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飲精♡
しおりを挟む雫は朝からそわそわしていた。着る服にも気を遣い、脱がしやすい服のがいいか、可愛くするか、大人びた服にするかさえ、この日は服に迷っていた。ただ電車通学の雫にとって、狙われやすい服は危険を伴う。痴漢が多い電車内で女性専用車両に乗っても、ホームでは意味が無いのだ。すれ違いざまや待っている時に、触られる事もある。着たい服はそういった狙われやすい服なのだ。
「お祖父様………今日だけ通学に車頼んで良いですか?」
「…………弥君と尊君に会う為なら使いなさい………泊まるなら迷惑掛けんように、準備はしていけ」
「…………お祖父様………何を言って……」
「お前達は婚約している……おかしくはなかろう?パーティー後に消えた理由も知らないと思ったか?」
「……………ごめんなさい……」
「弥君と尊君以外の男は絶対に許さんからな!」
念を押され、雫は謝る事しか出来なかった。
✧✧✧✧✧
月曜のこの日、多香子から散々質問攻めになった雫。子供の頃から婚約者として決められていた事や、最近になって会うようになり、大学を卒業後に結婚に向けて動いていく、ぐらいの事しか言えず、雫の中で誤魔化したい事もあるのだ。特にセックスの関係なんて言えたものじゃないし、いくら友人でも言いたくない。拉致されて拘束されたなんて言ってしまえば、皇家の汚点だ。何処で会ったとか、根掘り葉掘り聞かれ濁しながら1日を過ごし、何とか約束の時間になった為、急いで校門に出た雫。時間に合わせ、見慣れた車が停まると、弥が車から降りて雫を待とうとした所だった。
「弥………さん!」
「雫………」
しかし、多香子が雫を追って来ているのを弥に見つかる。
「早く乗れ、雫」
「…………え?」
雫の腕を引っ張り、運転手に早く車を出させた弥。
「弥?」
「………多香子嬢に何か話したか?」
「婚約の経緯ぐらいだけど」
「………そうか………だが彼女は納得してないな……」
「好きなんだろうな、とはパーティーで思ったけど」
「そう、しつこいんだ彼女………俺達の見分けも出来ないのにな………」
多香子の顔を見ただけで、疲れた素振りを見せた弥は、雫の胸に顔を埋めて、呼吸を整えた。雫は弥の頭を撫でた。
「………あ、まだ仕事あった?セットした髪が崩れちゃうよね」
「いや、終わらせてきた………雫、今日は可愛いじゃないか………」
「一応………デートのつもりだったし」
「…………へぇ~、デートしたいのか?」
「………そういうの通り越した関係だったからしてみたい……映画見たりショッピングしたり、海や山行ったり、グランピングとかバーベキューとか、カフェ行って他愛のない話ししたり………忘れて……」
「何で?雫がしたい事なんだろ?恋愛した事がないんだから、そういう事やりたいのは、おかしな事じゃない」
「でも、弥も尊も忙しいでしょ?社長なんだし」
「休もうと思えば、調整するさ……尊もな……雫が好きだから………」
「んっ…………あ……ま……ねっ……まっ………」
一旦離れた身体だったが、弥に抱き寄せられて、頭を押さえられると、唇が重なり直ぐに酔える程の熱い深いキスをされた雫。
「待つかよ………防音でスモークも張って外からは見れない………今すぐ突っ込ませろ……昨日も言ったろ?雫」
「だ、だけどここ車の中……んんっ!」
雫のブラウスのボタンを器用に外す弥は、簡単にフロントホックのブラを外した。
「外しやすいように、フロントホックなのか?」
「…………うっ……で、でも車の中でなんて!」
「知ってるか?カーセックス、て……狭い車の中でだってヤレる方法、いくらでもあるんだぞ?」
「で、でもマンションに着いちゃう!」
「…………そうだな……………2時間ぐらいふらふらあてのないドライブしてくれ」
『………はい、弥様……しかし、この車つけられています。如何しましょう』
「…………どこからだ?」
『雫様の大学からです』
「ナンバー控えて、撒いてくれ…………マンション迄来られたら困るからな」
『畏まりました』
車がつけられていると知り、雫は後方を覗く。気になる雫を他所に、弥はスカートを捲り、お尻を撫で回す。
「ち、ちょっと!気にならないの!?」
「多香子嬢だろ」
「多香子………」
「気にするな、何とかするから先に雫くれ」
「ひゃん!!」
「…………グチョグチョだな………余程欲しかったのか?」
「ああっん…………あっ………んんっ」
後ろから蜜口を攻められ、一気に3本の指を入れられては、理性を直ぐに失ってしまう。そう、雫は弥や尊に抱き潰されながら教えられてしまっていた。
「ほら、答えるんだ、雫………でなきゃ、やらんぞ?お預けでいいか?2時間、疼く身体を全裸にしたのを、俺は見ているだけだ……昨日の電話の前にオナしたんだろ?あぁ、それを車の中で見るのもいいな………尊と一緒に見ようと思っていたが、1人で見たぐらい……」
「欲しいっ!………奥っいっぱい………っ!!」
「……奥、て?………雫……何処に何が欲しい?」
指を蜜口から抜き、紐で結ばれただけの下着を剥ぎ取る弥。
「雫は、本当に期待を裏切らないな………脱がしやすい下着を選ぶ従順さに、惚れない男は居ないな…………ほら、雫………こんなはしたなく濡らした場所は何処だ?俺に見せれるよな?………スカートを捲って足を広げ………分かるな?」
「………………ココに……弥の太いのを………奥にキス……して?」
高級外車の後部座席は対面式のリムジンで、雫はスカートを捲り、蜜がしたたる口を指で開いた。寂しそうにヒクつく蜜口は、弥の喉を鳴らせる。
「雫、よく言えたな………俺のズボンから、欲しいの出してごらん………ご褒美が待ってる……出したらゴムを雫が着けて、自分で入れるんだ………出来なかったら………お預けにするからな?」
「あ……………あぁ………いやぁ………お預け……」
「じゃ、頑張るんだ、雫」
弥の言葉は逆らう事を許さない。ファスナーを下ろし、硬くなった屹立を出すと、雫は口から涎を出してしまった。
「咥えて………いい?」
「…………何だ?口に欲しかったか?」
弥に耳たぶを撫でられ、うっとりとしてしまう雫。
「うん………舐めたい……弥を気持ち良くしたい………」
「美味しく舐めてくれたら、いっぱい後から突いてやる……好きだろ?奥をグリグリされるの………口に一滴も残さず飲めたら、雫が嫌がるセックスはしない」
「………うん……」
雫は美味しそうに、弥の肉棒にむしゃぶりつく。弥や尊に教えられた舐め方しか知らない雫だが、先から出る弥の蜜を大事そうに舐め取ると、口奥まで吸うように唇で扱く。弥はそんな愛しい雫の頬や、耳、髪に止まる事の無い愛撫を指で行った。
「上手くなったな、雫………美味いか?俺のは」
「んぐっ…………ちゅるる……」
「ふっ………エロい…………雫、好きだよ……」
「……………ほんろ?」
「…………くっ!……その顔っ……」
「んぐっ!!………………んんッ………んっ」
思わず、吐精した弥。雫も弥のを全て飲み干すようになっていて、悦楽の笑みを弥に見せるのだった。
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