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76大会18エラー?!
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『康太、
素晴らしい試合だったぞ。
負けはしたが、あれだけ動けたら
大したものだ。
お疲れ様。』
慧人が康太に賛辞を
贈る。
『慧人君、ありがとう。
でも欲を言えばやっぱり勝ちたかったよ。
全力を出し切りったから…。
今は此処までかな。
それより、次の試合頑張ってね。
A組の一番強い風祭君に
慧人君のあの機動でカッコよく
勝って魅せてよ。』
『了解だ。
しかし、カッコ良い機動の方は
どうかな。
其の辺りは試合をしてみないと
何とも言えんが。
そろそろ時間だ、
行って来る。』
慧人は康太への回線を切ると
試合開始グリッドへ
カムイを移動した。
『翔さまぁ~。
頑張って来て下さいですの。
繽九も影ながら応援しますですの。』
『翔様、
私も影ながら応援致します。
ご健闘、お祈り致しております。』
ぴんくと姫美採から
翔へと激励が飛ぶ。
『おう。
任せておけ。
C組の救世主だか知らんが
所詮はメンテナンス実習生
そんな者に俺が負けるかっ。
ところで、
何で影ながらなんだ?。
普通に表立って応援しろよ。』
『嫌ですの。
そんな恥知ら……
はしたない真似は出来ませんの。』
『ぴんくに同じです。
影ながら応援致します。』
ぴんくと姫美採りは
誰が何と言おうと
影ながらの応援を実施するようだ。
まあ半分は冗談で
翔 弄りを楽しんでいるのだろうが。
そうですよね?お二人共?。
『創造主がそんな事を聞くな
ですのっ!。』
(アホのサバトなのかココは……。)
翔が脳内で独り言をボヤく
自分もその一員である事を
棚上げしたままに。
サバトとは魔女の集会を指す言葉だが
言い得て妙と付け加えて置こう。
翔の仏頂面を招くモヤモヤを
全く解決しないままに
時間は試合開始へと
近づいていた。
A組五番手
風祭 翔
C組五番手
真流 慧人
試合開始グリッドへ
二機が到着すると
開始シグナルが
点灯する。
赤 赤 赤 黄 青
開始直後、
翔の操るアマツカゼは
70㎜機銃を掃射しながら
カムイ目掛けて突っ込んで来る。
慧人の操るカムイは
開始直後に左旋回
アマツカゼが放つ
70㎜機銃を躱すと
同時、左腕外側ウェポンベイ展開
チャフが詰まったロケット弾発射
射出後2秒で炸裂、チャフを
フィールド内空中へ撒き散らす。
この時1秒遅れで左腕の内側の
ウェポンベイも展開
超小型ロケット弾を
アマツカゼの胸目掛けて発射。
機体に直撃寸前で小爆発し
中より粉末に似た超微細粒子を
アマツカゼの機体表面へ付着させる。
『チャフだと?。
目眩しのつもりか?。
こんな試合ごときで使う戦術とは
思えんが。
ん、流石にノイズが走るな。
しかしこの程度のノイズで
試合を左右される程、
俺はヤワじゃないぜ。
うっ…なんだ?。
バグか?………おいっ!。
言う事を聞けっ………っ
おわっっ……………………。』
アマツカゼのモニターに
ノイズが走ったかと見るや
次第にバグが起こったような
ブロックノイズ、文字バケ
計器類の異常
その瞬間メインシステムがダウン。
行動、操作不能に落ち行った
アマツカゼはそのまま落下し
まるで、操り人形の糸が切れた様に
地面へなす術なく転がって
全ての機能を停止させたのだった。
同時、試合終了のブザーが
会場に鳴り響いた。
『試合終了。
勝者 C組 真流 慧人。』
勝利コールがアナウンスされても
場内は静まり返ったままに。
一体、何が起こったのか
その場で目視していた者、
大型スクリーンで状況を見つめていた者
機体のコクピットでモニター越しに
確認していた者、
その誰もが自分の目を疑っているかの如く
息を飲む。
慧人は勝利コールが終わると
周りの反応等、一切気に掛ける事もなく
