私を殺す人は私が大好きな人【完結】

Lynx🐈‍⬛

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車で奉仕

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 車はワシントンの街を走り回っている。そうしなければならないのは、瑠璃が裕に奉仕させられていたからだ。スモークが張る車内で、瑠璃は裕の上で跨る羽目になったのは、拓夢と別れて直ぐだった。

「瑠璃、咥えろ」
「…………傷癒えてないのに?」
「お前が動けばいいだろ………俺を癒やすのはお前の中だ」
「…………っ!!」

 裕は動かない。ただ、前を見据えるだけだ。
 瑠璃は裕のズボンのベルトを外しファスナーを下げる。まだ勃っていない杭である物を口や手で昂ぶらさなければならないのは、今の瑠璃は苦痛だ。

「早くしろ………ワシントン内のホテルに帰れねぇだろうが」
「なら、ホテルでいいんじゃ……」
「お前、裸でホテルに入る気か?お前の服を用意させてる間、がお前の相手してるっていうのに」
「……………」

 的な言い振りに腹が立って仕方ない。の意味ならそう言えばいいのだろうが、裕は常に屈辱的になる言葉を瑠璃に言う。これはなのだ、と思わせる為の。
 瑠璃は、裕の杭を手で握り扱く。鈴口から先走る蜜が出れば、それを杭に塗り込み濡らせば、と思っていた。だが、固くなった時点で裕は言う。

「勃ったら、直ぐに入れろ」
「わ、私がまだ濡れてな………」
「そんな事は知らん………濡れてなくても入れるんだよ………お前が痛いだろうがな……するんだろ?優しいセックスなんて望むな!おら!入れろ!」
「……………っ!!」

 そうして、ギチギチと杭で開かれた秘唇はとても狭く奥迄直ぐには入らない。愛撫もされていない身体は、ただ恐怖で痛いだけだ。

「キツイな………まぁ、俺は気にしんが……久々に処女を味わってるみたいだ………だが………」
「!!…………ひ、ひぃやぁぁぁっ!!」

 下から腰を打ち付けた裕。一気に太い杭が押し込まれ、腰を左右前後に動かされ、最奥をグリグリと押された瑠璃。じわじわと蜜が出てくるのを感じる。

「ふっ…………濡れてきたな………ほら、動け、踊れ、啼け」
「…………はぁ………はぁ………鬼畜………」
「俺をイかせねぇと、服も渡せねぇぞ?」
「…………っ!」

 瑠璃は必死で裕の膝上で腰を上下させるしかなかった。裕の肩の包帯が邪魔で、瑠璃の身体を支える為の捕まる所が見つからない。いつも裕との座位のセックスなら肩に手を置けるのだが、今は置けなかった。それが、瑠璃の優しさなのは、裕にも分かるが敢えて言わないのが裕だ。試行錯誤して腰を振る瑠璃の姿を見たいのだろう。裕の空いた手は瑠璃の腰を支えるもののそれだけだ。

「聞け、瑠璃」
「…………な、何を……」
「お前………まだ親父のだと思ってるだろ」
「ち………違う……って……言うの?」
「違うな」

 裕は何突然、おかしな事を言うんだろう、と思って、返答をする瑠璃。

「じゃ………私……じゃない……て?」
だぜ?………但し、咲田 裕……俺のとしてのだ」
「!!…………なっ!」
「くっ…………いい締めだ………はははっ!続けろ!瑠璃!」

 瑠璃は全く知らされていなかった。いつ瑠璃は裕と結婚したのか。婚姻届も書いた覚えが無いのだ、知る由もない。

「い、いつ!!」
「………おらっ!!動け!」
「っあっ………ま……待ってっ……突かな……あぁっっ………いつ?………いつなの!?」

 腰の動きを止め、裕に聞きたくて仕方ないのに、裕は容赦無く腰を突き上げた。瑠璃が動かない間は答えないつもりなのだろう。瑠璃は躊躇しながら動きを再開する。

「お、お願い………動く………から……」
「4年ぐらい前か…………親父死んで直ぐだ」
「わ、私………書いて……ない………」
「んなもん、どうとでもなる」
「む、無効よ!!」
「4年前のを蒸し返して、無効を訴えた所で今更だな……知らなかった、気付かなかったお前が悪い」
「……………そ、そんな………り、離婚を……」
「するか!馬鹿め!」
「ああっっ………止め……ああっん!!」

 ここ迄告白したのなら、裕は瑠璃を離さないだろう。もう、腰を動かす気力も無くなった瑠璃に執拗な腰の突き上げを始める裕。たっぷりと白濁を注いだ頃には瑠璃は気絶し、裕に凭れていた。

「…………お前はなんだよ……瑠璃」

 瑠璃が再び気が付いた時は、ワシントンのホテルのベッドの上だった。松葉杖でぎこちなく歩く裕を見た時、本当に殺しておけば良かったと、悔いだけは残る。威嚇射撃等必要は無かった。

「目、覚めたか」
「…………」
「ほらよ、お前のスマホだ………GPSも外しやがって………日本帰ったらお前は城崎に任せてる会社を辞めさせるからな」
「……………な、何で……」
からに格上げの扱いしてやる、て言ってんだ………取引も無事終わったしな」
「城崎は………知ってるの?」
「知ってるが、何だ?………城崎とのセックスが忘れられねぇか?」
「…………城崎は、了承してたって言うの?」

 裕は瑠璃の枕元に座る。

「了承した条件はただ1つ………お前との
「く、狂ってる…………貴方達」
「極道なんてのは皆狂ってるのは、育ってきたお前なら分かるだろ」

 タバコに火を着け、ひと吸い深く肺に入れて噛み締める様に味わうと、天井に向けて煙を吐いた裕。

「起きれるなら風呂入ってこい………飯食うぞ」

 まるで、拓夢の事や、銃撃の事等無かった様にいつもの裕がそこに居て、瑠璃は面を食らっていた。
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