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初めてのデートは終わり。
ベンチに座って色々話をし、2時間が経とうとした頃、美都ちゃんが言い出した。
美都「あー・・見えてきた。」
要「え、ほんと?」
顔の前で手を振る。
美都「?・・・なんかブンブンしてる?」
要「おぉ、見えてる。あとちょっと?」
美都「うん。15分くらいかな。」
美都ちゃんの手を握り、話を続ける。
要「あぁ、俺の仕事のことまだ言ってなかったな。」
美都「うん。」
要「警察官だよ。」
美都「!・・・警察官っ。すごいですね!」
要「美都ちゃんは?学生だった・・・よな?」
目が見え始めたからか、あちこちをキョロキョロしながら見てる。
美都「専門学校の学生ですよ。」
要「なんの専門?」
美都「製菓。」
要「?・・・野菜?」
俺の言葉に美都ちゃんは豪快に笑いだした。
美都「あははっ。青果じゃなくて製菓っ。お菓子のほうっ。あははっ。」
要「あ・・・そっちか。」
美都「あー・・苦しい・・・。」
要「ちょっと・・・笑いすぎじゃない?」
お腹を抱えて笑ってる姿もかわいいけど・・・。
美都「・・・そろそろ出ますか?」
要「え?」
美都「もう見えますよ。ほぼ。」
要「じゃあ歩くか。」
手を繋いだまま椅子から立ち上がった。
美都「あの・・・。」
要「うん?」
美都「手・・・。」
要「・・・いや?」
俺が聞くと、美都ちゃんは手をきゅ・・・と握ってきた。
美都「嫌じゃないです・・。」
要「---っ。やっば・・俺、1日でこんなに惚れるとは思わなかった・・・。」
美都「?」
園内をぐるぐると歩き、美都ちゃんの目がはっきりと見えるようになってから、俺たちは遊園地を出た。
駅に向かい、電車に乗る。
美都「今日は・・ほんとにすみませんでした。」
要「・・・なんともないけど。それより敬語やめようよ。」
美都「んー・・・はい。」
要「ま、そのうちタメ口になるか。」
窓の外を流れる景色。
それを眺めてると、あっという間に駅に着いた。
美都「今日はありがとう。」
要「なぁ、送って行ってもいい?家知りたいし。」
美都「それは・・大丈夫ですけど・・・。」
美都ちゃんに案内されながら、歩き始めた。
要「さっき、気になったんだけどさ。」
美都「ん?」
要「『リヒト』ってなに?」
俺の疑問に、美都ちゃんは苦笑いしながら答えてくれた。
美都「あー・・『リヒト』はAIロボットの名前です。うちは電気とかの管理をリヒトに任せてるので・・・。」
要「AI!・・・すごいな!」
美都「ケータイにも入れてもらってて、私の声に反応するようにしてます。」
要「へぇー。」
美都「見えないときはほんとに助かってます。」
『リヒト』の話をしながら歩くこと十数分。
美都「あそこのアパートですよ。」
指を指したアパートは一人暮らし向けのアパートだ。
要「待って、一人暮らし!?」
美都「?・・・そうですけど?」
要「よく生活できてたな・・・。」
美都「まぁ、慣れですね。」
鞄から鍵を取り出す美都ちゃん。
美都「じゃあ・・・。」
要「うん。また・・・な。」
『じゃあ』という割に手を離さない美都ちゃん。
俺から手を離した。
美都「あ・・・・。」
要「また明日。」
身をかがめて、美都ちゃんのほっぺたに唇をあてた。
ちゅ・・・。
美都「---っ!?」
要「ははっ。顔真っ赤。ちゃんと鍵しろよ、美都。」
美都「・・・はい。」
家に入るように促して、俺も自分の家に向かって歩き出した。
要(やばい・・かわいすぎる・・・。)
大人ぶって別れたはいいけど、美都ちゃんの行動やしぐさの全てがかわいすぎて自分がおかしくなりそうだ・・・。
要(重くならないように気をつけよ・・・。)
明日も会いたい旨をメールで伝え、俺はその日を終えた。
美都「あー・・見えてきた。」
要「え、ほんと?」
顔の前で手を振る。
美都「?・・・なんかブンブンしてる?」
要「おぉ、見えてる。あとちょっと?」
美都「うん。15分くらいかな。」
美都ちゃんの手を握り、話を続ける。
要「あぁ、俺の仕事のことまだ言ってなかったな。」
美都「うん。」
要「警察官だよ。」
美都「!・・・警察官っ。すごいですね!」
要「美都ちゃんは?学生だった・・・よな?」
目が見え始めたからか、あちこちをキョロキョロしながら見てる。
美都「専門学校の学生ですよ。」
要「なんの専門?」
美都「製菓。」
要「?・・・野菜?」
俺の言葉に美都ちゃんは豪快に笑いだした。
美都「あははっ。青果じゃなくて製菓っ。お菓子のほうっ。あははっ。」
要「あ・・・そっちか。」
美都「あー・・苦しい・・・。」
要「ちょっと・・・笑いすぎじゃない?」
お腹を抱えて笑ってる姿もかわいいけど・・・。
美都「・・・そろそろ出ますか?」
要「え?」
美都「もう見えますよ。ほぼ。」
要「じゃあ歩くか。」
手を繋いだまま椅子から立ち上がった。
美都「あの・・・。」
要「うん?」
美都「手・・・。」
要「・・・いや?」
俺が聞くと、美都ちゃんは手をきゅ・・・と握ってきた。
美都「嫌じゃないです・・。」
要「---っ。やっば・・俺、1日でこんなに惚れるとは思わなかった・・・。」
美都「?」
園内をぐるぐると歩き、美都ちゃんの目がはっきりと見えるようになってから、俺たちは遊園地を出た。
駅に向かい、電車に乗る。
美都「今日は・・ほんとにすみませんでした。」
要「・・・なんともないけど。それより敬語やめようよ。」
美都「んー・・・はい。」
要「ま、そのうちタメ口になるか。」
窓の外を流れる景色。
それを眺めてると、あっという間に駅に着いた。
美都「今日はありがとう。」
要「なぁ、送って行ってもいい?家知りたいし。」
美都「それは・・大丈夫ですけど・・・。」
美都ちゃんに案内されながら、歩き始めた。
要「さっき、気になったんだけどさ。」
美都「ん?」
要「『リヒト』ってなに?」
俺の疑問に、美都ちゃんは苦笑いしながら答えてくれた。
美都「あー・・『リヒト』はAIロボットの名前です。うちは電気とかの管理をリヒトに任せてるので・・・。」
要「AI!・・・すごいな!」
美都「ケータイにも入れてもらってて、私の声に反応するようにしてます。」
要「へぇー。」
美都「見えないときはほんとに助かってます。」
『リヒト』の話をしながら歩くこと十数分。
美都「あそこのアパートですよ。」
指を指したアパートは一人暮らし向けのアパートだ。
要「待って、一人暮らし!?」
美都「?・・・そうですけど?」
要「よく生活できてたな・・・。」
美都「まぁ、慣れですね。」
鞄から鍵を取り出す美都ちゃん。
美都「じゃあ・・・。」
要「うん。また・・・な。」
『じゃあ』という割に手を離さない美都ちゃん。
俺から手を離した。
美都「あ・・・・。」
要「また明日。」
身をかがめて、美都ちゃんのほっぺたに唇をあてた。
ちゅ・・・。
美都「---っ!?」
要「ははっ。顔真っ赤。ちゃんと鍵しろよ、美都。」
美都「・・・はい。」
家に入るように促して、俺も自分の家に向かって歩き出した。
要(やばい・・かわいすぎる・・・。)
大人ぶって別れたはいいけど、美都ちゃんの行動やしぐさの全てがかわいすぎて自分がおかしくなりそうだ・・・。
要(重くならないように気をつけよ・・・。)
明日も会いたい旨をメールで伝え、俺はその日を終えた。
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