26 / 39
25
しおりを挟む
会長さんの首輪をつける発言を聞いてから益々会長さんと僕の間に深い底の見えない溝が出来た。(気がする)
ぶるぶる震えながら生徒会室に戻ると副会長さんが僕の顔を見て会長さんに「指宿くんに何を言ったんですか!?」と詰め寄っていた。
知らねーとシラを切る会長さんにこれ以上聞いても埒が明かないと思ったのか、僕に聞いてきた。
「何か会長に言われたんでしょう?何を言われたんですか?」
「…えと…ひっ…だ、だいじょうぶですから!」
「会長!睨まないでください!…あれは気にしなくていいですから…顔が真っ青ですよ?大丈夫な訳ありません」
「…うぅ……ぼ、僕…迷子になってしまって……それで…あの…」
チラリと会長さんを見ればにやぁ…と悪人面を見せられて ぴゃっ と飛び上がる。
なんでこんなに会長さんって怖いんですか!?
し、し心臓麻痺なんて起こったらどうするんですか…!!!
…ん?何か言ってる…?
な・に・い・ろ・が・に・あ・う・か・な
…………よし、見なかった事にしよう。
改めて副会長さんの顔を見ながら頭を下げる。
「だっ大丈夫なので!き、今日は帰ります!また明日もよろしくお願いしますっしし失礼します!!」
「あっい、指宿くん!」
シュバッとカバンを持って生徒会室を出る。
副会長さんには申し訳ないけど、あのままあの場所にいたら僕は確実にまた気を失う!!
…明日もって言っちゃったけど、会長さんもいるんだろうなぁ…やだなぁ…。
ぐすっと鼻をすすって寮に帰る僕はゲラゲラと大笑いする会長さんがいたなんて、知る由もなかった。
ぶるぶる震えながら生徒会室に戻ると副会長さんが僕の顔を見て会長さんに「指宿くんに何を言ったんですか!?」と詰め寄っていた。
知らねーとシラを切る会長さんにこれ以上聞いても埒が明かないと思ったのか、僕に聞いてきた。
「何か会長に言われたんでしょう?何を言われたんですか?」
「…えと…ひっ…だ、だいじょうぶですから!」
「会長!睨まないでください!…あれは気にしなくていいですから…顔が真っ青ですよ?大丈夫な訳ありません」
「…うぅ……ぼ、僕…迷子になってしまって……それで…あの…」
チラリと会長さんを見ればにやぁ…と悪人面を見せられて ぴゃっ と飛び上がる。
なんでこんなに会長さんって怖いんですか!?
し、し心臓麻痺なんて起こったらどうするんですか…!!!
…ん?何か言ってる…?
な・に・い・ろ・が・に・あ・う・か・な
…………よし、見なかった事にしよう。
改めて副会長さんの顔を見ながら頭を下げる。
「だっ大丈夫なので!き、今日は帰ります!また明日もよろしくお願いしますっしし失礼します!!」
「あっい、指宿くん!」
シュバッとカバンを持って生徒会室を出る。
副会長さんには申し訳ないけど、あのままあの場所にいたら僕は確実にまた気を失う!!
…明日もって言っちゃったけど、会長さんもいるんだろうなぁ…やだなぁ…。
ぐすっと鼻をすすって寮に帰る僕はゲラゲラと大笑いする会長さんがいたなんて、知る由もなかった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
183
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる