リュウのケイトウ

きでひら弓

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3団らん1

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田園風景が続く田舎道を少し歩いた所にその建物は有った。
古典的な日本家屋を現代風外観にリノベートしたような見た目の少し大きな平屋の建物。
(ティタの趣味だな、悪くはない)
慧人は集合住宅の各々別室を想像していたのでまさかの戸建、しかし建物の風情を観てこれも有りだなと感じていた。(貰ったデータには建物の位置、"ティタ"に連絡を取るように記して有った)
そんな逡巡にひたり門の手前で立ち尽くしていると迩椰はさっさと玄関を開けて先に入って行ってしまった。
『ごめん下さ…っ』
慧人が引き戸の玄関を開け一歩中へ踏み入る瞬間
『おかえりなさいませ 旦那様』
玄関の上がり端に二人の美少女が三つ指をついて慧人を出迎えている。
慧人は少し面喰らって数秒フリーズしたのち思い出したかのように
『ただ いま』と
なんとか声を紡ぎだす事に成功した。
(今、ダンナさまと言わなかったか?)
一言物申す心持ちだった慧人に対し、もちろんティタはそんな暇(いとま)は与えない。
『慧人さん、お待ちしておりました。お疲れになったでしょう さあ上がって下さい』栗色のロングの髪をアップに結い上げ和装にエプロン姿の美人女将の粧いでチャーミングな笑顔の似合う世話焼きお姉さんが柔らかいユルフワ空間を醸し出している。
『ティタ今日から世話になる。よろしく頼む』
『あらあらまぁまぁ~もちろんですよ慧人さんのお世話は何から  ナニまでこのティタにお任せですよ ウフフ』
慧人の背筋を毛虫でも這うような悪寒が走ったが、もちろん表情に一切出すような不始末は犯さない。
迩椰は三つ指をついた挨拶のあとは会話にも参加せず慧人の腰に巻きついたまま嗜好の時間を甘良していた。
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