情事の風景

Lynx🐈‍⬛

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痴漢電車

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 ―――朝から会議かぁ……

 毎朝毎晩、満員電車に揺られる女。女性専用車両も混むが、乗れなかったら男性も乗る一般車両に乗るしかなく、この日仕方なく乗らなければならないぐらい、出社に間に合わなかった為、一般車両に乗り込んだ。
 男が少ない場所を選び、他の女性達が居る場所に潜り込み、狭いながら会議資料を確認する為、必要事項だけスマートフォンに保存した画像を覗いていた。だが、守秘義務もある仕事内容に、他の角度から覗かれないように、防護策もしてあった。
 それを夢中になり過ぎたのか、幾つかの駅を過ぎて、いつの間にか女性の乗客が少なくなってしまっていたのにも気が付かず、気が付いた時には男達に囲まれていた。

「っ!」
「………いい身体してるね……」
「や、止め………んっ!」

 隙だらけだったんだろう。声を掛けられた直後、口にハンカチを詰め込まれ、足の間に割り入れられた男の足。
 そして、複数の手が女の身体を弄っていた。
 1人ではない。2人、少なくとも女の前後左右は男になっていて、男に囲まれている事に、全く気が付いていなかった。

「んんっ!」

 鞄に付けていた防犯ブザーを探そうと、手に持つスマートフォンをジャケットのポケットに入れようとしたが、その手を取られてしまう。
 防犯ブザーは取れないし、スマートフォンの画面を慌てて切って腕を取られてしまった為に、助けを呼ぶ連絡も入れられない。
 警察の通報をしようにも、100当番の番号さえ押せなくなってしまったのだ。

 ―――こんな事なら、スマホに防犯ブザーを……

 後悔後先ならずとはこの事で、男達は連携でもしているのか、と思われる様に、女の手の自由を奪うと、一斉に女の身体を弄り始めた。
 ブラウスのボタンを外し、ブラジャー迄上げられ、スカートの中に手を入れられ、ストッキングは破られてしまう。

「っくっ!」
「おっと………お姉さん、抵抗しようとして足を踏まないでくれない?抵抗するなら、直ぐに突っ込んじゃうよ?」

 1人の男に下着に手を突っ込まれると、他の男達も自分も、と思ったのか、ゴツゴツした指の感触が女の秘所に向かう。
 足を閉じられず、声も出せず、ハンカチも口から出せないまま、泣きそうになった女は、身体中で抵抗を試み、何とか逃れる事が出来た。

「痴漢です!助けて下さい!」

 一目散に散り散りになる男達。満員電車に掻き分けて車内を移動しよう等、到底敵う訳も無く、電車を降りて逃亡も出来ないまま、男達は呆気なく捕まった。
 おかげで女はこの日仕事も出来ず、散々な日になってしまった事は言うまでもない。
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