皇太子と結婚したくないので、他を探して下さい【完結】

Lynx🐈‍⬛

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 部屋の中のベッドの上では、ルティアの足の間にリアンが座り、指を巧みに動かしていて、その動きに同調し、ルティアも甘い声を奏でていた。
 蜜壺にリアンの指が挿入ったのは、少し経ってからだ。
 だが、1本だった指は、また1本、と増やされ、もう1本のリアンの手は、ルティアの秘蕾を可愛がっている。
 くちゅ、くちゅ、と啼く蜜壺は、だらしなくよだれを垂らし、ベッドのシーツに付いた破瓜の証明さえも残されている。
 1本のリアンの指が押し込まれた時、ルティアはそれだけで痛がったが、止めてくれとはルティアは言わなかった。
 この機を逃せば、侍従を共にする外出さえも許してはくれなくなるだろう。
 街にも出れず、王城と邸の行き来のみしか出来なくなるのは、ルティアは嫌だった。

「あぁっ………んぁっぁ……」
「まだ痛みあるか?ティア」
「…………痛み……無……いけど……」
「試しに、もう1本指入れるからな」
「え………ま、まだ?」
「俺………そんなに貧相なモノ付いてないからさ……また痛がるの見るのは嫌なんだ」

 まだ、ルティアはリアンの裸を見れてはいない。
 緊張でルティアも裸になるのはまだ恥ずかしく、バスローブを着たまま、開けた状態だった。
 だが、ルティアが少しリアンを見る為に、上半身を起こすと、リアンの付け根に主張する杭がバスローブの下で尖っていて、染みが付いている。

「っ!」
「…………見てみる?」
「ま、まだ………い、いい!」
「フッ…………興味はある様で………嫌なら挿入る時も見なくていいからな。俺はティアが嫌がる事はしたくない」
「う、うん………」
「…………指は3本目入るけど…………」
「っ!………ああっ………ぁぁっぁぁあ!」

 3本も蜜壺に入れば、右往左往と指がバラつく動きにされ、蜜壺の壁を広げる様に擦られていった。
 しかも、一番長い中指が最奥迄到達するので、更なる高みに誘わされていくのだ。

「い………嫌っ………出ちゃ……」
って事?」
「っ!」
「ココ、触られるの好きそうだな………一番気持ち良い場所らしいから………」

 知識豊富なだけあり、嫌と本心を見分けられるらしいリアン。
 嫌なら抵抗すれば良いのだが、ルティアは抵抗等してはいなかった。
 蜜壺の奥から溢れる蜜は、しっかりリアンの指にまとわりつき、その瞬間のリアンの表情はゾクゾクと高揚感に満ちていた。

「…………駄目だ………もう挿入りたい……いい?」
「…………はぁ……はぁっ………い、痛くない?」
「分からないけど、ゆっくり挿入る………駄目なら押し返して」
「う、うん………」

 そう承諾すれば、直ぐにリアンはバスローブを脱ぎ、ルティアの腰を抱え、杭をルティアの蜜壺や秘蕾を擦る。

「っ!………あぁ、当た……って……」
「ティアの蜜を俺に付けて滑り良くしないと……」

 ヌルヌルと滑る秘部同士はそれだけでもお互い気持ちが良いのだが、もっと気持ち良い事が待っている予感をさせた。
 蜜をまとわせたリアンの杭が、滑り良く蜜口に嵌まる。

「っ!」
「…………ティア………好きだよ」
「うん………私を奪って………」
「くっ………煽るなよ……そんな可愛い顔で……」
「っ………あぁぁっ………いっ……あ…………やっぱ………駄……」
「っく!…………ごめん!無理!」

 止めてもいい、とリアンは言ってくれたのに、理性より欲望が勝り、止められないリアンに、ルティアは純潔を捧げる事になった。
 滑り良く、直ぐに奥に届く杭の先。
 だが、そのままリアンは動くのを止めた。

「ティア……大丈夫か?」
「っ………ゔっ………ああっ……あ……リアン………」

 痛がったのは一瞬だったルティア。
 破瓜の後、ずっと解してくれたからだろう。
 痛みより嬉しさが込み上げ、涙目でリアンに手を伸ばした。

「ティア?」
「…………キスしたい………大丈夫だから………リアンも気持ち良くなって………」
「ティア…………ティアもだろ?………種は外に今は出すから………子供が今出来たら困るだろ?」
「うん………多分………」
「…………キスしながら動くぞ」

 リアンに覆い被さられ、唇が重なる中、律動が始まった。

「…………んっ………んふっ……ん……」

 唇の端から何方とも息を漏らしながら、ジュボッ、ジュボッ、と結合部が啼く。
 徐々に早くなる律動が、リアンの熱の放出間近だと知るのは、まだルティアには無理で、唇が離れた途端、リアンはルティアから出ると、ルティアの腹に熱が放出された。

「はぁ………はぁ………はぁっ……ごめん………ティアを汚して………」
「…………コレが種?」
「あぁ………俺達が結婚したら、ティアの中に注がれる種だ………」

 まだビクビクと震える杭を、ルティアは見てしまう。
 嫌なら見なくていい、と言われたが、リアンの杭なら、愛しく感じたルティア。

「動くなよ。今拭くから………本当は1回で足りないけど、ティアを長い時間足止めさせられないから………もう帰らないとマズいだろ?」
「あ………そうね………帰らないと……連れも絶対に探してる」
「それなら、大丈夫だ………手は打っておいたし、風呂で身体もう一度洗ったら、警備隊駐屯地に行けば、騎士達が送り届けてくれる」
「え?何で?」
「……………俺、警備隊駐屯地の詰め所に顔が効くんだ」
「騎士なの?リアン」
「……………そんな所だ。ティアのと会っていた、という事に口裏合わせしてある」
「……………そんな事したら、リアンが怒られるどころじゃないわ!」
「良いんだ………さぁ、風呂場で流してきて。俺も風呂入ってくるから」

 リアンの言葉に理解が出来なかったが、今は時間が惜しいので、ルティアは素直にリアンに従った。
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