リュウのケイトウ

きでひら弓

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4団らん2食卓

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『まずは、お食事にしましょう。』
12畳程のダイニングには、和風掘り炬燵感覚のテーブルがあり、腰掛ける部分だけブロックタイルの畳が敷いてある。
テーブルは木の温もりを伝える落ち着いた色合いを醸し出していた。
今晩のメニューは純和風のブリの照り焼きとひじきの煮付けに玉ねぎと人参の味噌汁それとグリーンアスパラのサラダである。もちろんティタの手作りだ。
KM(キッチンマジック)と呼ばれる全自動の給仕システムが装備されているのだが、時間が許す限りティタは慧人には自分の手作りの料理を食べてもらいたいと考えている。
『さあ、いただきましょう』
『いただきます』

『慧人さんお味の方はいかがですか』
『美味い、流石だなティタ』
『喜んでいただけて嬉しいです』
ティタはニッコリ愛らしい少しあざとい仕草で首を傾げる。
すると横から慧人のシャツを引く感覚。
『迩椰も一緒に作った、アスパラのサラダも食べて』
『もちろんだ。サラダも美味しいぞ迩椰』迩椰の頭を軽くポンポンと撫でてやると目を細めて気持ちよさそうだ。
『えへへ』と慧人の腰に巻きつく勢いだ。
『あら、私は撫でてくだらなさいんですか?』反対側からも裾を引かれる。
一瞬、目を丸くしかけた慧人だったが、ティタの髪を柔らかく撫で頬に下ろし顎に添えた。ティタは軽く目蓋を閉じ顎を少し突き出している。しかし慧人はあっさり手を引っ込め何事も無かったようにテーブルに向き直った。
『もうっ慧人さんの意地悪。』と少し頬を膨らませほんのり赤く染めたティタは俯きながら軽くしな垂れかかって来た。
お気付きだろうが二人とも慧人の横に座り、向かいに座る選択をしなかったのである。
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