172 / 188
リュウのケイトウ レガシィ 40 とある確率枝の世界
しおりを挟む
龍真瑰を宿した龍の子孫には
結晶体を埋め込む事なく
体内に龍真瑰を宿す事も分かった。
こうして龍真瑰の生成プロセスを
ほぼ確率すると
龍真瑰をコアとしても暴走しない生物の
研究が始まった。
またも試行錯誤は繰り返され
当時、開墾用に大きな原動力を発揮し
次第に知性を持つようになった人への
結晶体埋め込みで幾例かの
成功体が生き残り
これを更に龍の遺伝子物質等で
強化した種族が龍人としての
完成形へと至るのだった。
また、龍真瑰の下位バージョンとして
青い結晶体 ASC竜玉の開発にも
成功し応用が始まった。
(地球上の生物は全て
エルニにより創られた種なのですね。)
(そうですね。
上位知性存在アブロキエスの
計画で起こされたものです。
そしてその計画の一つの
完成形に辿り着きつつあるのが
貴方、慧人なのですよ。)
(自分がですか?。)
(はい。
私の愛しい存在。
良く此処まで辿り着いてくれました。
貴方が此処へ辿り着く確率枝は
本当に低く少ない。
トレイトとの対立で命を落としたり
或はジャンプオーバーザワールドの
発動に失敗したり。
様々な要因でこれまで成しえなかったのです。
だから今この時だけ
どうか私に貴方の時間を下さい。)
(はい…。)
慧人はエルニの瞳を見つめる。
エルニは柔らかい笑顔で
顔を寄せて来る。
両掌で慧人の頬に触れる。
そのまま顔を引き寄せ
額同士を触れさせた。
エルニの感情が
慧人へと流れ込む。
慧人の激しい情動を抑える
王龍真瑰の戒めが希薄になる。
慧人の中の好意に値する
全ての感情がエルニ一色へと
塗り替えられて行く。
今迄味わった事の無い
幸福感が全身を満たして行くのが分かった。
『私のお願い聞いてくれる?。』
エルニの長い睫毛が何度か瞬き
艶やかな唇より紡がれる言葉が
慧人の聴覚野を優しく刺激する。
愛しさが溢れ出てしまいそうだ。
『勿論、何だって言ってくれ。』
『ありがとう。デートしよ。』
『ああ。』
周りの景色が一瞬にして色付く。
日本の都会…。
ここは…
渋谷ハチ公前。
慧人が周りの風景に
呆気にとられ見回していると
一人の女性が小走りで近づいてくる。
『ゴメン、待たせたかな?。』
『いや、俺も今来た所だ。』
『良かった。
予定の電車一本乗り遅れちゃった。
ゴメンね。』
『謝らなくていい。全然待ってないから。
それよりこれから何処へ行きたい?。』
『遊園地行こ。連れてって。』
『遊園地か
あそこにするか
東京デズーニュリゾート。』
『出来たばかりだね。
うん、良いね。混んでないかな?。』
『遊園地なんて何処へ行っても混んでいるさ。
だったら、話題のうちに行った方が
良くないか?。』
『そーだね。だったら早速
しゅっぱーつ!。』
『おい、あんまり引っ張るなよ。』
『遅いよ、もう。
次の電車に間に合わないよ。』
『自分一本乗り遅れたんだろ全く。
だったら走るぞ。』
『あんっ!。
は~や~い~よ~~。』
二人は10代の見た目になっていた。
可愛らしいエルニの手を引いて
遊園地へと次の電車に間に合うように
小走りでホームへと向かうのであった。
結晶体を埋め込む事なく
体内に龍真瑰を宿す事も分かった。
こうして龍真瑰の生成プロセスを
ほぼ確率すると
龍真瑰をコアとしても暴走しない生物の
研究が始まった。
またも試行錯誤は繰り返され
当時、開墾用に大きな原動力を発揮し
次第に知性を持つようになった人への
結晶体埋め込みで幾例かの
成功体が生き残り
これを更に龍の遺伝子物質等で
強化した種族が龍人としての
完成形へと至るのだった。
また、龍真瑰の下位バージョンとして
青い結晶体 ASC竜玉の開発にも
成功し応用が始まった。
(地球上の生物は全て
エルニにより創られた種なのですね。)
(そうですね。
上位知性存在アブロキエスの
計画で起こされたものです。
そしてその計画の一つの
完成形に辿り着きつつあるのが
貴方、慧人なのですよ。)
(自分がですか?。)
(はい。
私の愛しい存在。
良く此処まで辿り着いてくれました。
貴方が此処へ辿り着く確率枝は
本当に低く少ない。
トレイトとの対立で命を落としたり
或はジャンプオーバーザワールドの
発動に失敗したり。
様々な要因でこれまで成しえなかったのです。
だから今この時だけ
どうか私に貴方の時間を下さい。)
(はい…。)
慧人はエルニの瞳を見つめる。
エルニは柔らかい笑顔で
顔を寄せて来る。
両掌で慧人の頬に触れる。
そのまま顔を引き寄せ
額同士を触れさせた。
エルニの感情が
慧人へと流れ込む。
慧人の激しい情動を抑える
王龍真瑰の戒めが希薄になる。
慧人の中の好意に値する
全ての感情がエルニ一色へと
塗り替えられて行く。
今迄味わった事の無い
幸福感が全身を満たして行くのが分かった。
『私のお願い聞いてくれる?。』
エルニの長い睫毛が何度か瞬き
艶やかな唇より紡がれる言葉が
慧人の聴覚野を優しく刺激する。
愛しさが溢れ出てしまいそうだ。
『勿論、何だって言ってくれ。』
『ありがとう。デートしよ。』
『ああ。』
周りの景色が一瞬にして色付く。
日本の都会…。
ここは…
渋谷ハチ公前。
慧人が周りの風景に
呆気にとられ見回していると
一人の女性が小走りで近づいてくる。
『ゴメン、待たせたかな?。』
『いや、俺も今来た所だ。』
『良かった。
予定の電車一本乗り遅れちゃった。
ゴメンね。』
『謝らなくていい。全然待ってないから。
それよりこれから何処へ行きたい?。』
『遊園地行こ。連れてって。』
『遊園地か
あそこにするか
東京デズーニュリゾート。』
『出来たばかりだね。
うん、良いね。混んでないかな?。』
『遊園地なんて何処へ行っても混んでいるさ。
だったら、話題のうちに行った方が
良くないか?。』
『そーだね。だったら早速
しゅっぱーつ!。』
『おい、あんまり引っ張るなよ。』
『遅いよ、もう。
次の電車に間に合わないよ。』
『自分一本乗り遅れたんだろ全く。
だったら走るぞ。』
『あんっ!。
は~や~い~よ~~。』
二人は10代の見た目になっていた。
可愛らしいエルニの手を引いて
遊園地へと次の電車に間に合うように
小走りでホームへと向かうのであった。
4
あなたにおすすめの小説
弁えすぎた令嬢
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。彼女が父親を亡くしてからの爵位は、叔父(父親の弟)が管理してくれていた。
彼女には亡き父親の決めた婚約者がいたのだが、叔父の娘が彼を好きだと言う。
彼女は思った。
(今の公爵は叔父なのだから、その娘がこの家を継ぐ方が良いのではないか)と。
今後は彼らの世話にならず、一人で生きていくことにしよう。そんな気持ちで家を出たコロネだった。
小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる