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第ニ章
お父様とのお話③
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昨日と同じように、マーサがテーブルの準備をしてくれていた。
「お嬢様、今日はローズティーにしましたよ。
お庭の薔薇で作ったものではありませんが…」
私の前に置かれたカップからはふわりといい匂いがした。
「たくさんの種類がありますが、どの品種が美味しくなるのかわからないので、いろいろ試してみたいところですが…
カーディナルに行くので、薔薇のお茶作りは先の楽しみにとっておきましょうね」
マーサがニコニコしながら言う。
何かを楽しみに生きるなんて、ずっと諦めてきた。そういう約束ができるのがとても嬉しい。
「ありがとう、マーサ」
いいえ、と言いながらマーサはお父様の前にカップを置く。
「旦那様はカモミールのお茶です。少し気持ちを落ち着けてください」
「…うん」
お父様は俯いたまま小さく返事をした。
「あのね、ヴィー」
お母様がカップを持ちながら視線はお父様に向けて口を開く。
「はい」
「昨日の、ヴィーから聞いた話をしたんだけど…ロレックスが言うには、やはり、婚約者に…まぁゆくゆくは未来の王妃にしたい、という話を国王陛下からされているそうだ」
お母様の言葉を聞いてガバッと顔をあげたお父様は「だから、やっぱり断るべきなんだ!!」と叫んだ。
「僕だって、ずっと断ってるんだよ!?
ヴィーは確かに可愛いし頭もいいし性格だっていいし、だけど王妃に向くかどうかなんてまだわからないだろう?教育すればいいとかさ、無責任すぎるだろ!?
僕の娘だからなんて、そんな理由…
それが原因でヴィーはひどい目に遭ったなんて…もう、本当に許せん!!」
お父様は話しているうちにだんだん激昂してきたらしく顔が赤くなり声もどんどん大きくなってくる。
「僕も、シーラと同じ気持ちだよ、ヴィー。
…絶対に、前と同じ人生は歩ませない」
お父様は私を見て言った。
怖いくらい真剣な顔をしていたのに次の瞬間には「だから、僕のことキライにならないで~」とまた涙目になった。
「ロレックス、おまえはヴィーの話を聞いてなかったのか?
前回の人生でお父様をキライになったことはないと言っただろうが!」
お母様がパシンとお父様の背中を叩く。
「だって…だって…」
顔を両手で覆い俯くお父様。…こんな人だったのかなぁ?
私がお父様を見ているのに気づいたお母様が、「ヴィー、どうしたんだい?」と言った。
「…いえ、…あの…お父様って、こういう話し方をする方ではなかったように思って、不思議だったのです」
そういうと、お母様はニヤリと笑って、「ヴィーの前では格好をつけているからな」と言った。
「格好を…?」
「ばらしちゃダメでしょ、シーラ!ひどいよ!僕の威厳が!」
「もうない」
お母様の容赦ない一言にガックリと項垂れるお父様。
「…ヴィー」
「はい、お父様」
「僕はね。あんまりヴィーと過ごす時間がとれてないでしょ?」
「そう…そうですか?」
お父様は宰相というお役目を拝命している。だから、家にいらっしゃらないのはある意味当然のことだと思っていた。
そのように言うと、「確かにそうなんだけど…!!」と、お父様はまた顔が赤くなってくる。
「そもそもさ!?自分がやらなくちゃいけない仕事まで押し付けてくるあいつ!あいつのせいで!僕は、朝から晩まで城にこもってなきゃいけないんだ!
自分は家族との時間を~とか言いやがって!他人を犠牲にして、何が…!!
クソが、だんだん腹たってきたわ…犠牲にって言えば、ヴィーだってそうだ…!『おまえの娘なら、優秀に決まってるから更に教育してうちの息子を支えられる妃に育て上げよう!』なんて言って…
ふざけんな!まずテメーの息子をまともに教育しろ!!何でもかんでも周りにぶん投げて責任放棄しやがって…!!」
突然ガタンと立ち上がったお父様は、「ちょっと、宰相やめてくるわ」と清々しいほどの笑顔で言い切った。
「お、お父様…?」
「それは構わないが、根本を解決しないとおまえや未来のヴィーのような犠牲者が出るんだぞ、ロレックス。
…そもそも、仕事を肩代わりして甘やかしてきたおまえの責任でもあるだろう」
お母様の冷静な言葉にお父様はグッ…と詰まる。
「…確かに、そうだけど…だって、僕がやったほうが早いこともあるし…」
「それは、慣れの問題。
ていうか、ただ単におまえがうまく使われてるだけだろ?国王陛下はそんなに無能か?」
「でも…でもさ!じゃあ、どうすればいいの!?」
「どうすればいいのって、子どもか?
