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♡逢瀬

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 キスに溺れる翡翠。

「…………ん…………はぁぁ。」
(初めてじゃないな………。何かムカつく。)

 キスの返し方で、翡翠が未経験ではないのが分かるノエルに嫉妬が芽生える。

「………翡翠…………抱きたい。」

 ノエルが翡翠を抱き上げた。

「え!!」

 ノエルはベッドルーム迄、抱いていく。

「ち、ちょっと!!」

 翡翠をベッドに下ろし、ネクタイを緩め、スーツの上着を脱ぐノエル。

(本気?この人…………会ったばっかりなのに!!)

 翡翠は知らない。
 ノエルが幼馴染だった事を……。
 それを知らない翡翠は、ノエルの真剣で熱を帯びた、エメラルドグリーンの瞳に吸い込まれる。
 その瞳から眼が反らせない翡翠。
 見つめられる時間がもどかしい……。
 早く、キスを、と求めてしまいそうになり、翡翠は眼を閉じた………。
 舌を絡め取り、ノエルに吸われる翡翠は、徐々に全身に熱を帯びる。
 ベッドの中央に翡翠を座らせ、そのまま倒せそうな姿勢のまま、長いキスを落すノエル。
 時折目線を合わせると、それが合図なのかと思われるように翡翠の瞳が潤いを帯びていく。
 ベッドの上に倒され、1枚、また1枚と脱がしに掛かるノエルの手は休まない。
 キスも休まず、翡翠を逃さないとばかり執拗な手だった。

「…………エロい顔……。」
「………………!!」

 開けた胸も顕になった事にも気付かないぐらい、ノエルは経験豊富だった。
 思わず顔を背き、うつ伏せになった翡翠。

「………いいのかなぁ?…………隙だらけだ。」

 開けた服の背中から手を入れ、ホックを外す。

「あっ!」

 後ろから、翡翠の服や下着を取りながら胸を弄り初めるノエル。

「あ………………ん!!………ちょっと待っ……て………っ!!」

 上半身を脱がされた翡翠は快感を味わいながら、藻掻くしかない。

「肌、綺麗………声もエロいよ、可愛い。」
「…………やっ!」

 背中をさすり、感度も確認しているノエルは、楽しそうだった。
 うつ伏せになった翡翠を仰向けにさせると、咄嗟に胸を腕で隠した翡翠。

「……………翡翠、舌出して。」
「……………。」

 翡翠は首を振るが、ノエルは見越してたのか、脇腹を指で擦り、翡翠をよがらせ、濃厚なキス。

「…………あっ!」

 キスが出来たら、もうノエルの思うのままだった。
 舌を翡翠の口の中に這わせ、緊張している身体をほぐしていく。
 キスに時間を掛けたノエルに翡翠はキスだけでイキそうで、腰を浮かせる。
 それをノエルは見逃さなかった。
 スカートの中に手を滑り込ませ、徐々に足を開かせる。

「…………辛くない?ココ。」
「………………!!!」

 顔を真っ赤にさせる翡翠。

(可愛いだろ、この顔反則!!)
「…………どうしようかこの可愛い生き物。」
 そう言うと、翡翠が腕で隠した胸を見る為に手首を持ち頭の上に持っていく。

「…………うまそ……。」

 その瞬間、片手で胸の突起を弄り、舌でもう一方を転がす。

「…………あぁっ!………やっ…………んん!!」
「……………もっと聞かせて翡翠。」
「……ああ~~~っ!!!」

 ここ迄来ると、スカートを脱がせ、手を秘所を弄るのにそんなに時間は掛からない。
 もぞもぞ腰を浮かせ、疼く身体をよじる。
 胸に顔を埋め、ノエルの指は翡翠の秘所へ。

「…………トロトロ。」
「!!!や!言わないでっ!!」
「……………恥ずかしい?」
「………。」

 照れた顔を見る為に、わざと意地悪く言うノエルは指も意地悪く、ゆっくりゆっくり、やらしく秘所を撫でていく。

「………………あん!!」

 ビクッと軽くイク翡翠。
 表情もキスの時以上に潤んだエロい顔に。

「…………軽くイッた顔、可愛い………もっとイこう、翡翠。」

 ノエルの頭は翡翠の下半身へ。

「や、ソレダメ!!シャワー……!!」

 腰を持ち上げられ、中央に顔を埋められた翡翠。
 快感が更に増し、溢れでる泉をノエルは吸い取ってくる。
 わざと、クチュクチュ、と音を立てられ、指で中を掻き回す。

「…………エロ可愛い。」
「…………んんんん……。」
「もっと声聞きたいな。」
「……そこで…………声………いやん!!!」
「…………え~?好きじゃない?…………また溢れてきた……………よ?」
「あああああ!!!」

 指で再奥を突かれる翡翠。

「翡翠のイイとこみっけ。」

 ノエルのS混じりの性格と攻めに、絶頂が止まらない。

「!!!!!」

 執拗にその箇所を突かれ、下の口からよだれも止まらない翡翠。

「…………そろそろ欲しくない?俺の。」

 翡翠の手を取り、ノエルの硬くなった物を触らせる。

「要る?」 

 意地悪そうに聞いてくるノエル。
 手には避妊具を持っていて、着けようとしていた。

「…………い、要らない!」
(何で持ってんのよ!!)

 真っ赤な顔して照れた翡翠。

「…………嘘つきだなぁ…………身体は正直な…………の………に!」
「!!!」

 避妊具を嵌め終わったノエルは、翡翠の中に………。
 秘所を弄りながら、奥に奥に押し入るノエルから、逃れられない絶頂の渦。
 声にならない声と、やらしい水音、ベッドルームにはやらしいニオイ……。

(………ダメだ、理性持たない!……可愛い過ぎだろ、この子!!ヤバイ、のめり込む!!)

 ノエルの身体の下で、喘ぎ潤んだ顔で見つめる翡翠に止まりそうにない。
 体位を変えたら、その都度変わる反応に、ノエルは溺れつつあった。
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