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しおりを挟むくちゅ、ちゅ、じゅっ、とアルマの頭の中に響く水音。
ジークハルトに押し倒されてから、アルマは両耳を塞がれて、翻弄される深いキスをされ続けていた。
---頭………クラクラする……気持ち………良い………
「んっ!」
「……………」
口の中にジークハルトの舌が入っているのは分かる。だが、ドロっとした液体を流し込まれ、それがジークハルトの唾液だと気が付くのに時間が掛かった。
一度飲み込むと、また飲ませられ、そして溜まった唾液毎、くちゅくちゅと唇を鳴らす。
音と舌、そして嚥下する感覚。こんなにも熱く深いキスをジークハルトにされた事はない。
「…………今からそんなに蕩けて如何する、アルマ」
「…………っ!」
ジークハルトの唇が離れても、色っぽい余韻を味合わせるつもりか、口周りの唾液で濡れたのを拭う姿にゾクゾクと身体を震わせたアルマ。
ジークハルトが自身の唇を拭った指で、アルマの唇を拭うと、その指はアルマの口内で暴れる。
「舐めて…………俺のを咥えてる時の様に……」
「んっん……ん………」
「…………いい娘……そのまま続けて………」
ジークハルトが次に何をしてくるか想像が出来なかった。
今迄は流れ作業的に、キスから始まり、胸や首、耳の愛撫で最後は秘壺。
しかし、今日は違う。
アルマの腰上を跨ぎ、夜着の裾に手を掛けたジークハルト。その夜着を手探りでアルマの腰迄上げるが、目線はアルマの顔を見つめている。
「…………何をするか、分からなそうだな」
「っん………っ!んんんっ!」
「…………重罪だぞ?此処…………如何して、キスだけでこんなに濡らしたんだ?」
夜着の中の紐を解かず、またも上から触られる秘部。にちゃ、にちゃ、と湿る布も薄地であるので、直ぐにジークハルトが好きな場所がツン、と主張を始めている。
「陰核も見なくても分かるな………やらしくなったものだ………捕まえてその罪を分からせてやらないとな………自分が可愛いと分からないんだから」
「っ!んんんっ!」
「ほら、もっと舐めて………俺がまたキスしたくなる様に、やらしい顔をしてごらん」
もう充分やらしくされている、とアルマは思っていても、これでもアルマの最奥はジークハルトは未開発で、欲しい所に欲しい物が届かないから、もっとやらしくならないといけないのか。
16歳にしては小柄なアルマだが、身体付きはジークハルトの所為でやらしくされている。それでもまだ子作りしないのだから、そこ迄しなくてもいいのではないだろうか。
「聞こえるか?この音………」
指の使われ方も激しくなってきて、唇から奏でられる音と、秘部からの音の聞き分けが出来ない。
「直にする?するなら、瞬きして………アルマ」
「っ!」
直接触って欲しいとは思っていた。
そんな感情の変化さえもジークハルトはお見通しらしい。
ゆっくりとアルマは瞬きし、直ぐに恥ずかしさから目を反らしてしまう。
「俺を見て、アルマ」
「んんっ………ん………」
「上手になったなぁ、アルマは………ご褒美あげよう」
「んんんっ、んん、んんんんっ!」
ぷしゃっ、と何かがアルマから飛び出た。
それがアルマは何か分からない。
「潮吹きも上手な様だ………今見られないのは残念だが、後でまた見せてくれ」
---潮吹き?………こ、これがそうなの?
「次は中イキがいいか?好きだろ?俺ので抉られるの」
「っ!」
名称は分かっておらず、ジークハルトの行為とアルマの知る感覚が合致していく様だった。
「指で悪いがな…………此処………抉られるの大好きだろ?」
「んんんんんんっ!」
「…………早く中で爆ぜたいと思わせる顔されてもな………」
中を抉られて達すると、ジークハルトはアルマから退いた。
「はぁ…………はぁ………」
「可愛く達したな、アルマ。そのまま仰向けになってなさい」
ジークハルトにそう言われ、仰向けのままでいたアルマだが、いつ夜着が脱げるのか。
機会が来ない。
すると、ジークハルトは全裸になるので、アルマも夜着に手を掛けるのだが、ジークハルトに止められた。
「アルマは脱がなくていい」
「え?」
「今日はこのままするから」
「…………は、はい……」
もう、固くなっているだろう杭。その杭はアルマの太腿に挟まれ、足を抱えられた。
「挟んで擦ると、気持ちが良いんだよ。先で陰核可愛いがってあげよう」
秘蕾に向かい、ジークハルトの腰が前後する。夜着は脱いでないので、その光景が布越しでアルマに見えるのだ。
夜着毎足を掴み、はぁ、はぁ、と息の荒いジークハルトにアルマもゾクゾクと震えが止まらず、秘蕾に擦られる杭がヌルヌルと滑る気持ち良さで喘ぐ声が止まらなかった。
「あぁぁぁぁっ、あっ、あん……」
「アルマ………可愛い声もっと聞かせて………」
「気持ちい………いっ……あ、あっ……」
「俺も気持ち良いよ、アルマ………」
最近は舐め合いだけだったので、こんな風に攻められるのは久々だった。
挿入はしない様にする、と言われた時は悲しくなったが、これはこれで1つになれた気がして、この夜は濃い愛し合いが出来たのだ、と思わざる得なかった。
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