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第4章 氷の剣士 水の剣士
四話 五人目の刀
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「四死刀、前ユキヤの持つ雪一文字。未だに使い続けていたとは……形見のつもりか? まあ、お前は昔から奴の背中ばかりを追い続けてたからな」
シグレはユキが手に持ち構える雪一文字を見て、思い耽る様に呟く。
「……死ぬ前に、再度確認しましょうかシグレ」
そんな事はどうでもいいと言わんばかりに、ユキが双流葬舞の構えのまま、シグレに向かって疑問を投げ掛けた。
「何故アナタは彼等と袂を別ったのです?」
更に一呼吸置いて続ける。
「ーー“五死刀”と呼ばれたで在ろう程のアナタが」
それはこの場の空気を、更に凍り付かせるには充分過ぎる一言だった。
“――五死刀!?”
誰もがユキが放ったその一言に、驚きを隠せない。
一説では四人の特異点が、四死刀という呼称で謳われていた。それが一般的に浸透している事実。だが四死刀にユキという後継者が居た事は、一般的には全く知られていなかったのだから、他に特異点が居たとしても何ら不思議では無い。
「仲間では無かったのですか?」
追い討ちをかける様なユキの言葉に、暫し口を閉じていたシグレが冷徹な笑みを以て口を開く。
「仲間? 何を勘違いしているか知らんが、そもそも俺は奴等の仲間になったつもりは無い」
シグレは過去を振り返る様に遠い目をし、尚も続ける。
「奴等とは天下を獲るという利害が一致し、一時期行動を共にしていただけの事。奴等の生き方には賛同するが、戦を終わらせ新たな世を創るという考え方に、俺は興味が無いんだよ」
シグレのその考え方に、ユキは小馬鹿にした様にクスクスと微笑しながら口を紡ぐ。
「そうですか? 私はてっきり、狂座に怖じ気付いたのかと思っていました」
シグレはユキが手に持ち構える雪一文字を見て、思い耽る様に呟く。
「……死ぬ前に、再度確認しましょうかシグレ」
そんな事はどうでもいいと言わんばかりに、ユキが双流葬舞の構えのまま、シグレに向かって疑問を投げ掛けた。
「何故アナタは彼等と袂を別ったのです?」
更に一呼吸置いて続ける。
「ーー“五死刀”と呼ばれたで在ろう程のアナタが」
それはこの場の空気を、更に凍り付かせるには充分過ぎる一言だった。
“――五死刀!?”
誰もがユキが放ったその一言に、驚きを隠せない。
一説では四人の特異点が、四死刀という呼称で謳われていた。それが一般的に浸透している事実。だが四死刀にユキという後継者が居た事は、一般的には全く知られていなかったのだから、他に特異点が居たとしても何ら不思議では無い。
「仲間では無かったのですか?」
追い討ちをかける様なユキの言葉に、暫し口を閉じていたシグレが冷徹な笑みを以て口を開く。
「仲間? 何を勘違いしているか知らんが、そもそも俺は奴等の仲間になったつもりは無い」
シグレは過去を振り返る様に遠い目をし、尚も続ける。
「奴等とは天下を獲るという利害が一致し、一時期行動を共にしていただけの事。奴等の生き方には賛同するが、戦を終わらせ新たな世を創るという考え方に、俺は興味が無いんだよ」
シグレのその考え方に、ユキは小馬鹿にした様にクスクスと微笑しながら口を紡ぐ。
「そうですか? 私はてっきり、狂座に怖じ気付いたのかと思っていました」
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