
そう言うと信乃は箸を取って弁当をバクバクと食べ出した。
好きなものだけをきっちりと選んで食べる男を見ながら、駒はそんなんじゃない、と心の中で言い返した。
(そんなんじゃない、兄さんは俺の先生だもの。先生で兄で恩人で……それだけだもの)
変な事を言わないで欲しい。兄さんの側にいる事が出来なくなる、と駒は信乃の忠告から目を逸らせた。
「あ、善一のクソバカヤロウに、この座布団みてぇなのはいらないって言っといてくれ。味は悪かないけど、この布を食ってるみたいなのはどうにもいけねぇ。堪忍してくれ」
「分かりました」
駒は苦笑と共に頷いた。
信乃は好き嫌いは多いがどうしても嫌だと拒絶するものは意外と少ない。どうやら乾物全般が苦手らしいが、中でも高野豆腐は極め付けに苦手のようだ。
美味しいのになぁ、と甘いだし汁をたっぷりと含んだそれを駒は目を細めて口に入れた。
「あ、明日は僕は来られませんので、代わりに三津弥さんがお弁当を持ってきて下さるそうですよ」
「そんなの小僧にでもやらせろよ」
料亭の若旦那が何をやってる、忙しいだろうにとぶつぶつ言う信乃に駒が胸を張って言う。
「あなたにきちんと食事を摂らせるのは至難の業ですからね、下手な人には任せられませんよ」
「俺はガキじゃねぇ!」
噛み付いてきた信乃に駒が切り札を出す。
「だったら喜多屋の旦那をお呼びしましょうか? ちゃんと眠っているのか、随分と心配されていましたよ?」
「いい加減にしちくれ。あいつは昔っから心配性過ぎるんだよ」
「昔っから……あの、いつからのお付き合いか訊いてもいいですか?」
「お付き合いじゃねぇ!」
腐れ縁だ知人だと喚いてから信乃は億劫そうに話し始めた。
出逢ったのは十一か二か。江戸の黄昏、夜明け前夜って奴で酷く物騒な時代だった。
俺ぁこんな顔をしているという理由だけで殺されそうになったし、蓮治は裕福な大店だというだけで家を官軍に襲われた。
お互いに危ない処をある人に救われて、その時はちらりと顔を合わせただけで言葉を交わしはしなかった。
次に出逢ったのはその三年後で、俺は師匠の使いでその人の家に注文された道具を収めに行った。蓮治は茶を習いに通っていて――その人は有名な茶人でもあったから――事もあろうに、あいつぁ師匠の作品に文句をつけやがった。
『同じような意匠ばかりですね』
『はぁあ!? ふざっけんな、こっちは客の要望で作ってんだっての!』
『期待以上のものは作れないって事?』
『なんだと? もういっぺん言ってみな、その生意気な口を潰してやらぁ!』
危うく取っ組み合いを始めるところだった俺達を、あの人――先生が止めた。そしてある意味では唆した。
『蓮治ちゃん、信乃ちゃんに硯箱を注文してみたらどうだい?』
『子供に?』
吃驚した顔で子供呼ばわりをされて、怒って聞いてみれば奴も同じ歳だと言う。お前も子供じゃねぇかと言ったらおやおやと笑われた。
『子ども扱いして貰えたのは久し振りだよ。新鮮だな』
いや本当に昔からムカつく奴だったんだ。でもまぁそんなんでも客は客だからな、俺は注文の内容をよく聞き取って硯箱を作り上げた。
『ははぁ、可愛いじゃないか』
奴の言う『可愛い』という感覚はよく分からなかったけど、にっこりと笑われてまぁ嬉しかった。俺の一番最初の客というのはあいつだからな、緊張していたんだよ。
それから色々あって、先生が亡くなる時に俺の事をあいつに頼んでいった。うん、余計な事をしてくれたもんだが――あいつは先生を慕っていたからな、その言い付けに背けないんだ。
俺が仕事を辞めた後もしつこく追い掛け回して依頼をしてきて、良くも飽きないものだといっそ感心するぜ?
それでもこうしてとうとう漆器を作る事になったのだから、あいつの執念深さに負けたって事か――いや、違う違う。
俺は師匠の為に、弔いの為にあれ以上のものを作ると決めたんだ。蓮治が言ったからじゃあない。
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