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自称「未来人」との逃避行
第17話 身体検査
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しかし、100年後の未来で男性が極端に減少し、遺伝子情報が壊れてしまった原因については、とうとう彼女は教えてくれなかった。
「ですので、100年後の未来は、この時代ほど民族ごとの特徴が明確ではありません。人工受精が進み、男性の遺伝子を直接受精する仕組みが一般的となっていますので、基本的に世界中の人々がハーフのような存在です」
なるほど、美鈴玲子も名前は日本人だが、どことなく色白で、ハーフのような印象を受けたのはそのためか。
多分、白人の遺伝子が少し入っているんだろうな、、、、理想的なボディーラインだな。
そう考えていると、まるで俺の思考が読まれたかのように、彼女はこう言った。
「あの、、、GF、いえ、雄介様、申し上げにくいのですが、私の体に、他の損傷が無いか、お調べ頂いてもよろしいでしょうか?」
はい?、、え、はい?、それはあれですか、身体検査的な?やつ?
「うむ、私は構わないが、君は、、その、恥ずかしくはないか?」
「大丈夫です、問題ありません。むしろ傷の復旧の方が優先です。治療に時間をかけている場合ではありませんし。」
そうか、そうなんだね、、、では遠慮なく、、、なんか、いいのかなあ。
彼女は車内の明かりを消すと、先ほどのスプレーと、小型の探査機のようなものを俺に手渡し、これで死角になっている身体の部分を調べるよう依頼した。
、、、暗い車内、探査機の小さな明かり、照らし出される彼女の美しいボディーライン。
神様、ありがとうございます。
先ほどの右肩の傷口から、体の細部まで探査機を使って傷を探した。
この探査機は、現代で言うところの「ブラックライト」のようなもので、人間の血液痕に反応する仕組みらしい。
そのため、真っ暗の車内で、俺は彼女の体の隅々までブラックライトを照らしているシチュエーションになっている。
ああ、、、、背徳感。
、、、あれ、さっき着装しなおしたスカートが、また脱いでる、、、、。
おい!、、おいおい!
なんだか、手に変な汗出てきちゃったよ、そりゃ、まあ、検査ですから、そうなりますよね。
、、、いや、真剣にやらねば。
俺は医者だ、、そう、今の俺は医者なのだ。
神聖な医術の世界に、不謹慎な思考は絶対にダメ!
ダメ!、なんだけど、、、ああ、俺は不謹慎な生き物だな、無理だわ、ゴメン。
そう思っていた俺の思考は、少し震える彼女の足が視界に入ってきたところで、少し冷静さを取り戻した。
彼女も怖いのだ、未来には男性が極端に少ないとのことだから、恐らく、異性が体に触れることも無かっただろう。
それ故に、俺は少し真面目に検査をすることにした、、、、少し。
片方の足の検査を俺はまず真剣にやっていた。
そして、真剣になり過ぎた俺は、自分がどこを検査しているかを、あまり考えなくなっていた。
「あの、、雄介様、その、、、そこは内側ですので、さすがに銃弾の影響は無いかと思いますが、、」
、、、、、あー!、、、きゃー!、
やってしまった、そうだよね、そりゃそうだよ。
太ももの内側なんて、怪我しないよ普通。
ちょっと冷静になれ、俺。
彼女を守れるのは、俺だけなんだから!
もう片方の足も、内側以外を速やかに検査終了させ、俺は心の底から自己嫌悪に陥りつつ、一応紳士的な対応をした。
「あー、うん、、検査の結果、特に怪我は無いようだな」
「恐れ入ります、雄介様、、、それでは今度は、雄介様が服をお脱ぎください。」
えーーーー hs:えpwbん@s:!
ちょっと、何、今日はそういうイベントの日なの?
「ですので、100年後の未来は、この時代ほど民族ごとの特徴が明確ではありません。人工受精が進み、男性の遺伝子を直接受精する仕組みが一般的となっていますので、基本的に世界中の人々がハーフのような存在です」
なるほど、美鈴玲子も名前は日本人だが、どことなく色白で、ハーフのような印象を受けたのはそのためか。
多分、白人の遺伝子が少し入っているんだろうな、、、、理想的なボディーラインだな。
そう考えていると、まるで俺の思考が読まれたかのように、彼女はこう言った。
「あの、、、GF、いえ、雄介様、申し上げにくいのですが、私の体に、他の損傷が無いか、お調べ頂いてもよろしいでしょうか?」
はい?、、え、はい?、それはあれですか、身体検査的な?やつ?
「うむ、私は構わないが、君は、、その、恥ずかしくはないか?」
「大丈夫です、問題ありません。むしろ傷の復旧の方が優先です。治療に時間をかけている場合ではありませんし。」
そうか、そうなんだね、、、では遠慮なく、、、なんか、いいのかなあ。
彼女は車内の明かりを消すと、先ほどのスプレーと、小型の探査機のようなものを俺に手渡し、これで死角になっている身体の部分を調べるよう依頼した。
、、、暗い車内、探査機の小さな明かり、照らし出される彼女の美しいボディーライン。
神様、ありがとうございます。
先ほどの右肩の傷口から、体の細部まで探査機を使って傷を探した。
この探査機は、現代で言うところの「ブラックライト」のようなもので、人間の血液痕に反応する仕組みらしい。
そのため、真っ暗の車内で、俺は彼女の体の隅々までブラックライトを照らしているシチュエーションになっている。
ああ、、、、背徳感。
、、、あれ、さっき着装しなおしたスカートが、また脱いでる、、、、。
おい!、、おいおい!
なんだか、手に変な汗出てきちゃったよ、そりゃ、まあ、検査ですから、そうなりますよね。
、、、いや、真剣にやらねば。
俺は医者だ、、そう、今の俺は医者なのだ。
神聖な医術の世界に、不謹慎な思考は絶対にダメ!
ダメ!、なんだけど、、、ああ、俺は不謹慎な生き物だな、無理だわ、ゴメン。
そう思っていた俺の思考は、少し震える彼女の足が視界に入ってきたところで、少し冷静さを取り戻した。
彼女も怖いのだ、未来には男性が極端に少ないとのことだから、恐らく、異性が体に触れることも無かっただろう。
それ故に、俺は少し真面目に検査をすることにした、、、、少し。
片方の足の検査を俺はまず真剣にやっていた。
そして、真剣になり過ぎた俺は、自分がどこを検査しているかを、あまり考えなくなっていた。
「あの、、雄介様、その、、、そこは内側ですので、さすがに銃弾の影響は無いかと思いますが、、」
、、、、、あー!、、、きゃー!、
やってしまった、そうだよね、そりゃそうだよ。
太ももの内側なんて、怪我しないよ普通。
ちょっと冷静になれ、俺。
彼女を守れるのは、俺だけなんだから!
もう片方の足も、内側以外を速やかに検査終了させ、俺は心の底から自己嫌悪に陥りつつ、一応紳士的な対応をした。
「あー、うん、、検査の結果、特に怪我は無いようだな」
「恐れ入ります、雄介様、、、それでは今度は、雄介様が服をお脱ぎください。」
えーーーー hs:えpwbん@s:!
ちょっと、何、今日はそういうイベントの日なの?
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