3 / 91
3
私は恐る恐る夏美さんに聞いた。
『ベアーズ』は10代から20代の女性に人気の『チョコレート専門店』だ。
こだわりの製法で作られ、絶妙なブレンドで甘く仕上がってるチョコは女性の口にぴったり合い、人気が爆発した。
ただ『若い女性』の口に合うものの、『値段』に関しては合うものではなく、手を出しにくい金額だった。
「あ・・ほんとだ。ベアーズのマークが入ってる。」
夏美さんはチョコが入ってた箱や紙袋の隅に印字されてるベアーズのマークを見せてくれた。
「これ1個・・いくら・・でしたっけ・・?」
おやつ感覚で買えるほど安いものではないことは知っていた。
ただ、ちゃんとした金額は知らなかったのだ。
「待って、今調べる。」
夏美さんはスマホを取り出し、パパっと調べてくれた。
私もその画面を覗き込む。
~~~~~
・ベアーズのチョコは1種類のみとなっております。
・どれも個包装で箱入りで販売個数は1個から10個まで選べます。なお、最大個数の10個に関しましては木箱納入となります。
・お値段は1個2500円。木箱入りは箱代を別途頂戴致します。
~~~~~
「2500円!?」
「2500円!?」
金額の大きさに驚いた私と夏美さんは、声を揃えて叫んだ。
「さすが高級チョコ・・・スーパーなら倍以上の大きさのが100円で買えるよ・・・。」
まじまじとチョコを見つめる夏美さん。
私はどうしたものかと悩んでいた。
お返しすべきものだろうけど、都築さまの家や仕事場は知らないから持って行くことはできない。
知ってたとしても個人情報を使うことはできないものだ。
次に来店されるまで待つ手もあるけど、確実に来店される保証はどこにもない。
「どうしましょう・・・」
悩みながらチョコを見つめてると、夏美さんが目を輝かせながら言った。
「ねぇ・・食べちゃわない?」
「・・・え!?」
「だって『食べて』って言って置いて行ったんでしょ?なら食べるのが礼儀じゃない?」
そう言って夏美さんは、手にあったチョコをぱくっと食べてしまった。
「んーっ!何これ!!めっちゃ美味しんだけど!?」
ほっぺたを両手で支えながら満面の笑みを見せる夏美さん。
その表情を見てるとどんな味なのか気になってしまい、私もチョコを口に放り込んだ。
「!!・・・美味しい・・!!」
口に入れたあと溶けるチョコはなめらかで、カカオの風味が鼻を抜けた。
舌で転がす度に程よい甘みが口いっぱいに広がり、幸せな気持ちになっていく。
「時々常連さまから差し入れいただくことあるけど、これは初めてだねぇ。」
「ふふっ、そうですね。」
私と夏美さんは、都築さまのおかげで幸せな時間を過ごした。
ほんの少しの時間だったけど偶然にもお客さまもいなく、花たちの香りに包まれながらおいしいチョコに舌鼓を打つことができた。
(今度来店されたらちゃんとお礼言わないと。)
私は都築さまの来店を心待ちにしたのだったけど・・・
まさかすぐに出会うことになるとは思わなかった。
『ベアーズ』は10代から20代の女性に人気の『チョコレート専門店』だ。
こだわりの製法で作られ、絶妙なブレンドで甘く仕上がってるチョコは女性の口にぴったり合い、人気が爆発した。
ただ『若い女性』の口に合うものの、『値段』に関しては合うものではなく、手を出しにくい金額だった。
「あ・・ほんとだ。ベアーズのマークが入ってる。」
夏美さんはチョコが入ってた箱や紙袋の隅に印字されてるベアーズのマークを見せてくれた。
「これ1個・・いくら・・でしたっけ・・?」
おやつ感覚で買えるほど安いものではないことは知っていた。
ただ、ちゃんとした金額は知らなかったのだ。
「待って、今調べる。」
夏美さんはスマホを取り出し、パパっと調べてくれた。
私もその画面を覗き込む。
~~~~~
・ベアーズのチョコは1種類のみとなっております。
・どれも個包装で箱入りで販売個数は1個から10個まで選べます。なお、最大個数の10個に関しましては木箱納入となります。
・お値段は1個2500円。木箱入りは箱代を別途頂戴致します。
~~~~~
「2500円!?」
「2500円!?」
金額の大きさに驚いた私と夏美さんは、声を揃えて叫んだ。
「さすが高級チョコ・・・スーパーなら倍以上の大きさのが100円で買えるよ・・・。」
まじまじとチョコを見つめる夏美さん。
私はどうしたものかと悩んでいた。
お返しすべきものだろうけど、都築さまの家や仕事場は知らないから持って行くことはできない。
知ってたとしても個人情報を使うことはできないものだ。
次に来店されるまで待つ手もあるけど、確実に来店される保証はどこにもない。
「どうしましょう・・・」
悩みながらチョコを見つめてると、夏美さんが目を輝かせながら言った。
「ねぇ・・食べちゃわない?」
「・・・え!?」
「だって『食べて』って言って置いて行ったんでしょ?なら食べるのが礼儀じゃない?」
そう言って夏美さんは、手にあったチョコをぱくっと食べてしまった。
「んーっ!何これ!!めっちゃ美味しんだけど!?」
ほっぺたを両手で支えながら満面の笑みを見せる夏美さん。
その表情を見てるとどんな味なのか気になってしまい、私もチョコを口に放り込んだ。
「!!・・・美味しい・・!!」
口に入れたあと溶けるチョコはなめらかで、カカオの風味が鼻を抜けた。
舌で転がす度に程よい甘みが口いっぱいに広がり、幸せな気持ちになっていく。
「時々常連さまから差し入れいただくことあるけど、これは初めてだねぇ。」
「ふふっ、そうですね。」
私と夏美さんは、都築さまのおかげで幸せな時間を過ごした。
ほんの少しの時間だったけど偶然にもお客さまもいなく、花たちの香りに包まれながらおいしいチョコに舌鼓を打つことができた。
(今度来店されたらちゃんとお礼言わないと。)
私は都築さまの来店を心待ちにしたのだったけど・・・
まさかすぐに出会うことになるとは思わなかった。
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
ナイトプールで熱い夜
狭山雪菜
恋愛
萌香は、27歳のバリバリのキャリアウーマン。大学からの親友美波に誘われて、未成年者不可のナイトプールへと行くと、親友がナンパされていた。ナンパ男と居たもう1人の無口な男は、何故か私の側から離れなくて…?
この作品は、「小説家になろう」にも掲載しております。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。ユリウスに一目で恋に落ちたマリナは彼の幸せを願い、ゲームとは全く違う行動をとることにした。するとマリナが思っていたのとは違う展開になってしまった。