5 / 188
5団らん3真剣な空気
しおりを挟む
食事も終わり、ひと段落した所でティタが緑茶を三人分用意して今度は慧人の向かいの席に着く。迩椰はティタの隣りに座り、先程までの和やかな空気から少し引き締まった空気に部屋が塗り替わる。
『さて、明日からの事を少しミーティングしておこうか。まずティタから学校内の事を聞きたいのだが』
テーブルの木目が消え一面がディスプレイに変化。慧人の目の前には学校での配属先や各クラスの顔写真付き名簿、教師の名簿、簡単な人物相関図などが表示されていた。
『俺は工業部整備班γ(ガンマ)システムメカニック実習生となっているが、実機実技教習は免除で構わないのか?』
『基本動作応用課程は"表向き"単位をとる必要が出て来ると思われますが、それ以外の実機教習は"今のところ"必要無いはずです。一般科目と座学履習はC組で
私たちと同じクラスで一緒に学ぶ事になります。』
(なるほど、上手く立ち回らないと"いらぬ実技演習"もやらされる羽目になると言う事だな)
『心得た、肝に命じておこう。迩椰、塚(龍神伝説の祠)の調査の進行具合はどうだ?』
『3層までの発掘を終了、本尊までの通路を確保。2層で摂取したデータキューブと思われるクリスタルの解析中。クリスタルより一部データ習得に成功。』
『そうか、頑張ったな迩椰、良くやった』
『ありがと ござい ます』
慧人に褒められた嬉しさと使い慣れない言葉に少しギクシャクしながら迩椰は縮こまり少し頬を赤らめている。公務やミーティングの時は慧人に対する言葉使いを馴れ合の時と区別するようティタに窘め(たしなめ)られているので『うん』などと返事をしようものならお仕置き者だ。
『明日着て行く俺の制服は用意出来ているのか?』
『もちろんです慧人小隊長殿!』
『ティタ、"ここで"の班長はお前になっているはずだが』
『そうですね、"班長"は私です。ウフフっ』
つまらない事を言ってしまったかもしれないと少し眉を顰め(しかめ)た慧人はこの後ティタと迩椰によって新制服お披露目の、着せ替え人形にされ散々な扱いを受けるのだった。
後悔先に立たずである。
『さて、明日からの事を少しミーティングしておこうか。まずティタから学校内の事を聞きたいのだが』
テーブルの木目が消え一面がディスプレイに変化。慧人の目の前には学校での配属先や各クラスの顔写真付き名簿、教師の名簿、簡単な人物相関図などが表示されていた。
『俺は工業部整備班γ(ガンマ)システムメカニック実習生となっているが、実機実技教習は免除で構わないのか?』
『基本動作応用課程は"表向き"単位をとる必要が出て来ると思われますが、それ以外の実機教習は"今のところ"必要無いはずです。一般科目と座学履習はC組で
私たちと同じクラスで一緒に学ぶ事になります。』
(なるほど、上手く立ち回らないと"いらぬ実技演習"もやらされる羽目になると言う事だな)
『心得た、肝に命じておこう。迩椰、塚(龍神伝説の祠)の調査の進行具合はどうだ?』
『3層までの発掘を終了、本尊までの通路を確保。2層で摂取したデータキューブと思われるクリスタルの解析中。クリスタルより一部データ習得に成功。』
『そうか、頑張ったな迩椰、良くやった』
『ありがと ござい ます』
慧人に褒められた嬉しさと使い慣れない言葉に少しギクシャクしながら迩椰は縮こまり少し頬を赤らめている。公務やミーティングの時は慧人に対する言葉使いを馴れ合の時と区別するようティタに窘め(たしなめ)られているので『うん』などと返事をしようものならお仕置き者だ。
『明日着て行く俺の制服は用意出来ているのか?』
『もちろんです慧人小隊長殿!』
『ティタ、"ここで"の班長はお前になっているはずだが』
『そうですね、"班長"は私です。ウフフっ』
つまらない事を言ってしまったかもしれないと少し眉を顰め(しかめ)た慧人はこの後ティタと迩椰によって新制服お披露目の、着せ替え人形にされ散々な扱いを受けるのだった。
後悔先に立たずである。
3
あなたにおすすめの小説
弁えすぎた令嬢
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。彼女が父親を亡くしてからの爵位は、叔父(父親の弟)が管理してくれていた。
彼女には亡き父親の決めた婚約者がいたのだが、叔父の娘が彼を好きだと言う。
彼女は思った。
(今の公爵は叔父なのだから、その娘がこの家を継ぐ方が良いのではないか)と。
今後は彼らの世話にならず、一人で生きていくことにしよう。そんな気持ちで家を出たコロネだった。
小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
