甘々彼氏はレスキュー隊!?溺愛の代償は本気の夜!?

すずなり。

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お礼。

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部屋に戻って少しの時間が経ったとき、部屋に仲居さんが入ってきた。


「お食事のご用意をさせていただいてよろしいでしょうか。」

「よろしくお願いします。」

「かしこまりました。」


ちとせと仲がいい人なのか、二人は小さく手を振り合っていた。

そして食事が運ばれ始めたのだけど・・・ものすごい量の料理が座卓を埋めていったのだ。


「・・・陽平さん、会席のフルコースにしたの?」


驚きながら座卓を見つめるちとせ。


「いや・・スタンダードな部屋食にしたと思うんだけど・・・」


何かの手違いかと思って予約をしたときに送られてきたメールを確認しようとスマホを手に取った時、貴龍さんが部屋に入ってきた。


「こちらの料理は当旅館からの感謝の気持ちでございます。」


下座に正座で座った貴龍さんは、深く頭を下げていた。


「先ほどは当旅館に宿泊の大切なお客様の命を救っていただき、ありがとうございました。」


そう言われ、俺は慌てて貴龍さんの肩を持って頭を上げてもらった。


「いやいやいや・・・!当然のことをしただけなので頭なんて下げないでください・・!」

「・・・さっき消防署から連絡がありまして、無事、意識が戻られたそうです。今晩は入院になるそうですが、経過が良ければ明日には退院できそうだと。高森さんのおかげです。ありがとうございます。」

「!・・・意識が戻ったならよかったです。その報告だけで充分ですので・・・」


そう言うと貴龍さんは頭を上げてくれた。

そして座卓に並べられた料理に手を向けた。


「当旅館最高の料理をご用意させていただきました。ごゆっくりお楽しみください。」


そう言って貴龍さんは立ち上がった。

そしてちとせに笑顔を見せた。


「ちとせ・・・いい男見つけたな。手放すなよ?」

「!!・・・もちろんっ。」


そのまま貴龍さんは部屋から出ていった。

座卓に並べられた豪華な料理をちとせと一緒に眺める。


「なぁちとせ?」

「うん?」

「聞くのがすっげぇ怖いんだけどさ・・・これ、いくら・・?」


お造りに煮物、焼肴に一人分の鍋、明らかに高そうな肉まであるこの料理たち。

小鉢も入れたら結構な品数だ。

その全てに俺でもわかる高級食材が使われてる。


「えー・・・多分一人前五万くらいかな・・。」

「!!・・・二人で十万・・・。」


一般庶民には高すぎる金額だ。

でも・・・用意してもらったものを無下にすることなんてできない。


「冷めないうちに食べようか。」


そうちとせに言うと、ちとせは座椅子に座った。

俺も向かいの座椅子に腰を下ろす。

そして一緒に手を合わせた。


「いただきます。」

「いただきますっ。」


思いがけないアップグレードの料理に舌鼓を打ちながら、俺たちは料理を口に運んでいった。




ーーーーー



ーーーーー



「もうおなかいっぱい・・・。」


座卓に並べられた料理を八割がた食べたところでちとせがギブアップをした。

きっとパンパンに膨れてるだろう腹を擦ってるのが見える。


「ははっ。・・・疲れただろ?もう寝る?」


ちとせが残した分を口に入れながら聞くと、ちとせは立ち上がって俺の隣に腰を下ろした。

少しもたれるようにして俺に体重を預けてきてる。


「どした?」

「・・・お仕事休みなのにお仕事みたいなことしてくれてごめんね?そして・・ありがとう。」

「え?」


ちとせは旅行者の立場と旅館側の立場を考えていたようだった。

旅行者としての立場から考えたら、せっかくの休みに仕事のようなことをになってしまって残念だと思ったのだろう。

旅館側の立場から考えたら救助のプロが現場に出くわしたことで安心感が大きかったのだろう。

だから両方の立場から思うことを、ちとせは言葉にして俺に言ってくれたようだった。


「・・・俺は救助が必要な人がいたら休みの日だって助けにいくよ。例えここじゃなくてもな。」


そう言うとちとせは一瞬だけ驚いた顔を見せ、そのあとすぐに笑顔になった。

たぶん、俺の返答が予想通りだったんだろう。


「へへ。私は好きだよ?仕事に誇りを持ってる陽平さんの姿・・・。」


ちとせも俺も、仕事に関しては一種の信念のようなものがある。

それを曲げないところが、お互いに尊敬しあえる部分なのだ。


「俺はちとせのどんな姿も好きだよ?」

「へ?」

「中でもそうだな・・・一番好きなのは俺にしか見せない顔・・かな?」

「!?」


そう言って俺はちとせの顎を手ですくった。

くぃっと真上を向かせてそのまま俺の唇でちとせの口を塞いだ。


「んぅっ・・!?」

「ちょうどムシ除けにもなればいいんだけど。」


そう言って俺は部屋の扉に目線を向けたあと、ちとせの体をひょいと持ち上げ膝の上に座らせた。

向かい合うようにしてちとせを抱きしめ、後頭部を支えながらキスを繰り返していく。


「んんっ・・!待っ・・!」

「待つ?ほんとに?」

「~~~~っ。」


ちとせはキスが好きなことを知ってる俺は意地悪く聞いてみた。

するとちとせが自分から唇を重ねてくるのだ。


「んっ・・・」

「いい子だな。ほら、口開けて・・?」


そう言うとちとせは体の力を抜き、俺の言う通り口を開けた。

耳を触りながらくちゅくちゅと口の中を犯していく。


「んぁ・・んっ・・・」

「こっちもそろそろ欲しいんじゃない・・?」


俺は浴衣の上からちとせの胸を触った。

ブラをつけてないのか、柔らかい感触が手に乗る。


「あっ・・!」

「かわいく主張してるけど?ほら・・・」


もう硬くなってる胸の先端を指で摘まむと、ちとせは体をびくつかせた。

衣擦れがいい刺激になってるようで、声を殺しながら腰を揺らしてる。


「んんっ・・!んっ・・・!」

「いっぱいかわいがってあげたいけど・・・今日はちとせも疲れてるだろ?だからちょっとだけな。」


そう言って胸に与える刺激は軽いものにした。

指で優しく擦り、時々摘まんで快感を高めていく。

それを何度か繰り返していきながら、何度もキスもした。

そして手をだんだん下にさげていって・・・浴衣の隙間から手を滑り込ませた。


「!!・・・あっ・・!」

「ここも気持ちイイのが欲しいよな?」


下着の上から指で擦ると、ちとせは俺の胸に顔を押し付けて腰を揺らし始めた。

焦らされた体はちゃんと欲しいものをわかってるようだ。


「軽くイけば治まるかな?」


そう言って下着の隙間から指を入れた。

蜜を溢れさせてるちとせの大事なところは、すぐに俺の指を濡らしていった。


「んーっ・・・!」

「ほら、くちゅくちゅいって俺のを欲しがってるよ?」

「言わないっ・・でっ・・!あっ・・!?」


ちとせの蜜で濡れた俺の指をナカに押し入れると、ちとせは体を反らせた。

そして小刻みに体を震わせながら、また俺の胸に顔を押し付けてきたのだ。


「イイとこ、ゆっくり擦ってあげるから上手にイってみせて・・?」


そう言って空いた手でちとせの体を抱きしめながらナカの指を動かした。


「んぁ・・!?あっ・・!だめっ・・!」

「もうちょっと奥が好きだよな?」


焦らすように小刻みに指を動かしながら少しずつ奥に押し入れていく。

するとナカが波打って蜜が少しずつ溢れてくるのだ。


「こんなに感じて・・・ほんとかわいいな。」

「あっ・・あっ・・・!」


ぴくぴくと体を震わすちとせのナカでイイところまで押し入れた。

ナカの上側でぷくっと膨らんでるとこがちとせのイイとこだ。


「あぁっ・・!?」

「ここ押すとすぐイっちゃう・・?」


優しく撫でながらちとせの甘い声を聞き、俺はぐっと押し上げた。


「あぁぁぁっ・・・!」


俺の胸に顔を押し付けながらびくびくと体を揺らしたちとせ。

ナカは俺の指をきゅぅぅっと締め付けて、大きく波打ってる。

一瞬息を止めたちとせは荒い息を繰り返していた。


「はぁっ・・はぁっ・・・」

「上手。」


指を引き抜いてちとせの顔にキスを落としていくと、ちとせの目がうとうとと閉じ始めていた。

今日は移動時間も長かったし、観光もいろいろしてきたから疲れもピークのようだった。


「ちとせ、寝る?」


力が抜けてるちとせは目を必死に開けようとしながら首を縦に振った。


「う・・ん・・・」

「このまま布団に運ぶからな?」


俺はちとせの体を一旦そのまま寝かせた。

そして膝裏に手をあててちとせを抱き上げ、隣の寝室に連れて行った。


「・・・zzz。」

「明日は寝かせないからしっかり寝とけよ?」


そういってちとせに布団をかけ、俺は寝室を出た。

食べ終わった食事たちが座卓を占領してるのを見たあと、足を部屋の扉に向ける。

そしてゆっくり扉を開けた。


ガラガラガラ・・・


「・・・そこで盗み聞きしてたのか?」


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