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講習会2.
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優弥「・・・今、教えた通りに一回やってみな?」
ひなた「はいっ。」
教わった場所を探し出し、両手を重ねて押す。
ぐっ・・・ぐっ・・・と押すけど一向にランプは光ってくれなかった。
ひなた「?・・・違う?」
悩みながらも押し続けると、私の手に、優弥さんの手がかぶさってきた。
優弥「もうちょっと強くできるか?これくらい・・・。」
ぐっ・・・!っと押さえられた私の手。
ひなた「!?・・・そんなに!?」
優弥「あぁ、ほら見てみな?ランプ光ってる。」
優弥さんが押すたびに光るランプ。
ひなた「ほんとだ・・・。」
優弥「力が圧倒的に足りないな。」
ひなた「むー・・・。」
優弥さんの手が外れた時に、全体重をかけて押し込むとランプが光った。
ひなた「光った・・・!」
優弥「おぉ、その調子。30回やって人工呼吸。救急隊が来るか、状態が回復するまでな。」
ひなた「!?・・・むっ・・・無理・・っ。」
20回も押せば、息が上がってしまい、私はギブアップした。
ひなた「はぁ・・・はぁ・・・。」
優弥「心臓マッサージが必要な場に出くわしたら男を4~5人探してやらせろ。女じゃ無理だしすぐ疲れてしっかり押せなくなる。」
ひなた「わ・・・わかった・・・はぁ・・・。」
息を整えてると、優弥さんは私に聞いてきた。
優弥「なぁ、なんで今日来たんだ?」
ひなた「今日ですか?」
優弥「うん。」
ひなた「まぁ・・・たまたま知ったのと・・・知ってて損はないかと思って・・・。」
優弥「損はないな。俺たちは消防と救命と救助の全部をしてるから・・救命で出動するときもあるけど、誰かが心臓マッサージしてくれてるだけで全然違うし。」
ひなた「そうなんですか・・・。」
そんな場に出くわさないことを祈りながら、私は講習会を終えた。
翔馬「お疲れさまでした。今日の講習だけじゃなくて、また参加してくださいね。忘れてしまうことも多いので。」
翔馬さんの言葉で締めくくられ、他の参加者さんたちはぞろぞろと会議室から出て行った。
優弥「ひなたっ・・・!」
荷物を持って会議室を出ようとした私に、優弥さんが声をかけてきた。
ひなた「?・・・どうかしました?」
優弥「あ・・・いや・・・今日、このあとヒマ?」
ひなた「え?優弥さんたちお仕事中ですよね?」
優弥「さっき交代したんだよ。この講習をやって俺たちはみんな上がり。」
ひなた「そうなんですか。」
優弥「で、時間ある?」
ひなた「うーん・・・少しなら。」
優弥「ならそこの談話室でコーヒーどうだ?」
ひなた「ふふ。いいですよ?」
優弥さんに談話室まで連れて行かれ、私はコーヒーを買ってもらった。
自分で買おうと財布を出したら、優弥さんがお金を入れてしまったのだ。
優弥「ここで待ってて。すぐ着替えてくるから。」
ひなた「はい。」
私は椅子に座り、買ってもらったコーヒーを一口飲んだ。
近くに見える時計で、今の時間を確認する。
ひなた「あと1時間でお昼かー・・・。」
太陽はお弁当を持って行ってる。
私のご飯だけだったら食べなくてもいいけど・・・さっきの心臓マッサージで疲れたようで小腹が空いていた。
ひなた「どっかで食べて帰ろうかな。」
そう呟いたとき優弥さんが着替えて戻ってきた。
優弥「お待たせ。」
黒を基調にしたコーディネートの優弥さん。
ガタイのいい身体に服が似合っていて、一瞬見惚れてしまった。
ひなた「---っ。」
優弥「どうした?」
ひなた「いいえ?お店以外で会うのでなんか変な感じがして・・・。」
優弥「まぁ・・・そうだな。」
優弥さんもコーヒーを買って、私の向かいに座った。
優弥「どうだった?講習会。」
ひなた「あ、知らないことばっかりですごく勉強になりました。ありがとうございます。」
優弥「また来いよ。何回もしないと忘れるんだよ。」
ひなた「そうですね。また・・・来ます。」
優弥「・・・・・・。」
ひなた「・・・・・・。」
話の種が見つからず、私と優弥さんは黙ってしまった。
その時・・・
翔馬「あれ?優弥?」
宏斗「なにしてんだ・・・・って、ひなたちゃん!?」
航平「おー・・・デートか。」
優弥「!?」
ひなた「!?・・・・あっ、私、帰ります!ごちそうさまでした!」
現れた翔馬さんたちに驚いて、私は席を立った。
出た言葉は戻せず、そのまま階段を駆け下りて消防署を出た。
ひなた(なんか・・・お店で話をするのと全然違った・・・。)
お店での会話のようなことを話すのだと思ってたのに、上手く言葉がでなかった私。
優弥さんとなんの話をしたらいいのかわからなかったけど、思い出すのは彼のごつごつした大きい手だった。
ひなた(手・・・おっきかったな・・・。)
私の手をすっぽり包めそうな優弥さんの手。
私はそれを思い出して顔を赤くしながら太陽の待つ保育園に走っていった。
ひなた「はいっ。」
教わった場所を探し出し、両手を重ねて押す。
ぐっ・・・ぐっ・・・と押すけど一向にランプは光ってくれなかった。
ひなた「?・・・違う?」
悩みながらも押し続けると、私の手に、優弥さんの手がかぶさってきた。
優弥「もうちょっと強くできるか?これくらい・・・。」
ぐっ・・・!っと押さえられた私の手。
ひなた「!?・・・そんなに!?」
優弥「あぁ、ほら見てみな?ランプ光ってる。」
優弥さんが押すたびに光るランプ。
ひなた「ほんとだ・・・。」
優弥「力が圧倒的に足りないな。」
ひなた「むー・・・。」
優弥さんの手が外れた時に、全体重をかけて押し込むとランプが光った。
ひなた「光った・・・!」
優弥「おぉ、その調子。30回やって人工呼吸。救急隊が来るか、状態が回復するまでな。」
ひなた「!?・・・むっ・・・無理・・っ。」
20回も押せば、息が上がってしまい、私はギブアップした。
ひなた「はぁ・・・はぁ・・・。」
優弥「心臓マッサージが必要な場に出くわしたら男を4~5人探してやらせろ。女じゃ無理だしすぐ疲れてしっかり押せなくなる。」
ひなた「わ・・・わかった・・・はぁ・・・。」
息を整えてると、優弥さんは私に聞いてきた。
優弥「なぁ、なんで今日来たんだ?」
ひなた「今日ですか?」
優弥「うん。」
ひなた「まぁ・・・たまたま知ったのと・・・知ってて損はないかと思って・・・。」
優弥「損はないな。俺たちは消防と救命と救助の全部をしてるから・・救命で出動するときもあるけど、誰かが心臓マッサージしてくれてるだけで全然違うし。」
ひなた「そうなんですか・・・。」
そんな場に出くわさないことを祈りながら、私は講習会を終えた。
翔馬「お疲れさまでした。今日の講習だけじゃなくて、また参加してくださいね。忘れてしまうことも多いので。」
翔馬さんの言葉で締めくくられ、他の参加者さんたちはぞろぞろと会議室から出て行った。
優弥「ひなたっ・・・!」
荷物を持って会議室を出ようとした私に、優弥さんが声をかけてきた。
ひなた「?・・・どうかしました?」
優弥「あ・・・いや・・・今日、このあとヒマ?」
ひなた「え?優弥さんたちお仕事中ですよね?」
優弥「さっき交代したんだよ。この講習をやって俺たちはみんな上がり。」
ひなた「そうなんですか。」
優弥「で、時間ある?」
ひなた「うーん・・・少しなら。」
優弥「ならそこの談話室でコーヒーどうだ?」
ひなた「ふふ。いいですよ?」
優弥さんに談話室まで連れて行かれ、私はコーヒーを買ってもらった。
自分で買おうと財布を出したら、優弥さんがお金を入れてしまったのだ。
優弥「ここで待ってて。すぐ着替えてくるから。」
ひなた「はい。」
私は椅子に座り、買ってもらったコーヒーを一口飲んだ。
近くに見える時計で、今の時間を確認する。
ひなた「あと1時間でお昼かー・・・。」
太陽はお弁当を持って行ってる。
私のご飯だけだったら食べなくてもいいけど・・・さっきの心臓マッサージで疲れたようで小腹が空いていた。
ひなた「どっかで食べて帰ろうかな。」
そう呟いたとき優弥さんが着替えて戻ってきた。
優弥「お待たせ。」
黒を基調にしたコーディネートの優弥さん。
ガタイのいい身体に服が似合っていて、一瞬見惚れてしまった。
ひなた「---っ。」
優弥「どうした?」
ひなた「いいえ?お店以外で会うのでなんか変な感じがして・・・。」
優弥「まぁ・・・そうだな。」
優弥さんもコーヒーを買って、私の向かいに座った。
優弥「どうだった?講習会。」
ひなた「あ、知らないことばっかりですごく勉強になりました。ありがとうございます。」
優弥「また来いよ。何回もしないと忘れるんだよ。」
ひなた「そうですね。また・・・来ます。」
優弥「・・・・・・。」
ひなた「・・・・・・。」
話の種が見つからず、私と優弥さんは黙ってしまった。
その時・・・
翔馬「あれ?優弥?」
宏斗「なにしてんだ・・・・って、ひなたちゃん!?」
航平「おー・・・デートか。」
優弥「!?」
ひなた「!?・・・・あっ、私、帰ります!ごちそうさまでした!」
現れた翔馬さんたちに驚いて、私は席を立った。
出た言葉は戻せず、そのまま階段を駆け下りて消防署を出た。
ひなた(なんか・・・お店で話をするのと全然違った・・・。)
お店での会話のようなことを話すのだと思ってたのに、上手く言葉がでなかった私。
優弥さんとなんの話をしたらいいのかわからなかったけど、思い出すのは彼のごつごつした大きい手だった。
ひなた(手・・・おっきかったな・・・。)
私の手をすっぽり包めそうな優弥さんの手。
私はそれを思い出して顔を赤くしながら太陽の待つ保育園に走っていった。
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