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優弥の仕事。
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少しの時間、話をした後秋也は帰っていった。
俺は外で待たせていた優弥を呼ぶ。
翔馬「優弥。もういいぞ。」
優弥「!!」
優弥は救護室に入り、ひなたちゃんの側に駆け寄った。
翔馬「その点滴終わったら救命士の誰かに針を抜いてもらって。目が覚めて状態が良くなるまでここ使っていいし。」
優弥「わかった・・・。」
翔馬「消化にいいもの食べさせて、塩分取らせろってさ。」
優弥「さっきの?」
翔馬「そ。俺の友達だけど医者なんだよ。・・・・あと」
優弥「?」
翔馬「ストレス感じてるっぽいから・・・お前がどうにかしてやれ。手首見たらわかるから。」
そう言って俺は救護室を出た。
あとは・・・優弥の仕事だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
優弥side・・・
翔馬に言われた通りに、ひなたの手首をみた。
優弥「---っ!これ・・・。」
赤い筋が何本もある手首。
筋の長さは短く、1センチくらいだ。
すこしカーブがかかってる。
優弥「・・・爪か。」
ひなたの家は太陽のものばかりある。
それを片付けるけど、出て来る度に悲しくなったんだろう。
優弥「会いに行ったほうがいいな。ちょっとごめんな、ひなた。」
俺はひなたの鞄からケータイを取り出した。
『兄』の連絡先を探す。
優弥「あった。『ハル』。」
自分のケータイにデータをコピーし、ひなたの鞄に戻した。
目が覚めるまでここにいたいけど・・・俺は仕事に戻ることにした。
ひなたの枕元にメモを置いて。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ひなたside・・・
ひなた「んー・・・。」
手に違和感を感じた私は目が覚めた。
ひなた「あれ・・・ここ・・どこ・・・?」
見覚えのない天井。
違和感のある腕を見ると、点滴の針が腕に刺さっていた。
ひなた「え・・・なんで・・・・?」
きょろきょろと辺りを見ると目に入ったメモ用紙。
私はそれを取って読んだ。
ひなた「『目が覚めたら電話。優弥』」
私は手探りで鞄を探し、ケータイを取り出した。
優弥さんに電話をかける。
ピッ・・ピッ・・ピッ・・・
優弥「起きたか?」
ひなた「う・・・うん。起きました。」
優弥「もうちょっと寝てろ。仕事がひと段落ついたらいくから。」
ひなた「はい・・・。」ピッ・・・
言われた通り、私は目を閉じた。
体が疲れてるのか、そのままうとうとと眠り始めてしまった。
ーーーーーーーーーーーーーー
ひなた「はっ・・・!」
いつの間にか眠ってしまっていた私。
目を覚ますと点滴の針は抜かれていた。
ひなた「優弥さん・・・来たのかな。」
そう思いながら体を起こすと、ベッドの側で優弥さんが椅子に座っていた。
座ったまま・・・寝てる。
ひなた「ゆ・・優弥さん・・?」
優弥「ん・・・あ、起きた?」
大きなあくびをする優弥さん。
椅子から立ち上がり、ベッドに腰かけた。
優弥「熱は?」
ひなた「ない・・と思う・・・。」
大きな手がすっと伸びてきて私のおでこにあてられる。
ひなた「---っ!」
優弥「なさそうだな。体は平気か?」
ひなた「あ、だいぶ軽くなって・・・。」
優弥「点滴が効いたのか。よかったな。」
おでこにあてられていた手が頬にずれ、首元まできたとき私は体を引き寄せられた。
ひなた「わっ・・・・。」
優弥「心配したんだからな。」
ぎゅっと腕に閉じ込められた。
ひなた(おっきい体・・・。)
私の体がすっぽりハマってる。
たくましい背中に手を回すけど、手は届かなかった。
ひなた(もうちょっとで届きそうなんたけど・・・。)
そう思って抱きつく。
優弥「・・・ひなた?なにしてんだ?」
ひなた「あとちょっとで届きそう・・・。」
優弥「?」
ぎゅー・・と手を伸ばすと、微かに両手の中指が触れた。
ひなた「届いたっ・・・。」
優弥「何してんだか・・・。」
ひなた「え?・・わぁっ・・・。」
優弥さんは私の体を抱えて膝の上に乗せた。
ひなた「あの・・・私、重い・・・。」
優弥「どこがだよ。・・・もう大丈夫そうだな。あとはご飯。」
優弥さんはベッドの近くにある机を指差した。
ひなた「?・・・お鍋?」
テーブルに置かれてる小さなお鍋。
優弥「たまご粥作った。」
ひなた「・・・優弥さんが?」
優弥「そ。自炊はできるんだよ。署でも。」
ひなた「へぇー・・そうなんですか。」
優弥さんは私をベッドに座らせ、お鍋を取った。
隣に置いてあったお椀に入れ、蓮華と共に持ってきてくれた。
