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十年前に両親が亡くなって以来、トーリは家業の靴屋を継いで一人で暮らしてきた。
兄妹はおらず、元から靴屋を継ぐ予定だったトーリは、幼い頃から父親に学んで履物を作る腕を真面目に磨いていた。
おかげで腕がよく、人付き合いも得意で、おまけに近所の町娘から頻繁に色目を使われるほど小綺麗な顔をしていることもあって、トーリの店はそれなりに繁盛している。
「トーリももう二十五才なんだから、そろそろお嫁さんをもらわなくちゃねぇ。よかったら、あたしが素敵なお嬢さんを紹介してあげるわよ」
最近は近所の世話好きのおばさんが、ちょくちょく見合いの話をもってくるようになった。しかし、トーリはいつも丁寧にお断りしている。
結婚するつもりはない。
店も軌道に乗っているし、この十年で一人暮らしにも十分に慣れた。
両親が亡くなってすぐの頃は寂しくて仕方がなく、誰でもいいから傍にいて欲しいと思うこともあった。けれど、支えてくれたご近所さんや仲のいい友人がたくさんいたおかげで、なんとかここまでやってこれた。
今のトーリの目標は、このまま靴屋の主人として平穏に暮らすことだ。結婚を否定するつもりはないが、急いでしようとは思わない。
ただそうはいっても、一人だけ気になっている人がいることはいる。
その人とは付き合っているわけでもなく、時々会って食事して、楽しく会話するだけの仲でしかない。それでも二人で過ごす温かいひと時は、トーリにとって何物にも代えがたい大切な時間となっていた。
夕方になり、急に薄暗くなった店内に気付いたトーリは、ふと窓から空を見上げた。そこはどんよりとした雨雲で覆われていて、心なしか空気も湿気ってきたように感じる。
「あー、これは一雨降りそうだな」
少し考えた末、トーリは店を早めに閉めることにした。雨の日に靴を買う客は少ないし、どうせ一、二時間もすれば通常の閉店時間である。
それに実を言うと、今日のトーリはとある理由のせいで、朝からずっとソワソワしっぱなしだった。こんな浮ついた気持ちで作業を続けても、良い靴が作れるとは思えない。
そのこともあって、トーリは早めの閉店を決めたのだった。
工房の道具を片付け、表に出していた看板を店内に取り込んでドアに鍵をかける。その頃になると空はもう真っ暗になっていて、やがてぽつぽつと雨が降り始めた。
トーリの自宅は一階の表側が靴屋になっていて、裏側は靴作りための工房として使われている。工房からは階段で二階に上がれるようになっていて、そこがトーリの生活空間である。
一階の窓のカーテンをすべて閉めると、トーリは二階に上がってすぐに夕食の準備を始めた。
今日は来客の予定がある。朝からトーリが心ここにあらず状態だったのも、そのせいだ。
一人暮らしが長いトーリは料理を得意としている。
今夜の夕食のメニューは何日も前から決めていて、材料も昨日の内に買い揃えてある。
一時間ほどかけて予定していた料理のほとんどを作り上げ、後はメインの肉料理を焼くだけとなったところで、トーリは壁に掛けてある時計に目を向けた。客が来るまでには、まだ時間が余っている。
少し考えて、トーリは風呂に入ることにした。
今はまだ暑い季節にはほど遠いが、集中して靴を作っている間に全身にじっとりと汗をかいてしまった。特に今日は午後から空気が湿っぽかったせいで、いつもより二割増しで体がベタベタしている。
トーリは急いで風呂場に入ると、いつもより時間をかけてシャワーを浴びた。身体の汚れをくまなく念入りに落としていく。
満足いくまで綺麗になったところでシャワーを止めると、脱衣室で濡れた体を拭き、洗い立ての服を着た。さっぱりしたおかげで気分転換になり、朝からの浮ついた気持ちも少し落ち着きを取り戻していた。
ホッと安堵の息を漏らしながら、トーリはふと洗面所の鏡に映る自分の姿に目をやった。
亜麻色の髪に薄い茶色の瞳。中肉中背で顔はそこそこ整っている。仕事柄、屋内にばかりいるせいで色白だが、不健康さは皆無である。
全体的に優男風の見た目をしているが、実際のトーリは気っ風のいい男気のある性格をしている。
鏡を見ながら自分の頬を手で触りつつ、トーリはぼそりと呟いた。
「本当に俺でいいのか……? まあ、今更だけど」
トーリが風呂場から出て水を飲みながら一息ついていると、一階にある玄関の呼び鈴が鳴った。階段を駆け下りてドアを開けると、そこにいたのは五軒先で宿屋を営んでいるカルロとマーラの息子、トーリの五才年下の幼馴染であるジョゼフだった。
トーリが今夜、会う約束をしていた相手であり、ずっと気になっている人でもあった。
一人息子のくせに宿屋を継がずに姉夫婦に任せ、ジョゼフは騎士団に所属している。鍛えた体は逞しく、背も頭一つ分はトーリよりも高い。
その身体が雨に濡れ、全身びしょ濡れになっている。いつもは鮮やかな赤い髪も、濡れているせいで少し黒っぽく見えた。
トーリはジョゼフの向こう側の外に視線を移した。小雨程度の雨しか降っていない。それでいてジョゼフがこれほど濡れているということは、雨の中をかなりの速度で走ってきたということだ。
それを証明するかのように、ジョゼフの息は荒く乱れていた。
「こんなに濡れて、風邪を引いたらどうするんだよ。さ、早く入って。シャワーを浴びて体を温めないと」
「…………」
黙ったままのジョゼフは、どこか思いつめたような顔をしている。それに気付かないフリをして、トーリはジョゼフを家の中に引っ張り込んだ。扉にカギをかけて階段を上り始めると、ジョゼフは静かにトーリの後をついてくる。
やがて二人は二階の廊下の先にある居間に辿り着いた。その途端、ジョゼフが後ろからトーリを抱きしめた。
「今日の第五騎士団の武術大会、俺が優勝した」
「……そうか」
「勝ったらご褒美くれるってトーリが言ったから、俺、ものすごく頑張った」
トーリの首筋にジョゼフが口付ける。
「ご褒美、くれるんだよな……?」
耳をジョゼフに甘噛みされて、トーリが甘い息を吐いた。
「ご褒美、なにが欲しいんだよ」
「決まってる。トーリだ、トーリが欲しい。他に欲しいものなんてない」
強く抱きしめられながら、トーリは困ったようにため息を吐いた。
「おまえってホント、残念なやつだなぁ。女の子にもすごくモテるくせに」
「女なんかどうでもいい。俺が欲しいのはトーリだけだ」
「……はぁ、本当にバカだよ、おまえ」
トーリは自分を抱くジョゼフの腕を解いた。振り返り、ジョゼフを見上げるその顔は、ほのかに赤い。
「腹は? 減ってるだろう?」
「今食いたいのは飯じゃない」
真っ直ぐにトーリを見つめるジョゼフの水色の瞳には、欲情の色が浮かんでいる。トーリは苦笑いをしながら、指先でそっとジョゼフの頬に触れた。
「こんなに冷えて……。シャワーを浴びたら寝室にこい。先に行って待ってるから」
「!」
踵を返して寝室に向かうトーリの後ろから、慌てて風呂場に向かうジョゼフの足音が聞こえた。
兄妹はおらず、元から靴屋を継ぐ予定だったトーリは、幼い頃から父親に学んで履物を作る腕を真面目に磨いていた。
おかげで腕がよく、人付き合いも得意で、おまけに近所の町娘から頻繁に色目を使われるほど小綺麗な顔をしていることもあって、トーリの店はそれなりに繁盛している。
「トーリももう二十五才なんだから、そろそろお嫁さんをもらわなくちゃねぇ。よかったら、あたしが素敵なお嬢さんを紹介してあげるわよ」
最近は近所の世話好きのおばさんが、ちょくちょく見合いの話をもってくるようになった。しかし、トーリはいつも丁寧にお断りしている。
結婚するつもりはない。
店も軌道に乗っているし、この十年で一人暮らしにも十分に慣れた。
両親が亡くなってすぐの頃は寂しくて仕方がなく、誰でもいいから傍にいて欲しいと思うこともあった。けれど、支えてくれたご近所さんや仲のいい友人がたくさんいたおかげで、なんとかここまでやってこれた。
今のトーリの目標は、このまま靴屋の主人として平穏に暮らすことだ。結婚を否定するつもりはないが、急いでしようとは思わない。
ただそうはいっても、一人だけ気になっている人がいることはいる。
その人とは付き合っているわけでもなく、時々会って食事して、楽しく会話するだけの仲でしかない。それでも二人で過ごす温かいひと時は、トーリにとって何物にも代えがたい大切な時間となっていた。
夕方になり、急に薄暗くなった店内に気付いたトーリは、ふと窓から空を見上げた。そこはどんよりとした雨雲で覆われていて、心なしか空気も湿気ってきたように感じる。
「あー、これは一雨降りそうだな」
少し考えた末、トーリは店を早めに閉めることにした。雨の日に靴を買う客は少ないし、どうせ一、二時間もすれば通常の閉店時間である。
それに実を言うと、今日のトーリはとある理由のせいで、朝からずっとソワソワしっぱなしだった。こんな浮ついた気持ちで作業を続けても、良い靴が作れるとは思えない。
そのこともあって、トーリは早めの閉店を決めたのだった。
工房の道具を片付け、表に出していた看板を店内に取り込んでドアに鍵をかける。その頃になると空はもう真っ暗になっていて、やがてぽつぽつと雨が降り始めた。
トーリの自宅は一階の表側が靴屋になっていて、裏側は靴作りための工房として使われている。工房からは階段で二階に上がれるようになっていて、そこがトーリの生活空間である。
