リュウのケイトウ

きでひら弓

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5団らん3真剣な空気

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食事も終わり、ひと段落した所でティタが緑茶を三人分用意して今度は慧人の向かいの席に着く。迩椰はティタの隣りに座り、先程までの和やかな空気から少し引き締まった空気に部屋が塗り替わる。
『さて、明日からの事を少しミーティングしておこうか。まずティタから学校内の事を聞きたいのだが』
テーブルの木目が消え一面がディスプレイに変化。慧人の目の前には学校での配属先や各クラスの顔写真付き名簿、教師の名簿、簡単な人物相関図などが表示されていた。
『俺は工業部整備班γ(ガンマ)システムメカニック実習生となっているが、実機実技教習は免除で構わないのか?』
『基本動作応用課程は"表向き"単位をとる必要が出て来ると思われますが、それ以外の実機教習は"今のところ"必要無いはずです。一般科目と座学履習はC組で
私たちと同じクラスで一緒に学ぶ事になります。』
(なるほど、上手く立ち回らないと"いらぬ実技演習"もやらされる羽目になると言う事だな)
『心得た、肝に命じておこう。迩椰、塚(龍神伝説の祠)の調査の進行具合はどうだ?』
『3層までの発掘を終了、本尊までの通路を確保。2層で摂取したデータキューブと思われるクリスタルの解析中。クリスタルより一部データ習得に成功。』
『そうか、頑張ったな迩椰、良くやった』
『ありがと ござい ます』
慧人に褒められた嬉しさと使い慣れない言葉に少しギクシャクしながら迩椰は縮こまり少し頬を赤らめている。公務やミーティングの時は慧人に対する言葉使いを馴れ合の時と区別するようティタに窘め(たしなめ)られているので『うん』などと返事をしようものならお仕置き者だ。
『明日着て行く俺の制服は用意出来ているのか?』
『もちろんです慧人小隊長殿!』
『ティタ、"ここで"の班長はお前になっているはずだが』
『そうですね、"班長"は私です。ウフフっ』
つまらない事を言ってしまったかもしれないと少し眉を顰め(しかめ)た慧人はこの後ティタと迩椰によって新制服お披露目の、着せ替え人形にされ散々な扱いを受けるのだった。
後悔先に立たずである。

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