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俺は外で待たせていた優弥を呼ぶ。
翔馬「優弥。もういいぞ。」
優弥「!!」
優弥は救護室に入り、ひなたちゃんの側に駆け寄った。
翔馬「その点滴終わったら救命士の誰かに針を抜いてもらって。目が覚めて状態が良くなるまでここ使っていいし。」
優弥「わかった・・・。」
翔馬「消化にいいもの食べさせて、塩分取らせろってさ。」
優弥「さっきの?」
翔馬「そ。俺の友達だけど医者なんだよ。・・・・あと」
優弥「?」
翔馬「ストレス感じてるっぽいから・・・お前がどうにかしてやれ。手首見たらわかるから。」
そう言って俺は救護室を出た。
あとは・・・優弥の仕事だ。
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優弥side・・・
翔馬に言われた通りに、ひなたの手首をみた。
優弥「---っ!これ・・・。」
赤い筋が何本もある手首。
筋の長さは短く、1センチくらいだ。
すこしカーブがかかってる。
優弥「・・・爪か。」
ひなたの家は太陽のものばかりある。
それを片付けるけど、出て来る度に悲しくなったんだろう。
優弥「会いに行ったほうがいいな。ちょっとごめんな、ひなた。」
俺はひなたの鞄からケータイを取り出した。
『兄』の連絡先を探す。
優弥「あった。『ハル』。」
自分のケータイにデータをコピーし、ひなたの鞄に戻した。
目が覚めるまでここにいたいけど・・・俺は仕事に戻ることにした。
ひなたの枕元にメモを置いて。
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ひなたside・・・
ひなた「んー・・・。」
手に違和感を感じた私は目が覚めた。
ひなた「あれ・・・ここ・・どこ・・・?」
見覚えのない天井。
違和感のある腕を見ると、点滴の針が腕に刺さっていた。
ひなた「え・・・なんで・・・・?」
きょろきょろと辺りを見ると目に入ったメモ用紙。
私はそれを取って読んだ。
ひなた「『目が覚めたら電話。優弥』」
私は手探りで鞄を探し、ケータイを取り出した。
優弥さんに電話をかける。
ピッ・・ピッ・・ピッ・・・
優弥「起きたか?」
ひなた「う・・・うん。起きました。」
優弥「もうちょっと寝てろ。仕事がひと段落ついたらいくから。」
ひなた「はい・・・。」ピッ・・・
言われた通り、私は目を閉じた。
体が疲れてるのか、そのままうとうとと眠り始めてしまった。
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ひなた「はっ・・・!」
いつの間にか眠ってしまっていた私。
目を覚ますと点滴の針は抜かれていた。
ひなた「優弥さん・・・来たのかな。」
そう思いながら体を起こすと、ベッドの側で優弥さんが椅子に座っていた。
座ったまま・・・寝てる。
ひなた「ゆ・・優弥さん・・?」
優弥「ん・・・あ、起きた?」
大きなあくびをする優弥さん。
椅子から立ち上がり、ベッドに腰かけた。
優弥「熱は?」
ひなた「ない・・と思う・・・。」
大きな手がすっと伸びてきて私のおでこにあてられる。
ひなた「---っ!」
優弥「なさそうだな。体は平気か?」
ひなた「あ、だいぶ軽くなって・・・。」
優弥「点滴が効いたのか。よかったな。」
おでこにあてられていた手が頬にずれ、首元まできたとき私は体を引き寄せられた。
ひなた「わっ・・・・。」
優弥「心配したんだからな。」
ぎゅっと腕に閉じ込められた。
ひなた(おっきい体・・・。)
私の体がすっぽりハマってる。
たくましい背中に手を回すけど、手は届かなかった。
ひなた(もうちょっとで届きそうなんたけど・・・。)
そう思って抱きつく。
優弥「・・・ひなた?なにしてんだ?」
ひなた「あとちょっとで届きそう・・・。」
優弥「?」
ぎゅー・・と手を伸ばすと、微かに両手の中指が触れた。
ひなた「届いたっ・・・。」
優弥「何してんだか・・・。」
ひなた「え?・・わぁっ・・・。」
優弥さんは私の体を抱えて膝の上に乗せた。
ひなた「あの・・・私、重い・・・。」
優弥「どこがだよ。・・・もう大丈夫そうだな。あとはご飯。」
優弥さんはベッドの近くにある机を指差した。
ひなた「?・・・お鍋?」
テーブルに置かれてる小さなお鍋。
優弥「たまご粥作った。」
ひなた「・・・優弥さんが?」
優弥「そ。自炊はできるんだよ。署でも。」
ひなた「へぇー・・そうなんですか。」
優弥さんは私をベッドに座らせ、お鍋を取った。
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