でもでも言う前に、優秀だと言われる頭を使えよ」
お母様は立ち上がると、お父様を抱き締めた。
「…ヴィーの話を聞いて、感情が昂りすぎてるんだよ、ロレックス。
今の感情のまま動いても何もいいことはないと思うが…?」
そのままヨシヨシとお父様の頭を撫でるお母様。
「…僕、ほんとに子どもみたいだ」
苦笑しながら、お父様もゆっくりとお母様を抱き締め返す。
「…お嬢様の前であまりイチャイチャしないでください」
ゴホンと咳払いするマーサにパッと離れるお父様とお母様。
「ご、ごめんね、ヴィー」
お父様は照れたようにお母様を座らせ、自分も椅子に座り直す。
フーッと深く息を吸ったり吐いたりしてから、お父様は言った。
「確かに…ヴィーが殺されたなんて未来を聞いて、頭に血がのぼってたのかも。
しかも、僕がなんの役にもたってなくてさぁ…」
しょんぼりして「なんなんだよ、未来の僕は…」と呟く。
「ロレックス。未来の自分をなんだかんだと言ってみたところで、その時の自分の気持ちを知ることはできないだろ。
ヴィーを絶対幸せにする。
その気持ちがあるんだから、これからどうするか考えよう」
お母様がそっとお父様の手を握る。私も反対の手に自分の手を重ねた。
「ヴィー…」
「お父様、ありがとうございます。私のために怒ってくださって。
お父様と、お話したのが何歳だったのか覚えてないのですが…
私の話を聞いてくださいますか?」
そうして私は、お父様に言われたことを伝えた。
「精神的に強くなれ…」
「はい。でも、私は、もうひとつの『学び』のほうばかりで、」
「いや、そんなさ…」
お父様は眉間にシワを寄せて言った。
「精神的に強くって、何をどうしたらなれるわけ?それは、自分で考えろってこと?」
「…そうで、す、ね…」
確かにあのとき具体的な話はなかったような…私が理解できなかっただけなんだろうか。
「…精神的な強さに繋がるかはわからないけど」
お父様は、私を見てニヤリとした。
「いいことを思い付いたよ」
「お嬢様、今日はローズティーにしましたよ。
お庭の薔薇で作ったものではありませんが…」
私の前に置かれたカップからはふわりといい匂いがした。
「たくさんの種類がありますが、どの品種が美味しくなるのかわからないので、いろいろ試してみたいところですが…
カーディナルに行くので、薔薇のお茶作りは先の楽しみにとっておきましょうね」
マーサがニコニコしながら言う。
何かを楽しみに生きるなんて、ずっと諦めてきた。そういう約束ができるのがとても嬉しい。
「ありがとう、マーサ」
いいえ、と言いながらマーサはお父様の前にカップを置く。
「旦那様はカモミールのお茶です。少し気持ちを落ち着けてください」
「…うん」
お父様は俯いたまま小さく返事をした。
「あのね、ヴィー」
お母様がカップを持ちながら視線はお父様に向けて口を開く。
「はい」
「昨日の、ヴィーから聞いた話をしたんだけど…ロレックスが言うには、やはり、婚約者に…まぁゆくゆくは未来の王妃にしたい、という話を国王陛下からされているそうだ」
お母様の言葉を聞いてガバッと顔をあげたお父様は「だから、やっぱり断るべきなんだ!!」と叫んだ。
「僕だって、ずっと断ってるんだよ!?
ヴィーは確かに可愛いし頭もいいし性格だっていいし、だけど王妃に向くかどうかなんてまだわからないだろう?教育すればいいとかさ、無責任すぎるだろ!?
僕の娘だからなんて、そんな理由…
それが原因でヴィーはひどい目に遭ったなんて…もう、本当に許せん!!」
お父様は話しているうちにだんだん激昂してきたらしく顔が赤くなり声もどんどん大きくなってくる。
「僕も、シーラと同じ気持ちだよ、ヴィー。
…絶対に、前と同じ人生は歩ませない」
お父様は私を見て言った。
怖いくらい真剣な顔をしていたのに次の瞬間には「だから、僕のことキライにならないで~」とまた涙目になった。
「ロレックス、おまえはヴィーの話を聞いてなかったのか?
前回の人生でお父様をキライになったことはないと言っただろうが!」
お母様がパシンとお父様の背中を叩く。
「だって…だって…」
顔を両手で覆い俯くお父様。…こんな人だったのかなぁ?
