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第47話
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「そこをなんとか、頼む……」
「私がレオナルドを助けるためにどんな想いで戦いに挑んだのか……それなのに私とキスしたくないって……あんまりじゃないですか……それに私は寿命が1年になったんですよ!」
陛下はカトリーヌに息子のキスをお願いしたいと頭を下げるが、彼女はその切実な要求にも決して応じようとしなかった。
すすり泣きながら本心を告白した。自分はレオナルドのために、戦う決意を固めて行動に移した。だがアリーナの次元が違う能力に、なす術がなく敗れてしまった。その結果、余命宣告を受けて絶望的な気分を引きずったまま気を失った。
しかし自らの死と向き合おうとしてカトリーヌは、再び復活してきたのであります。目覚めたら陛下の言葉に直ぐに応じて愛する彼にキスしようとした。ところがその張本人がアリーナとじゃないとしたくないと言う。
「そうだな。ひどい息子で申し訳ない」
悲痛な声で訴えるカトリーヌに顔を向けると陛下は静かに答えた。そして彼女に対して酷なことを言った自分に大いに恥を感じて懺悔して許しを乞うた。
「私は心が傷つきましたからレオナルドにはいたしません。そんなにおっしゃるなら陛下がキスすればよろしいじゃありませんか?」
精神的ストレスによって彼には口づけを出来ない。カトリーヌは辛くてそのような心境ではなかった。ですから、ご自分の唇で息子さんを満足させて成仏させてほしいと切り返したのである。
「……そうか、じゃあ仕方ないな。レオナルドには誰もキスしなくてもよい」
陛下は少しも躊躇することなく、はっきり言った。誰もキスをする必要はないと諦めざるを得ない状況だった。だって自分は絶対に息子とキスをしたくないのですもの。それならいっそ、このままじっと何もせずにいるほうがいいと思ったのだ。
「それだけはお許しを……私は死んでも死にきれない……」
「黙れ!お前はばかのくせに生意気な口をきくな!!」
「お父様……」
「カトリーヌ令嬢とのキスを拒否して、アリーナ令嬢としたいなど図々しいにもほどがあるわっ!!!」
いまになってみると、陛下は息子のことが実に恥知らずな男に思えた。同情したい気持ちだったが、手加減抜きの一言でばっさりと切り捨てた。虫の息となって倒れ伏しているレオナルドは放っておくことにした。
「私がレオナルドを助けるためにどんな想いで戦いに挑んだのか……それなのに私とキスしたくないって……あんまりじゃないですか……それに私は寿命が1年になったんですよ!」
陛下はカトリーヌに息子のキスをお願いしたいと頭を下げるが、彼女はその切実な要求にも決して応じようとしなかった。
すすり泣きながら本心を告白した。自分はレオナルドのために、戦う決意を固めて行動に移した。だがアリーナの次元が違う能力に、なす術がなく敗れてしまった。その結果、余命宣告を受けて絶望的な気分を引きずったまま気を失った。
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「そうだな。ひどい息子で申し訳ない」
悲痛な声で訴えるカトリーヌに顔を向けると陛下は静かに答えた。そして彼女に対して酷なことを言った自分に大いに恥を感じて懺悔して許しを乞うた。
「私は心が傷つきましたからレオナルドにはいたしません。そんなにおっしゃるなら陛下がキスすればよろしいじゃありませんか?」
精神的ストレスによって彼には口づけを出来ない。カトリーヌは辛くてそのような心境ではなかった。ですから、ご自分の唇で息子さんを満足させて成仏させてほしいと切り返したのである。
「……そうか、じゃあ仕方ないな。レオナルドには誰もキスしなくてもよい」
陛下は少しも躊躇することなく、はっきり言った。誰もキスをする必要はないと諦めざるを得ない状況だった。だって自分は絶対に息子とキスをしたくないのですもの。それならいっそ、このままじっと何もせずにいるほうがいいと思ったのだ。
「それだけはお許しを……私は死んでも死にきれない……」
「黙れ!お前はばかのくせに生意気な口をきくな!!」
「お父様……」
「カトリーヌ令嬢とのキスを拒否して、アリーナ令嬢としたいなど図々しいにもほどがあるわっ!!!」
いまになってみると、陛下は息子のことが実に恥知らずな男に思えた。同情したい気持ちだったが、手加減抜きの一言でばっさりと切り捨てた。虫の息となって倒れ伏しているレオナルドは放っておくことにした。
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