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副作用2。
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鈴「わぁ・・・きれいー・・・。」
温室の中で色とりどりに咲いてる花たち。
春や夏に咲く花が所狭しと咲いていた。
望「おぉ・・・すげぇ・・・。」
鈴「春の花ってきれいだよね。」
望「うん。」
一つ一つの花を見ながら歩く鈴。
ぴょこぴょこしながら進んでいってた。
望「外も出てみる?」
鈴「行く行くっ。」
温室を通り抜け、外のフラワーロードを歩いて行く。
木々に案内されるように続く道。
色とりどり・・・とは言えないけど、花もちゃんとあった。
鈴「シクラメンだー。」
望「・・・好きなのか?」
鈴「好きだよ?クリスマスって感じがする。」
手を伸ばして花を愛でる鈴。
薄いピンクの花は、鈴によく似合っていた。
望「お?奥に小さい公園があるって書いてある。」
鈴「え?公園?行ってみたいっ。」
看板に書かれていた公園の地図。
すこし遠そうだけど・・・ゆっくり歩きながら行くことにした。
ーーーーーーーーーー
望「鈴?大丈夫か?」
鈴「大・・丈夫・・。」
ちょっと上り坂なフラワーロード。
10分も歩けば鈴のペースが落ちてきた。
鈴「ごめ・・ちょっと・・休憩・・・。」
望「あ・・あぁ、そこに座ろうか。」
近くにあったベンチに座った。
隣に座った俺に、即座にもたれかかってきた鈴。
どうも様子がおかしい。
望「鈴?」
鈴「ごめん・・・ちょっとだけ・・・。」
望「それはいいんだけど・・・帰るか?」
誘っておきながらなんだけど、鈴の体調が悪いのは一目瞭然だ。
鈴「いい・・・。」
望「でも・・・。」
俺の言葉を遮るように鈴は続けた。
鈴「帰れ・・ない・・・。」
望「え・・?」
鈴「今は・・・歩けない・・・。」
その言葉を聞いて、俺は鈴のおでこに自分の手のひらをあててみた。
望「!?・・・鈴!?熱あるんじゃ・・!?」
鈴「はぁ・・・はぁ・・・・。」
望「・・・戻るぞ!」
鈴を支えて立ち上がろうとしたけど、鈴はなかなか立てないでいた。
もたもたしてる間に、鈴の体調が悪くなっていく。
望「鈴?抱えるからな?」
俺は鈴を姫抱きに抱え上げた。
望「待ってろよ?」
俺は小走りに事務所に向かった。
時折、俺の腕の中にいる鈴を見たけど、もう意識がなさそうだった。
望「大丈夫だからな?大丈夫だから・・・!」
俺はフラワーロードを下って事務所のドアを叩いた。
ガンガンっ・・・!
