リュウのケイトウ

きでひら弓

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6団らん4心の洗濯?!

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『いろいろとお疲れになったでしょう、お風呂の用意が出来ています。慧人さんからお入りになって下さいね。』
『すまないティタ、
先に使わせていただく』
『どうぞ、ごゆっくりと』
広めの脱衣所には大きなミラーの付いた洗面台が二台、木目を多様した作りで何処かのリゾートホテルのようだ。
浴室に入ると目に付くのは個人宅には大き過ぎるくらいの総檜造りの浴槽。
『民宿でも始めるつもりじゃないだろな。ゆったりくつろげる風呂は嫌いではないから良いんだが…』
まずはシャワーで汗を流す。
『慧人さん、お湯加減はいかがです?』
それにしても声が近い。 
まさか…?!
振り返ればそこには、水着姿の美少女が二人!。白のセパレートの胸元の結び目がアクセントのビキニを着けたティタ。
身長165㎝ グラビアモデル体型の出る所と引っ込む所のメリハリが素晴らしい我が儘バディーが健康的な色香を醸し出している。対する迩椰は白の旧スクール水着。身長157㎝スレンダーながも主張する2つの膨らみ。迩椰の容姿にマッチしてマニアックな世界観の美少女像と言って良いだろう。
『何故、お前たちがここにいる?どうするつもりだ。』
あくまでも平静を崩さない
慧人の質問に
『いやですね~一緒にお風呂に
入る為に決まってる
じゃありませんか。』
ティタは至極、当たり前だと
主張する。
『一緒に入って慧人の背中を流してあげる。』
少し現実から目を背けるべく慧人は迩椰の手元に視線を移す。
『迩椰、何を持って来たんだ?』
『あひる、一緒に泳ぎたそうに
してた』
『ティタ、何故ボディソープをそんな所に…何を企んでいる?』
『こうやって全身を使って背中を流すのが、この土地の様式美だと伺っております。』
『そんな誤った美意識は
存在しない』
『迩椰もそれやってみたい』
『よせ、二人とも……』
この後、創造主(読書ユーザー様)の想像のままの成り行きになったとだけ伝えておこう。
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