イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。

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処置。

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宏斗がペットボトルのキャップを開けて、ひなたちゃんの口元に差し出した。



ひなた「はぁ・・・はぁ・・・。」

翔馬「ダメかー?」




ぼーっと前を向いたまま肩で息をしてる。




翔馬(口からより点滴のほうがよさそうだな。でも・・・問題は救急車が無いこと。どうやって連れてくか・・。)





その時、優弥が走ってきた。




優弥「はぁっ・・!はぁっ・・!ひなたっ!」

翔馬「優弥?お前、どうしてここに・・・・」

優弥「はぁっ・・!宏斗から連絡入ったって聞いて・・!」

翔馬「助かる。とりあえず署に運びたいんだ。宏斗に車運転させるから俺と二人で運ぼうか。」

優弥「あぁ。その前にそれ飲ませる。」



そう言って優弥は宏斗から経口補水液を取り上げた。




宏斗「でもひなたちゃん全然口開けてくれなくて・・・。」

優弥「開けさせたらいいんだろ?」




そう言って優弥は自分の口に経口補水液を含んだ。




翔馬「まさか・・・。」

宏斗「おいおい・・・。」




優弥はひなたちゃんの顎を指ですくって、自分の口を重ねた。




ひなた「んぐっ・・・!んくっ・・・!」

優弥「ちゃんと飲め。」




必死に喉を鳴らしながら飲むひなたちゃん。

優弥はペットボトルが空になるまでひなたちゃんに飲まし続けた。




ひなた「はぁっ・・!はぁっ・・!」

優弥「ひなた、どこが苦しい?」




優弥が聞くと、ひなたちゃんは優弥の服を握りしめながら答えた。




ひなた「体・・・重い・・だるい・・・」

優弥「メシは?最後はいつ?」

ひなた「わかんな・・・はぁ・・はぁ・・っ。」

優弥「わかった。今、救急車いないから署の救護室に運ぶからな?寝れるなら寝ろ。」





そう言って優弥はひなたちゃんを抱え上げた。





優弥「翔馬、行こう。」

翔馬「あぁ。宏斗、車頼んだ。」

宏斗「おっけ!」





優弥が横抱き、俺がおんぶ。

それが一番受け渡しが楽だった。

できるだけ急ぎながらひなたちゃんを運ぶ。






翔馬「優弥、もうちょっとひなたちゃん抱いてて。俺、1件電話したい。」

優弥「?・・・いいけど?」





ケータイを取り出して電話をかける。





ピッ・・ピッ・・ピッ・・・





翔馬「もしもし?俺だけど・・・・・・今から来てくれない?・・・熱中症と夏バテの子なんだけど・・・・あぁ、頼むよ。」ピッ・・・



優弥「?・・・誰に電話したんだ?」

翔馬「・・・友達。」

優弥「?」




優弥と交代しながらひなたちゃんを運び、救護室に放り込んだ。

ほどなくして・・・俺の友達が署に到着した。





笹倉 秋也「・・・ったく、呼び出すなよな。」

翔馬「悪いな。救急車も出払ってるし・・・大事なコなんだよ。」

秋也「一応診るけど・・・ここで無理ならちゃんと病院つれてけよ?」

翔馬「わかってる。優弥は外で待っててくれ。」

優弥「わかった。」





秋也は高校の同級生だ。

進む道は違えど、『人の命』にかかわる仕事という点では一緒。

だから卒業してからもたまに会う。

たまーに・・・。






秋也「熱中症だな。まだ軽そうだ。・・・誰か点滴外せるやつはいるか?」

翔馬「いる。」

秋也「なら刺しとくから終わったら抜け。抜いた針は近くの病院に持って行けよ?」

翔馬「助かるよ。」





秋也は点滴を3本、鞄から取り出した。




秋也「腕、押さえて。」

翔馬「ん。」




ひなたちゃんの腕に消毒液を塗って、針を刺した秋也。

テープで固定していった。



秋也「これでいい。・・目が覚めたら消化にいいもの食わせろ。塩分を取らせること。あと・・・・・」

翔馬「?」

秋也「・・・手首に爪の痕がある。ストレスを感じてるなら・・・はけ口を作ってやれ。」

翔馬「!!・・・ありがとう。」




俺はひなたちゃんの手首をみた。

確かに爪で刺してる痕がいくつかあった。




翔馬(さすが医者だな。)




ストレスを感じると、無意識のうちに自分自身を傷つけてしまう人がいる。

多分ひなたちゃんは・・・太陽くんがいなくなった悲しみから自分の爪を押し付けたんだろう。





秋也「しかしこの子かわいいな。いくつだ?」

翔馬「ひなたちゃん?20歳。」

秋也「・・・俺らが手を出したら犯罪だな。」

翔馬「ひなたちゃんの相手は俺らより年下だから問題ないよ。・・・お前、まだ彼女いないのか?そのルックスで。」





そう言うと秋也は荷物を片付けながらニヤッと笑って俺を見た。




秋也「今度、見合いでもしようかなーって思ってる。」

翔馬「はぁ?なんで見合いなんか・・・。」

秋也「『職業』は伏せてする。『医者』だなんて言ったら『年収』しか見ないからな。」

翔馬「・・・実際稼いでるくせに。見合い相手にバラしに行ってやろうか?」

秋也「・・・もう呼ばれても来ねーぞ?」

翔馬「嘘嘘。ごめんって。」




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