一階の窓のカーテンをすべて閉めると、トーリは二階に上がってすぐに夕食の準備を始めた。
今日は来客の予定がある。朝からトーリが心ここにあらず状態だったのも、そのせいだ。
一人暮らしが長いトーリは料理を得意としている。
今夜の夕食のメニューは何日も前から決めていて、材料も昨日の内に買い揃えてある。
一時間ほどかけて予定していた料理のほとんどを作り上げ、後はメインの肉料理を焼くだけとなったところで、トーリは壁に掛けてある時計に目を向けた。客が来るまでには、まだ時間が余っている。
少し考えて、トーリは風呂に入ることにした。
今はまだ暑い季節にはほど遠いが、集中して靴を作っている間に全身にじっとりと汗をかいてしまった。特に今日は午後から空気が湿っぽかったせいで、いつもより二割増しで体がベタベタしている。
トーリは急いで風呂場に入ると、いつもより時間をかけてシャワーを浴びた。身体の汚れをくまなく念入りに落としていく。
満足いくまで綺麗になったところでシャワーを止めると、脱衣室で濡れた体を拭き、洗い立ての服を着た。さっぱりしたおかげで気分転換になり、朝からの浮ついた気持ちも少し落ち着きを取り戻していた。
ホッと安堵の息を漏らしながら、トーリはふと洗面所の鏡に映る自分の姿に目をやった。
亜麻色の髪に薄い茶色の瞳。中肉中背で顔はそこそこ整っている。仕事柄、屋内にばかりいるせいで色白だが、不健康さは皆無である。
全体的に優男風の見た目をしているが、実際のトーリは気っ風のいい男気のある性格をしている。
鏡を見ながら自分の頬を手で触りつつ、トーリはぼそりと呟いた。
「本当に俺でいいのか……? まあ、今更だけど」
トーリが風呂場から出て水を飲みながら一息ついていると、一階にある玄関の呼び鈴が鳴った。階段を駆け下りてドアを開けると、そこにいたのは五軒先で宿屋を営んでいるカルロとマーラの息子、トーリの五才年下の幼馴染であるジョゼフだった。
トーリが今夜、会う約束をしていた相手であり、ずっと気になっている人でもあった。
一人息子のくせに宿屋を継がずに姉夫婦に任せ、ジョゼフは騎士団に所属している。鍛えた体は逞しく、背も頭一つ分はトーリよりも高い。
その身体が雨に濡れ、全身びしょ濡れになっている。いつもは鮮やかな赤い髪も、濡れているせいで少し黒っぽく見えた。
トーリはジョゼフの向こう側の外に視線を移した。小雨程度の雨しか降っていない。それでいてジョゼフがこれほど濡れているということは、雨の中をかなりの速度で走ってきたということだ。
それを証明するかのように、ジョゼフの息は荒く乱れていた。
「こんなに濡れて、風邪を引いたらどうするんだよ。さ、早く入って。シャワーを浴びて体を温めないと」
「…………」
黙ったままのジョゼフは、どこか思いつめたような顔をしている。それに気付かないフリをして、トーリはジョゼフを家の中に引っ張り込んだ。扉にカギをかけて階段を上り始めると、ジョゼフは静かにトーリの後をついてくる。
やがて二人は二階の廊下の先にある居間に辿り着いた。その途端、ジョゼフが後ろからトーリを抱きしめた。
「今日の第五騎士団の武術大会、俺が優勝した」
「……そうか」
「勝ったらご褒美くれるってトーリが言ったから、俺、ものすごく頑張った」
トーリの首筋にジョゼフが口付ける。
「ご褒美、くれるんだよな……?」
耳をジョゼフに甘噛みされて、トーリが甘い息を吐いた。
「ご褒美、なにが欲しいんだよ」
「決まってる。トーリだ、トーリが欲しい。他に欲しいものなんてない」
強く抱きしめられながら、トーリは困ったようにため息を吐いた。
「おまえってホント、残念なやつだなぁ。女の子にもすごくモテるくせに」
「女なんかどうでもいい。俺が欲しいのはトーリだけだ」
「……はぁ、本当にバカだよ、おまえ」
トーリは自分を抱くジョゼフの腕を解いた。振り返り、ジョゼフを見上げるその顔は、ほのかに赤い。
「腹は? 減ってるだろう?」
「今食いたいのは飯じゃない」
真っ直ぐにトーリを見つめるジョゼフの水色の瞳には、欲情の色が浮かんでいる。トーリは苦笑いをしながら、指先でそっとジョゼフの頬に触れた。
「こんなに冷えて……。シャワーを浴びたら寝室にこい。先に行って待ってるから」
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踵を返して寝室に向かうトーリの後ろから、慌てて風呂場に向かうジョゼフの足音が聞こえた。
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