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リュウのケイトウ レガシィ 40 とある確率枝の世界
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龍真瑰を宿した龍の子孫には
結晶体を埋め込む事なく
体内に龍真瑰を宿す事も分かった。
こうして龍真瑰の生成プロセスを
ほぼ確率すると
龍真瑰をコアとしても暴走しない生物の
研究が始まった。
またも試行錯誤は繰り返され
当時、開墾用に大きな原動力を発揮し
次第に知性を持つようになった人への
結晶体埋め込みで幾例かの
成功体が生き残り
これを更に龍の遺伝子物質等で
強化した種族が龍人としての
完成形へと至るのだった。
また、龍真瑰の下位バージョンとして
青い結晶体 ASC竜玉の開発にも
成功し応用が始まった。
(地球上の生物は全て
エルニにより創られた種なのですね。)
(そうですね。
上位知性存在アブロキエスの
計画で起こされたものです。
そしてその計画の一つの
完成形に辿り着きつつあるのが
貴方、慧人なのですよ。)
(自分がですか?。)
(はい。
私の愛しい存在。
良く此処まで辿り着いてくれました。
貴方が此処へ辿り着く確率枝は
本当に低く少ない。
トレイトとの対立で命を落としたり
或はジャンプオーバーザワールドの
発動に失敗したり。
様々な要因でこれまで成しえなかったのです。
だから今この時だけ
どうか私に貴方の時間を下さい。)
(はい…。)
慧人はエルニの瞳を見つめる。
エルニは柔らかい笑顔で
顔を寄せて来る。
両掌で慧人の頬に触れる。
そのまま顔を引き寄せ
額同士を触れさせた。
エルニの感情が
慧人へと流れ込む。
慧人の激しい情動を抑える
王龍真瑰の戒めが希薄になる。
慧人の中の好意に値する
全ての感情がエルニ一色へと
塗り替えられて行く。
今迄味わった事の無い
幸福感が全身を満たして行くのが分かった。
『私のお願い聞いてくれる?。』
エルニの長い睫毛が何度か瞬き
艶やかな唇より紡がれる言葉が
慧人の聴覚野を優しく刺激する。
愛しさが溢れ出てしまいそうだ。
『勿論、何だって言ってくれ。』
『ありがとう。デートしよ。』
『ああ。』
周りの景色が一瞬にして色付く。
日本の都会…。
ここは…
渋谷ハチ公前。
慧人が周りの風景に
呆気にとられ見回していると
一人の女性が小走りで近づいてくる。
『ゴメン、待たせたかな?。』
『いや、俺も今来た所だ。』
『良かった。
予定の電車一本乗り遅れちゃった。
ゴメンね。』
『謝らなくていい。全然待ってないから。
それよりこれから何処へ行きたい?。』
『遊園地行こ。連れてって。』
『遊園地か
あそこにするか
東京デズーニュリゾート。』
『出来たばかりだね。
うん、良いね。混んでないかな?。』
『遊園地なんて何処へ行っても混んでいるさ。
だったら、話題のうちに行った方が
良くないか?。』
『そーだね。だったら早速
しゅっぱーつ!。』
『おい、あんまり引っ張るなよ。』
『遅いよ、もう。
次の電車に間に合わないよ。』
『自分一本乗り遅れたんだろ全く。
だったら走るぞ。』
『あんっ!。
は~や~い~よ~~。』
二人は10代の見た目になっていた。
可愛らしいエルニの手を引いて
遊園地へと次の電車に間に合うように
小走りでホームへと向かうのであった。
結晶体を埋め込む事なく
体内に龍真瑰を宿す事も分かった。
こうして龍真瑰の生成プロセスを
ほぼ確率すると
龍真瑰をコアとしても暴走しない生物の
研究が始まった。
またも試行錯誤は繰り返され
当時、開墾用に大きな原動力を発揮し
次第に知性を持つようになった人への
結晶体埋め込みで幾例かの
成功体が生き残り
これを更に龍の遺伝子物質等で
強化した種族が龍人としての
完成形へと至るのだった。
また、龍真瑰の下位バージョンとして
青い結晶体 ASC竜玉の開発にも
成功し応用が始まった。
(地球上の生物は全て
エルニにより創られた種なのですね。)
(そうですね。
上位知性存在アブロキエスの
計画で起こされたものです。
そしてその計画の一つの
完成形に辿り着きつつあるのが
貴方、慧人なのですよ。)
(自分がですか?。)
(はい。
私の愛しい存在。
良く此処まで辿り着いてくれました。
貴方が此処へ辿り着く確率枝は
本当に低く少ない。
トレイトとの対立で命を落としたり
或はジャンプオーバーザワールドの
発動に失敗したり。
様々な要因でこれまで成しえなかったのです。
だから今この時だけ
どうか私に貴方の時間を下さい。)
(はい…。)
慧人はエルニの瞳を見つめる。
エルニは柔らかい笑顔で
顔を寄せて来る。
両掌で慧人の頬に触れる。
そのまま顔を引き寄せ
額同士を触れさせた。
エルニの感情が
慧人へと流れ込む。
慧人の激しい情動を抑える
王龍真瑰の戒めが希薄になる。
慧人の中の好意に値する
全ての感情がエルニ一色へと
塗り替えられて行く。
今迄味わった事の無い
幸福感が全身を満たして行くのが分かった。
『私のお願い聞いてくれる?。』
エルニの長い睫毛が何度か瞬き
艶やかな唇より紡がれる言葉が
慧人の聴覚野を優しく刺激する。
愛しさが溢れ出てしまいそうだ。
『勿論、何だって言ってくれ。』
『ありがとう。デートしよ。』
『ああ。』
周りの景色が一瞬にして色付く。
日本の都会…。
ここは…
渋谷ハチ公前。
慧人が周りの風景に
呆気にとられ見回していると
一人の女性が小走りで近づいてくる。
『ゴメン、待たせたかな?。』
『いや、俺も今来た所だ。』
『良かった。
予定の電車一本乗り遅れちゃった。
ゴメンね。』
『謝らなくていい。全然待ってないから。
それよりこれから何処へ行きたい?。』
『遊園地行こ。連れてって。』
『遊園地か
あそこにするか
東京デズーニュリゾート。』
『出来たばかりだね。
うん、良いね。混んでないかな?。』
『遊園地なんて何処へ行っても混んでいるさ。
だったら、話題のうちに行った方が
良くないか?。』
『そーだね。だったら早速
しゅっぱーつ!。』
『おい、あんまり引っ張るなよ。』
『遅いよ、もう。
次の電車に間に合わないよ。』
『自分一本乗り遅れたんだろ全く。
だったら走るぞ。』
『あんっ!。
は~や~い~よ~~。』
二人は10代の見た目になっていた。
可愛らしいエルニの手を引いて
遊園地へと次の電車に間に合うように
小走りでホームへと向かうのであった。
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