14 / 19
車で奉仕
しおりを挟む車はワシントンの街を走り回っている。そうしなければならないのは、瑠璃が裕に奉仕させられていたからだ。スモークが張る車内で、瑠璃は裕の上で跨る羽目になったのは、拓夢と別れて直ぐだった。
「瑠璃、咥えろ」
「…………傷癒えてないのに?」
「お前が動けばいいだろ………俺を癒やすのはお前の中だ」
「…………っ!!」
裕は動かない。ただ、前を見据えるだけだ。
瑠璃は裕のズボンのベルトを外しファスナーを下げる。まだ勃っていない杭である物を口や手で昂ぶらさなければならないのは、今の瑠璃は苦痛だ。
「早くしろ………ワシントン内のホテルに帰れねぇだろうが」
「なら、ホテルでいいんじゃ……」
「お前、裸でホテルに入る気か?お前の服を用意させてる間、俺がお前の相手してるっていうのに」
「……………」
瑠璃の為的な言い振りに腹が立って仕方ない。謝罪の意味ならそう言えばいいのだろうが、裕は常に屈辱的になる言葉を瑠璃に言う。これはお前からの謝罪なのだ、と思わせる為の。
瑠璃は、裕の杭を手で握り扱く。鈴口から先走る蜜が出れば、それを杭に塗り込み濡らせば、と思っていた。だが、固くなった時点で裕は言う。
「勃ったら、直ぐに入れろ」
「わ、私がまだ濡れてな………」
「そんな事は知らん………濡れてなくても入れるんだよ………お前が痛いだろうがな……謝罪するんだろ?優しいセックスなんて望むな!おら!入れろ!」
「……………っ!!」
そうして、ギチギチと杭で開かれた秘唇はとても狭く奥迄直ぐには入らない。愛撫もされていない身体は、ただ恐怖で痛いだけだ。
「キツイな………まぁ、俺は気にしんが……久々に処女を味わってるみたいだ………だが………」
「!!…………ひ、ひぃやぁぁぁっ!!」
下から腰を打ち付けた裕。一気に太い杭が押し込まれ、腰を左右前後に動かされ、最奥をグリグリと押された瑠璃。じわじわと蜜が出てくるのを感じる。
「ふっ…………濡れてきたな………ほら、動け、踊れ、啼け」
「…………はぁ………はぁ………鬼畜………」
「俺をイかせねぇと、服も渡せねぇぞ?」
「…………っ!」
瑠璃は必死で裕の膝上で腰を上下させるしかなかった。裕の肩の包帯が邪魔で、瑠璃の身体を支える為の捕まる所が見つからない。いつも裕との座位のセックスなら肩に手を置けるのだが、今は置けなかった。それが、瑠璃の優しさなのは、裕にも分かるが敢えて言わないのが裕だ。試行錯誤して腰を振る瑠璃の姿を見たいのだろう。裕の空いた手は瑠璃の腰を支えるもののそれだけだ。
「聞け、瑠璃」
「…………な、何を……」
「お前………まだ親父の娘だと思ってるだろ」
「ち………違う……って……言うの?」
「違うな」
裕は何突然、おかしな事を言うんだろう、と思って、返答をする瑠璃。
「じゃ………私……咲田じゃない……て?」
「咲田は咲田だぜ?………但し、咲田 裕……俺の妻としての咲田だ」
「!!…………なっ!」
「くっ…………いい締めだ………はははっ!続けろ!瑠璃!」
瑠璃は全く知らされていなかった。いつ瑠璃は裕と結婚したのか。婚姻届も書いた覚えが無いのだ、知る由もない。
「い、いつ!!」
「………おらっ!!動け!」
「っあっ………ま……待ってっ……突かな……あぁっっ………いつ?………いつなの!?」
腰の動きを止め、裕に聞きたくて仕方ないのに、裕は容赦無く腰を突き上げた。瑠璃が動かない間は答えないつもりなのだろう。瑠璃は躊躇しながら動きを再開する。
「お、お願い………動く………から……」
「4年ぐらい前か…………親父死んで直ぐだ」
「わ、私………書いて……ない………」
「んなもん、どうとでもなる」
「む、無効よ!!」
「4年前のを蒸し返して、無効を訴えた所で今更だな……知らなかった、気付かなかったお前が悪い」