出番終わりの芸人よろしく
足速に会場を後にハンガーへ
帰って行くのだった。
素晴らしい試合だったぞ。
負けはしたが、あれだけ動けたら
大したものだ。
お疲れ様。』
慧人が康太に賛辞を
贈る。
『慧人君、ありがとう。
でも欲を言えばやっぱり勝ちたかったよ。
全力を出し切りったから…。
今は此処までかな。
それより、次の試合頑張ってね。
A組の一番強い風祭君に
慧人君のあの機動でカッコよく
勝って魅せてよ。』
『了解だ。
しかし、カッコ良い機動の方は
どうかな。
其の辺りは試合をしてみないと
何とも言えんが。
そろそろ時間だ、
行って来る。』
慧人は康太への回線を切ると
試合開始グリッドへ
カムイを移動した。
『翔さまぁ~。
頑張って来て下さいですの。
繽九も影ながら応援しますですの。』
『翔様、
私も影ながら応援致します。
ご健闘、お祈り致しております。』
ぴんくと姫美採から
翔へと激励が飛ぶ。
『おう。
任せておけ。
C組の救世主だか知らんが
所詮はメンテナンス実習生
そんな者に俺が負けるかっ。
ところで、
何で影ながらなんだ?。
普通に表立って応援しろよ。』
『嫌ですの。
そんな恥知ら……
はしたない真似は出来ませんの。』
『ぴんくに同じです。
影ながら応援致します。』
ぴんくと姫美採りは
誰が何と言おうと
影ながらの応援を実施するようだ。
まあ半分は冗談で
翔 弄りを楽しんでいるのだろうが。
そうですよね?お二人共?。
『創造主がそんな事を聞くな
ですのっ!。』
(アホのサバトなのかココは……。)
翔が脳内で独り言をボヤく
自分もその一員である事を
棚上げしたままに。
サバトとは魔女の集会を指す言葉だが
言い得て妙と付け加えて置こう。
翔の仏頂面を招くモヤモヤを
全く解決しないままに
時間は試合開始へと
近づいていた。
A組五番手
風祭 翔
C組五番手
真流 慧人
試合開始グリッドへ
二機が到着すると
開始シグナルが
点灯する。
赤 赤 赤 黄 青
開始直後、
翔の操るアマツカゼは
70㎜機銃を掃射しながら
カムイ目掛けて突っ込んで来る。
慧人の操るカムイは
開始直後に左旋回
アマツカゼが放つ
70㎜機銃を躱すと
同時、左腕外側ウェポンベイ展開
チャフが詰まったロケット弾発射
射出後2秒で炸裂、チャフを
フィールド内空中へ撒き散らす。
この時1秒遅れで左腕の内側の
ウェポンベイも展開
超小型ロケット弾を
アマツカゼの胸目掛けて発射。
機体に直撃寸前で小爆発し
中より粉末に似た超微細粒子を
アマツカゼの機体表面へ付着させる。
『チャフだと?。
目眩しのつもりか?。
こんな試合ごときで使う戦術とは
思えんが。
ん、流石にノイズが走るな。
しかしこの程度のノイズで
試合を左右される程、
俺はヤワじゃないぜ。
うっ…なんだ?。
バグか?………おいっ!。
言う事を聞けっ………っ
おわっっ……………………。』
アマツカゼのモニターに
ノイズが走ったかと見るや
次第にバグが起こったような
ブロックノイズ、文字バケ
計器類の異常
その瞬間メインシステムがダウン。
行動、操作不能に落ち行った
アマツカゼはそのまま落下し
まるで、操り人形の糸が切れた様に
地面へなす術なく転がって
全ての機能を停止させたのだった。
同時、試合終了のブザーが
会場に鳴り響いた。
『試合終了。
勝者 C組 真流 慧人。』
勝利コールがアナウンスされても
場内は静まり返ったままに。
一体、何が起こったのか
その場で目視していた者、
大型スクリーンで状況を見つめていた者
機体のコクピットでモニター越しに
確認していた者、
その誰もが自分の目を疑っているかの如く
息を飲む。
慧人は勝利コールが終わると
周りの反応等、一切気に掛ける事もなく
出番終わりの芸人よろしく
足速に会場を後にハンガーへ
帰って行くのだった。
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