惚れた男は根暗で陰気な同僚でした【完結】

Lynx🐈‍⬛

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結局モニターに?

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 イベント当日。
 念の為、水着を彬良好みの物を彬良に買われ、何とか水着は持って行く事がない様にしていたが、彬良は茉穂が隠した水着を持って来ていた。

「何て事をしてくれたのよ!馬鹿っ!」
「俺は茉穂の水着姿を見たい!」
「なら、プールでも海でも連れてってくれればいいじゃない!」
「それはそれで行く………プールや海でエロい事が出来ねぇからな」
「…………それで!?」
「そう」
「ひ、酷い!真意言わないで、何してくれてんの?」
「参加者が定員に達したらやらないんだから」
「………そうだけど……」

 だが、その茉穂の心配は皆無だった。
 案外、アダルトグッズに興味のある人も多く、定員数が足りていた。参加者に仮面を渡し、恥ずかしそうに受け取るカップル達だが、仮面を着けて水着に着替えて会場に入ると、直ぐに盛り上がって行く。
 水着の上から試す参加者や、水着の中に入れて試す参加者、それは様々だが、使用した物は気に入ればそのまま買い取りし、新商品も好評だったのか、買って行く参加者も多かった。

「…………な……あんなにも、アダルトグッズ使う人居るんだね」
「そりゃ需要があるから、売れるのさ……ただ性に関してはナイーブな部分だから、あからさまにはな……」
「村雨さん、水木さん、ありがとうございます!今回もなかなか盛況になりましたよ!コレ、使って下さい!勿論2人で!」
「おっ!ありがとうございます」

 彬良が渡されたのは新商品とその他諸々のアダルトグッズにラブホテルの宿泊券。

 ―――うわぁ……増えた…アダルトグッズ……

 彬良と住む様になった時、彬良はアダルトグッズも持ってきていて、時々使われているのだ。その都度、茉穂も酔わされてはきたが、やはりに彬良が欲しいのが本音ではある。
 イベントも終わり、彬良と茉穂は会社に寄らず帰る事にした。

「茉穂、いつ使う?」
「…………え?」
「とりあえず、ラブホの宿泊券、今夜使おうぜ?」
「今日の参加者、利用しないかな………」
「………あぁ……そうか……なら家で茉穂で楽しませて貰おうか……全裸でな」
「もう!」
「痛っ!」

 茉穂は、彬良の背中を叩いた。公衆の面前の街中だ。行き交う人達が聞いているかもしれない。だから止めて貰おうと手が出たのだ。それでも、強くは叩いた訳ではない。

「いいじゃねぇか、茉穂が好きなんだから」
「っ!」

 余りにも茉穂はその告白が嬉しくて、顔を赤らめた。それが彬良の欲が出る。

「茉穂」
「ん?…………っ!」

 真っ昼間の繁華街。駅に向かうのに立ち止まった交差点の信号の待ち時間、彬良は茉穂の顎を上げ、キスを落とす。

「あれ?…………あそこに居るの茉穂?相手………彼氏?……でも今日茉穂は仕事の筈じゃ……」

 向かい側の信号機の下で、英美が居たのは偶然だった。

       ♡♡♡♡♡

 茉穂と彬良が帰ると、スルスルと彬良に服を脱がせられた茉穂。

「真っ昼間!」
「月曜も代休だろ?まったりしっぽりと、イチャつこうぜ」
「…………せめて夜からにしてよ」
「何で?見てて煽られたりしなかったのか?」
「っ!」
「ほら見ろ………先ずは水着に着替えて、イベント参加してる気になろうぜ」
「…………あのさ……」

 茉穂が半裸状態迄された時、ずっと気になっていた事を彬良に聞き出す。

「ん?」
「私をイベント企画に引込んだのは、参加さかせたかったの?」
「俺が、茉穂の裸晒す訳ねぇだろ」
「じゃ、何?」
「盛況だったら、新商品くれるっていうし、俺サイズのゴムも新商品で発売されたが、まだ買えてなくてな……それ欲しさに巻き込んで、茉穂にアダルトグッズへの嫌悪感無くそうかな、と」

 物欲しさに、茉穂は巻き込まれ、悩まされたというのか。参加したくなくて、どう逃げようかと思い結局免れたが、彬良はその先を見ていたと言い放つ。それなら、先に言ってさえくれたら、茉穂も怒らなくていい怒りを彬良に向ける事なく、スキンシップも出来たのだ。
 大好きな胸板と、筋肉質の腕に包まれたかったのに、それが出来なかった時の欲求不満は辛かったのだ。

「それなら早く言ってよ!馬鹿っ!………私の欲求不満だった時期返せっ!」
「…………へぇ~……欲しかったんだ」
「……欲しかったわよ………いっぱい触りたかったもん」
「ククッ………スケベだな……」
「彬良もでしょ」
「認めるね…………ほら、水着に着替えろ……試したい事いろいろあるんだからな」

 水着に着替える前に、軽くシャワーを浴び、寝室に貰ったアダルトグッズを持ち込むと、茉穂は彬良の行動を見ていた。
 ローションやローターを数個取り出し、ローターにローションを塗る彬良。

「媚薬効果あるらしいローションだとよ」
「び、媚薬は………」
「俺相手ならいいだろ?」
「…………そっか……そうだよね……」
「ちょっと冷たいが直ぐに熱くさせてやるよ」

 そう言うと、彬良はローションが着いたローターを茉穂の水着の中に上、2つ、下に2つ入れ込む。
       
「っんっ!」
「スイッチ付けるぞ」
「!………んふっ……あっ……」
「おっぱい揺れてエロい……」

 水着の上からローターの場所を移動させて、反応を見る彬良が、茉穂へキスを仕掛け、茉穂を蕩けさせた。
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