私がお父様を見ているのに気づいたお母様が、「ヴィー、どうしたんだい?」と言った。
「…いえ、…あの…お父様って、こういう話し方をする方ではなかったように思って、不思議だったのです」
そういうと、お母様はニヤリと笑って、「ヴィーの前では格好をつけているからな」と言った。
「格好を…?」
「ばらしちゃダメでしょ、シーラ!ひどいよ!僕の威厳が!」
「もうない」
お母様の容赦ない一言にガックリと項垂れるお父様。
「…ヴィー」
「はい、お父様」
「僕はね。あんまりヴィーと過ごす時間がとれてないでしょ?」
「そう…そうですか?」
お父様は宰相というお役目を拝命している。だから、家にいらっしゃらないのはある意味当然のことだと思っていた。
そのように言うと、「確かにそうなんだけど…!!」と、お父様はまた顔が赤くなってくる。
「そもそもさ!?自分がやらなくちゃいけない仕事まで押し付けてくるあいつ!あいつのせいで!僕は、朝から晩まで城にこもってなきゃいけないんだ!
自分は家族との時間を~とか言いやがって!他人を犠牲にして、何が…!!
クソが、だんだん腹たってきたわ…犠牲にって言えば、ヴィーだってそうだ…!『おまえの娘なら、優秀に決まってるから更に教育してうちの息子を支えられる妃に育て上げよう!』なんて言って…
ふざけんな!まずテメーの息子をまともに教育しろ!!何でもかんでも周りにぶん投げて責任放棄しやがって…!!」
突然ガタンと立ち上がったお父様は、「ちょっと、宰相やめてくるわ」と清々しいほどの笑顔で言い切った。
「お、お父様…?」
「それは構わないが、根本を解決しないとおまえや未来のヴィーのような犠牲者が出るんだぞ、ロレックス。
…そもそも、仕事を肩代わりして甘やかしてきたおまえの責任でもあるだろう」
お母様の冷静な言葉にお父様はグッ…と詰まる。
「…確かに、そうだけど…だって、僕がやったほうが早いこともあるし…」
「それは、慣れの問題。
ていうか、ただ単におまえがうまく使われてるだけだろ?国王陛下はそんなに無能か?」
「でも…でもさ!じゃあ、どうすればいいの!?」
「どうすればいいのって、子どもか?
でもでも言う前に、優秀だと言われる頭を使えよ」
お母様は立ち上がると、お父様を抱き締めた。
「…ヴィーの話を聞いて、感情が昂りすぎてるんだよ、ロレックス。
今の感情のまま動いても何もいいことはないと思うが…?」
そのままヨシヨシとお父様の頭を撫でるお母様。
「…僕、ほんとに子どもみたいだ」
苦笑しながら、お父様もゆっくりとお母様を抱き締め返す。
「…お嬢様の前であまりイチャイチャしないでください」
ゴホンと咳払いするマーサにパッと離れるお父様とお母様。
「ご、ごめんね、ヴィー」
お父様は照れたようにお母様を座らせ、自分も椅子に座り直す。
フーッと深く息を吸ったり吐いたりしてから、お父様は言った。
「確かに…ヴィーが殺されたなんて未来を聞いて、頭に血がのぼってたのかも。
しかも、僕がなんの役にもたってなくてさぁ…」
しょんぼりして「なんなんだよ、未来の僕は…」と呟く。
「ロレックス。未来の自分をなんだかんだと言ってみたところで、その時の自分の気持ちを知ることはできないだろ。
ヴィーを絶対幸せにする。
その気持ちがあるんだから、これからどうするか考えよう」
お母様がそっとお父様の手を握る。私も反対の手に自分の手を重ねた。
「ヴィー…」
「お父様、ありがとうございます。私のために怒ってくださって。
お父様と、お話したのが何歳だったのか覚えてないのですが…
私の話を聞いてくださいますか?」
そうして私は、お父様に言われたことを伝えた。
「精神的に強くなれ…」
「はい。でも、私は、もうひとつの『学び』のほうばかりで、」
「いや、そんなさ…」
お父様は眉間にシワを寄せて言った。
「精神的に強くって、何をどうしたらなれるわけ?それは、自分で考えろってこと?」
「…そうで、す、ね…」
確かにあのとき具体的な話はなかったような…私が理解できなかっただけなんだろうか。
「…精神的な強さに繋がるかはわからないけど」
お父様は、私を見てニヤリとした。
「いいことを思い付いたよ」
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