「……………そ、そんな………り、離婚を……」
「するか!馬鹿め!」
「ああっっ………止め……ああっん!!」
ここ迄告白したのなら、裕は瑠璃を離さないだろう。もう、腰を動かす気力も無くなった瑠璃に執拗な腰の突き上げを始める裕。たっぷりと白濁を注いだ頃には瑠璃は気絶し、裕に凭れていた。
「…………お前は俺のなんだよ……瑠璃」
瑠璃が再び気が付いた時は、ワシントンのホテルのベッドの上だった。松葉杖でぎこちなく歩く裕を見た時、本当に殺しておけば良かったと、悔いだけは残る。威嚇射撃等必要は無かった。
「目、覚めたか」
「…………」
「ほらよ、お前のスマホだ………GPSも外しやがって………日本帰ったらお前は城崎に任せてる会社を辞めさせるからな」
「……………な、何で……」
「駒から貞淑な妻にに格上げの扱いしてやる、て言ってんだ………取引も無事終わったしな」
「城崎は………知ってるの?」
「知ってるが、何だ?………城崎とのセックスが忘れられねぇか?」
「…………城崎は、了承してたって言うの?」
裕は瑠璃の枕元に座る。
「了承した条件はただ1つ………お前とのセックス」
「く、狂ってる…………貴方達」
「極道なんてのは皆狂ってるのは、育ってきたお前なら分かるだろ」
タバコに火を着け、ひと吸い深く肺に入れて噛み締める様に味わうと、天井に向けて煙を吐いた裕。
「起きれるなら風呂入ってこい………飯食うぞ」
まるで、拓夢の事や、銃撃の事等無かった様にいつもの裕がそこに居て、瑠璃は面を食らっていた。
0
あなたにおすすめの小説
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
偽りの婚約者は、幼馴染の仮面を脱いだら甘くて執着深い
由香
恋愛
家の借金を理由に政略結婚を迫られる伯爵令嬢エリシアは、幼馴染のノアに「婚約者のふり」を頼む。
だが無邪気な年下と思っていた彼は、実は腹黒で一途な天才。
“偽装婚約”は甘さと執着に満ち、本物より本物らしくなっていく。
政敵との対立、同居生活、すれ違う想い——
そして二人はついに、嘘だったはずの婚約を本物に変えていく。
届かぬ温もり
HARUKA
恋愛
夫には忘れられない人がいた。それを知りながら、私は彼のそばにいたかった。愛することで自分を捨て、夫の隣にいることを選んだ私。だけど、その恋に答えはなかった。すべてを失いかけた私が選んだのは、彼から離れ、自分自身の人生を取り戻す道だった·····
◆◇◆◇◆◇◆
読んでくださり感謝いたします。
すべてフィクションです。不快に思われた方は読むのを止めて下さい。
ゆっくり更新していきます。
誤字脱字も見つけ次第直していきます。
よろしくお願いします。
たとえ愛がなくても、あなたのそばにいられるのなら
魚谷
恋愛
ヴェルンハイム伯爵家の私生児ハイネは家の借金のため、両親によって資産家のエッケン侯爵の愛人になることを強いられようとしていた。
ハイネは耐えきれず家を飛び出し、幼馴染みで初恋のアーサーの元に向かい、彼に抱いてほしいと望んだ。
男性を知らないハイネは、エッケンとの結婚が避けられないのであれば、せめて想い人であるアーサーに初めてを捧げたかった。
アーサーは事情を知るや、ハイネに契約結婚を提案する。
伯爵家の借金を肩代わりする代わりに、自分と結婚し、跡継ぎを産め、と。
アーサーは多くの女性たちと浮名を流し、子どもの頃とは大きく違っていたが、今も想いを寄せる相手であることに変わりは無かった。ハイネはアーサーとの契約結婚を受け入れる。
※他のサイトにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる