イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。

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夏祭り。

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優弥side・・・






ひなたが猛ダッシュで帰った後、俺は3人を睨みつけていた。




優弥「・・・・おい。」

翔馬「お・・怒るなって・・・。」

宏斗「そ・・そうだぞ?」

航平「知らなかったんだからキレるなよ。」







3人とも悪気があったわけじゃないのはわかってるけど、せっかくのチャンスを潰されて、俺は苛立っていた。




優弥「あー・・・くそっ。」

翔馬「また月曜日に会えばいいじゃん。」

優弥「メシ食いに行けって?」

翔馬「大丈夫。これ、ひなたちゃんの分だけ渡さなかったから。」




そう言って翔馬は『人命救助講習会終了証』の紙を俺に渡してきた。





優弥「あ。」

翔馬「これ持って月曜に会いに行ってきな。」

優弥「・・・さんきゅ。」






ひなたに会いに行く口実ができ、俺の怒りは鎮まった。





宏斗「しかしデートに誘ってるとはなー。」

航平「デートって言うのか?ここ署内だぞ?」

翔馬「少しずつ距離を詰めるんだよな、優弥は。」

優弥「~~~~。」






言いたい放題言われてる中、俺は消防署を後にした。

月曜に・・・ひなたを誘うセリフを考えながら。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーー






月曜日・・・





昼を回ってから食堂に行こうと思ってたのに、ひなたが・・・出前を持って消防署にやってきた。



ひなた「こんにちはー。あおぞら食堂ですー。」



事務所に入ってきたひなた。




優弥「・・・え!?」

ひなた「あ、優弥さん、こんにちはー。」

優弥「こんにちは・・・・って、出前!?」

ひなた「そうなんですー。事務所の方から注文がありまして。」





ひなたは空いてる机にラーメンやチャーハンを並べ始めた。




事務員「ありがとー。」

ひなた「1890円ですー。」

事務員「ちょっと待ってねー。」




奥にお金を取りにいった事務員。

ひなたは事務所に貼ってあったポスターをじーっと見ていた。




優弥「あぁ、祭りのポスター?」




ひなたが見ていたのは夏祭りのポスター。

消防車の体験乗車や、縁日みたいなのが出る。

大人にも人気な催し物だ。




ひなた「これってここであるんですか?」

優弥「そう。よかったら来なよ。今度の日曜日だし。俺らも当番でいるし。」

ひなた「ありがとうございますっ。」

優弥「あとこれ・・・。」





事務所の机に置いていた『終了証』。

それをひなたに差し出した。




ひなた「!・・・『終了証』!」

優弥「今度は目指せ30回5セットな。」

ひなた「ガンバリマスっ。」


事務員「お待たせー、はい、1890円。」

ひなた「ありがとうございまーす。またお願いしまーす。」



お金を受け取り、署を出て行ったひなた。




優弥「あっ・・・誘うの忘れた・・・。」





今週は祭りの準備で何かと忙しい。

誘うのを忘れたことがよかったかもしれないと思いながら、俺は仕事を進めた。











ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー








夏祭り当日・・・







朝や昼は暑すぎて危険なため、夕方から始まる夏祭り。

太陽が傾き始めたころから来場者が増えていった。





翔馬「ひなたちゃん、来るって?」




綿菓子を作りながら翔馬が聞いてきた。




優弥「『来る』・・・とは言ってなかったけど口ぶりから考えたら来そうな?」

宏斗「へぇー・・・まぁ、地域の人たちのお菓子とかも売るしなぁ。大人もよく来るし・・・いいんじゃね?」





宏斗も綿菓子を袋に入れながら言う。





航平「ま、さすがに消防車に乗るのは子供だけだけどな。お、来た来た。」





子供たちが数人、消防車に向かって走ってくるのが見える。

俺と航平は消防車のところで待機していた。






子供「すっげぇかっこいい!」

航平「だろ?乗ってみるか?」

子供「うんっ!」

子供「ぼくも!」

優弥「順番だからなー。」





子供たちを並ばせ、順番にのせていく。

乗せて下ろして、乗せて下ろしてを繰り返してると、一人、列に並ばずに消防車を眺めてる子供がいた。




優弥「お前は乗らねーのか?」

太陽「もうちょっとみてからっ。」

優弥「ははっ。そうか。乗りたくなったら並べよ?」

太陽「うんっ。」




並んでる子供たちを乗せては下ろし、乗せては下ろし・・・全員乗せ終わってもその子供はまだ消防車を眺めていた。




優弥「・・・なに見てんだ?」




手が空いた俺は、その子供に目線を合わせながら聞いてみた。




太陽「えーっと・・・め?」

優弥「・・・目?」

太陽「ここっ。『め』がかっこいいっ。」




そう言って指をさしたのは車のヘッドライトのところだった。




優弥「そっか。ライトが目に見えるのかー。」

太陽「うんっ。」

優弥「お前、名前は?」

太陽「たいようっ。」

優弥「太陽か。いい名前だな。」

太陽「うん!あきもり たいよう!」





その子供が大きな声で言った名前に俺たち4人は・・・反応した。




優弥「え!?」

翔馬「今・・・」

宏斗「『秋森』って・・・・」

航平「言った・・・?」






すかさず辺りを見回した。

ひなたの姿は・・・・ない。




優弥「太陽、今日一緒に来てる人はどこだ?」

太陽「?・・・えーっと・・。」




キョロキョロと辺りを見回す太陽。

でも、太陽が見つける前に俺たちの知った声が太陽の名前を呼んだ。


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