望「すみません!急病人なんです!」
事務所の人はドアを開けてくれ、中に入れてくれた。
事務員「大丈夫か!?救急車っ!」
望「お願いします!」
長椅子に鈴を寝かせて救急車が来るのを待った。
ーーーーーーーーーーーーーーー
数分で到着した救急車。
救急車からは知った顔の人が下りてきた。
直哉「救命士です!急病人は!?」
事務員「ここに・・!」
事務員の人に案内され、長椅子に寝てる鈴の姿を見て、救命士の人は固まった。
直哉「・・・・鈴!?」
その人は慌てて鈴の状態を確認し始めた。
直哉「息はしてるな。心臓からか?・・・熱が高い。」
望「あの・・・。」
直哉「キミは・・・この前鈴と一緒にいた子だな?何があった?」
望「特に何も・・・。『休憩したい』っていいだして・・ベンチに座ったら『もう動けない』って言ってました・・。」
直哉「そうか。ありがとう。ここから先は任せて。」
望「はい・・・。」
その人は手際よく鈴を救急車に乗せて病院へ向けて出発した。
俺はただ見送ることしかできなかった・・・。
温室の中で色とりどりに咲いてる花たち。
春や夏に咲く花が所狭しと咲いていた。
望「おぉ・・・すげぇ・・・。」
鈴「春の花ってきれいだよね。」
望「うん。」
一つ一つの花を見ながら歩く鈴。
ぴょこぴょこしながら進んでいってた。
望「外も出てみる?」
鈴「行く行くっ。」
温室を通り抜け、外のフラワーロードを歩いて行く。
木々に案内されるように続く道。
色とりどり・・・とは言えないけど、花もちゃんとあった。
鈴「シクラメンだー。」
望「・・・好きなのか?」
鈴「好きだよ?クリスマスって感じがする。」
手を伸ばして花を愛でる鈴。
薄いピンクの花は、鈴によく似合っていた。
望「お?奥に小さい公園があるって書いてある。」
鈴「え?公園?行ってみたいっ。」
看板に書かれていた公園の地図。
すこし遠そうだけど・・・ゆっくり歩きながら行くことにした。
ーーーーーーーーーー
望「鈴?大丈夫か?」
鈴「大・・丈夫・・。」
ちょっと上り坂なフラワーロード。
10分も歩けば鈴のペースが落ちてきた。
鈴「ごめ・・ちょっと・・休憩・・・。」
望「あ・・あぁ、そこに座ろうか。」
近くにあったベンチに座った。
隣に座った俺に、即座にもたれかかってきた鈴。
どうも様子がおかしい。
望「鈴?」
鈴「ごめん・・・ちょっとだけ・・・。」
望「それはいいんだけど・・・帰るか?」
誘っておきながらなんだけど、鈴の体調が悪いのは一目瞭然だ。
鈴「いい・・・。」
望「でも・・・。」
俺の言葉を遮るように鈴は続けた。
鈴「帰れ・・ない・・・。」
望「え・・?」
鈴「今は・・・歩けない・・・。」
その言葉を聞いて、俺は鈴のおでこに自分の手のひらをあててみた。
望「!?・・・鈴!?熱あるんじゃ・・!?」
鈴「はぁ・・・はぁ・・・・。」
望「・・・戻るぞ!」
鈴を支えて立ち上がろうとしたけど、鈴はなかなか立てないでいた。
もたもたしてる間に、鈴の体調が悪くなっていく。
望「鈴?抱えるからな?」
俺は鈴を姫抱きに抱え上げた。
望「待ってろよ?」
俺は小走りに事務所に向かった。
時折、俺の腕の中にいる鈴を見たけど、もう意識がなさそうだった。
望「大丈夫だからな?大丈夫だから・・・!」
俺はフラワーロードを下って事務所のドアを叩いた。
ガンガンっ・・・!
望「すみません!急病人なんです!」
事務所の人はドアを開けてくれ、中に入れてくれた。
事務員「大丈夫か!?救急車っ!」
望「お願いします!」
長椅子に鈴を寝かせて救急車が来るのを待った。
ーーーーーーーーーーーーーーー
数分で到着した救急車。
救急車からは知った顔の人が下りてきた。
直哉「救命士です!急病人は!?」
事務員「ここに・・!」
事務員の人に案内され、長椅子に寝てる鈴の姿を見て、救命士の人は固まった。
直哉「・・・・鈴!?」
その人は慌てて鈴の状態を確認し始めた。
直哉「息はしてるな。心臓からか?・・・熱が高い。」
望「あの・・・。」
直哉「キミは・・・この前鈴と一緒にいた子だな?何があった?」
望「特に何も・・・。『休憩したい』っていいだして・・ベンチに座ったら『もう動けない』って言ってました・・。」
直哉「そうか。ありがとう。ここから先は任せて。」
望「はい・・・。」
その人は手際よく鈴を救急車に乗せて病院へ向けて出発した。
俺はただ見送ることしかできなかった・・・。
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