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第一章 復讐とカリギュラの恋
(8)愛玩具ジギー
しおりを挟む小間使いアネットがヴェトワネットのドレスの肩を下ろした。ヴェトワネットの胸が自由になる。
戸惑うジグヴァンゼラが助けを求めようとしてもアネットは目線を合わせずヴェトワネットを下着姿にした。このような場面ではそうするようにと厳しく言われている。
「手をお離しください、夫人」
「夫人よりヴィーがいいわ。もっと、もっとよ、ジグヴァンゼラ。ああ、ジギーで良いわね、ジギー」
ヴェトワネットは、ジグヴァンゼラの上着に手を掛けて一瞬のうちに上着を剥ぎ取り抱き竦めた。ヴェトワネットの赤い唇がジグヴァンゼラを襲う。
長椅子に二人で横になり重なった。そこに小間使いアネットも間に入ってジグヴァンゼラの衣服を脱がせ始める。
ジグヴァンゼラは下着姿にされて羞恥心を露にしながらもヴェトワネットに抵抗するでもなく、激しくキスされてただ自分の心音に戸惑っているばかりだ。耳が燃えるように熱くなる。
そのうちに何が起きたのかジグヴァンゼラの下半身が痛みに似た感覚で立ち上がり、しかも露にされて、濡れた熱い女性器に飲み込まれた。
初めての感覚に驚いて抵抗したが、ぴったり合わさってぐりぐりと回され馬乗りになったベトワネットに上下に動かれると、ジグヴァンゼラは鼓動が早くなって抵抗出来なくなった。
それどころか、ジグヴァンゼラは強い衝動に駆られて、ヴェトワネットを下から突き上げる。強く抱き締めて夢中になった。渡り始めたら到達するまで途中で止めることはできない吊り橋の上のように、ジグヴァンゼラはヴェトワネットの身体を貪って果てた。
「ジギー、まだまだね。あなたは初めてだったの。男の子はこんなに早くいっちゃダメよ」
ヴェトワネットはジグヴァンゼラの手を引いて立ち上がらせる。
「さあ、案内して頂戴、私達の部屋へ。そこで楽しみましょう」
ジグヴァンゼラは二階の客間にヴェトワネットを案内した。全ての家具にリネンを被せてある。
ヴェトワネットはベッドにジグヴァンゼラを押し倒して馬乗りになった。ヴェトワネットのスカートの中に別の生き物がいて、真っ赤な口を開けてジグヴァンゼラの精気を貪り食おうとしており、その貪りにはジグヴァンゼラも抗えない。
いや、寧ろ、ジグヴァンゼラは高揚して何も考えられずにヴェトワネットに溺沈した。
短い時間の間に何度も果てた。それでも貪りは頭をもたげてヴェトワネットもやっと喘ぎ声を漏らすようになった。
馬乗りのヴェトワネットが仰向けになり、ジグヴァンゼラはその上に重なって腰を動かす。
ふと過った不貞という言葉は掻き消え、夢中になって「あ、あ、僕はもう、いくよ」と小さな声を出した途端に、お尻を広げられていきなり大きな何かが噛みついて来た。それは頂点に達した瞬間だった。
互いの分泌物でお尻までベタベタに濡れていたジグヴァンゼラでも、やはり初めての挿入の激しい痛みに驚愕した。喉を突き破りそうな悲鳴は口を塞がれて涙に変わる。
「可愛い少年よ、お前がジグヴァンゼラか。お前はバイだ。わかるか。男も女もアリだ。これからは私たちがお前の主人だ、ジグヴァンゼラ。私たちはお前の若い生気を吸いとるヴァンパイアと言うわけだ」
「ルネ。この子の名前をジギーにしたの」
「ジギーか。可愛い名だ。良い玩具が手に入ったな、ヴィー。せいぜい楽しむとしよう」
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