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2エバンス4兆候
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危険区内のSS(ストレイ サーバント)の
出現量を調査し、個体数が増え過ぎた時は
破壊もしくは捕獲する為に
出動、又は緊急出動する部署が
政府や民間委託の警備会社として
存在する。
危険区内のSSを一掃しようと言う
動きもかつては何度か試みられた
事もある。
しかし、個体数の異常な量と
其れを生み出しているであろう
ファントム プラントの
生産能力の高さにより
撲滅を諦め間引き程度に
留まってしまっているのが
現状であった。
では、ファントム プラントの
心臓部であるEM(エレクトリック マザー)を
特定し機能を停止させてはどうかと
言う案も提示され
旅団規模の機構兵大隊を
送り込んだ事も有ったのだが
計画された作戦は全て失敗に
終わったのだった。
EMの所在をほぼ確定出来たものの
その中心地まで辿り着く事も出来ず
部隊は全滅、
そればかりか
帰還出来ず行方不明になった
パイロットを多数出してしまうと言う
体たらくで作戦は幕を下ろし
行方不明のパイロットの
生死は今も突き止められていない。
もちろん、その時使用された
MLTの殆どが破壊もしくは
SS化と言う最悪の結果も
もたらしてしまっていたのだった。
その結果により
大規模に2回行われた
掃討作戦以降は
計画される事はなくなり
定期的にSSの個体の
増え過ぎのみを
間引きするに留まる事と
なるのだった。
その危険区内の
SS量の観測を行う部署で
今、若干の異常が
観測され問題となりつつあったのだ。
『おい、そっちのモニターはどうだ。
こっちでは、また
異常に増えたかと思えば、
一期に数を減らすと言う
訳の分からない事態が起こっているぞ。』
『M区画の話しですよね。
こちらでも観測されていますね。
L、N、O区画でも
2週間前から同様の事象を
観測しています。
増える事はある程度予想の範囲内ですが
急激に減少するプロセスは
一体どう言う事なんでしょうね。』
『間引きの手間が省けて
有り難いんだが、
何が起こっているのか。
中心地に近いだけに
おいそれと、巡回等を
送り込めないからな。』
『そうですね。
このまま観測を続ける以外
対処も し兼ねますしね。
危険区の外苑でしたら
巡回を派遣する事も出来るのですが。』
『取り敢えず、静観するしか
ないな。』
『一応、万が一に備え
軍と民間警備の方へは
内容を伝えてありますが
環境保護側と区画整備推進側の
動きも掴んでおきませんとね。』
環境保護側とは、
危険区を消滅させるのでは無く
SSの個体数を管理し
EMの管理の下で自然とも調和させて
行く事を推進する団体。
区画整備推進側とは、
危険区内のSSを全て排除し
中心であるEMを破壊無力化、
そしてファントム プラントの機能を
停止させ危険で無い
元の土地へ還し再開発を推し進める
団体なのだ。
『奴等、何か起これば
其れに託け(かこつけ)
直ぐぶつかり合うからな。
面倒な事にならなければ良いが…。』
この危険区の異常は
学園にも通達されていた。
有事の際には学園にも
出動要請がある。
これは、機動兵器保有量もさる事ながら
パイロット候補生とは言え
機動兵器を操る事の出来る人員は
学園入学時に国土保全の名目により
緊急出動を義務付けるものであり
学園教職員も全てこれらに当てはまるものと
しているのであった。
ミゥは危険区内の異常を
通達より早く
王都特務部隊の情報にて知っていた。
そして慧人にも逸早く
知らされ、万が一の対策も
検討するよう動いていたのだった。
出現量を調査し、個体数が増え過ぎた時は
破壊もしくは捕獲する為に
出動、又は緊急出動する部署が
政府や民間委託の警備会社として
存在する。
危険区内のSSを一掃しようと言う
動きもかつては何度か試みられた
事もある。
しかし、個体数の異常な量と
其れを生み出しているであろう
ファントム プラントの
生産能力の高さにより
撲滅を諦め間引き程度に
留まってしまっているのが
現状であった。
では、ファントム プラントの
心臓部であるEM(エレクトリック マザー)を
特定し機能を停止させてはどうかと
言う案も提示され
旅団規模の機構兵大隊を
送り込んだ事も有ったのだが
計画された作戦は全て失敗に
終わったのだった。
EMの所在をほぼ確定出来たものの
その中心地まで辿り着く事も出来ず
部隊は全滅、
そればかりか
帰還出来ず行方不明になった
パイロットを多数出してしまうと言う
体たらくで作戦は幕を下ろし
行方不明のパイロットの
生死は今も突き止められていない。
もちろん、その時使用された
MLTの殆どが破壊もしくは
SS化と言う最悪の結果も
もたらしてしまっていたのだった。
その結果により
大規模に2回行われた
掃討作戦以降は
計画される事はなくなり
定期的にSSの個体の
増え過ぎのみを
間引きするに留まる事と
なるのだった。
その危険区内の
SS量の観測を行う部署で
今、若干の異常が
観測され問題となりつつあったのだ。
『おい、そっちのモニターはどうだ。
こっちでは、また
異常に増えたかと思えば、
一期に数を減らすと言う
訳の分からない事態が起こっているぞ。』
『M区画の話しですよね。
こちらでも観測されていますね。
L、N、O区画でも
2週間前から同様の事象を
観測しています。
増える事はある程度予想の範囲内ですが
急激に減少するプロセスは
一体どう言う事なんでしょうね。』
『間引きの手間が省けて
有り難いんだが、
何が起こっているのか。
中心地に近いだけに
おいそれと、巡回等を
送り込めないからな。』
『そうですね。
このまま観測を続ける以外
対処も し兼ねますしね。
危険区の外苑でしたら
巡回を派遣する事も出来るのですが。』
『取り敢えず、静観するしか
ないな。』
『一応、万が一に備え
軍と民間警備の方へは
内容を伝えてありますが
環境保護側と区画整備推進側の
動きも掴んでおきませんとね。』
環境保護側とは、
危険区を消滅させるのでは無く
SSの個体数を管理し
EMの管理の下で自然とも調和させて
行く事を推進する団体。
区画整備推進側とは、
危険区内のSSを全て排除し
中心であるEMを破壊無力化、
そしてファントム プラントの機能を
停止させ危険で無い
元の土地へ還し再開発を推し進める
団体なのだ。
『奴等、何か起これば
其れに託け(かこつけ)
直ぐぶつかり合うからな。
面倒な事にならなければ良いが…。』
この危険区の異常は
学園にも通達されていた。
有事の際には学園にも
出動要請がある。
これは、機動兵器保有量もさる事ながら
パイロット候補生とは言え
機動兵器を操る事の出来る人員は
学園入学時に国土保全の名目により
緊急出動を義務付けるものであり
学園教職員も全てこれらに当てはまるものと
しているのであった。
ミゥは危険区内の異常を
通達より早く
王都特務部隊の情報にて知っていた。
そして慧人にも逸早く
知らされ、万が一の対策も
検討するよう動いていたのだった。
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