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2エバンス5新たな同胞
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C組のクラスメイト達へ
システム アシストAIの
最新進化を紹介するべく
ほぼ慧人専用の私室となっている
システム アシストAI管理室へ
皆を招待した。
昼休憩をクラスメイト全員で
取り終えたC組の面々が
慧人の案内で
ぞろぞろとその後に続く。
部屋のI.D.を慧人が解除すると
少し重厚な設えの自動ドアが
静かに開いた。
一行を迎えるように
2人の可愛らしい小学生低学年程の
子供が丁寧な挨拶で頭を下げた。
『ようこそ皆様。
マスターの管理する部屋へ。』
『わたち達、
ハピとレピと申します。
以後お見知り置きを。
よろしくお願いします。』
智が少し面喰らった表情で
『あ、
こりゃどうもご丁寧に。』
その言葉のあと
頭を下げる2人に眼を奪われながらも
部屋の片隅、
シリンダー カプセルの前の
コントロール コンソールへと
案内される面々。
『ね、慧人君、
最新のシステム アシストAIって
このコンソールで見せてくれるの?。
まさかプログラムを公開なんて事は
無いよね?。』
康太は興味しんしんで
慧人に尋ねる。
システム メンテナンスも
こなす康太としては
専門分野でもあるだけに
外せない質問だろう。
『それより、
なんで、子供を助手として
使ってるんだ?。
まさか飛び級とかで
既にかなりのライセンスを
持ってるとか?。
それとも、見た目と
年齢が違っているとか?。』
智は至極もっともな疑問を
慧人へ投げ掛ける。
『其れはだな、
レピ、ハピ、皆の前へ。』
レピとハピは
集団の後ろから
コンソールの前へと
歩み出る。
『最新、システム アシストAIの
レピとハピだ。
これからは一緒に実習もする事も
あると思う。
気軽に接してやって欲しい。
察しの良い皆の事だ
もう解ったと思うが
2人はこの世界で言うところの
人間では無い。
ゆうなれば、ロボットだな。』
智と康太は愕然として
フリーズしている。
5kgの鉄アレイを持っていたとすれば
足元へ落として飛び上がっていた
ところだろうが
残念ながら二人共空手だった。
実を言えば智と康太以外の全員には
簡単な説明がなされていた。
ただし、実際にレピとハピを
目の当たりにしたのは
これが初めてであったのだ。
智と康太に仕掛けられた
半ドッキリで有ったのだが
結局のところ
話しで知っていた者達にとっても
驚きは禁じ得ない事態と
なってしまっていたのだった。
『あらあらまあまあ、
なんて可愛らしいのでしょう。
お姉さんの事はティタって呼んで
下さいね。』
ティタは二人を抱きしめるよう
頭を撫でながら
何か別の事を想像するように
屈託の無い笑顔を向けている。
女性陣はレピを取り囲むように
わらわら集まって来て
目線で話したり、
頭を撫でたりしている。
レピは少し困った顔持ちだが
お姉さん方のなすがままだ。
AIの性格気質は"良い子"と
言ったところか。
俯き加減で頬を赤らめる。
慧人、迩椰、智、康太、ミゥは
ハピの方へ集まっている。
『そうか~
ハピちゃんはアンドロイドなんだね。
こんなに可愛いアンドロイドが
お友達になってくれるなんて
時代が僕に追いついて来た
感じだな~。
ねぇ、ハピちゃん
僕の事は康太お兄ちゃんって
呼んでよね。』
康太はハピの手を握って
自分の呼び方について
懇願する。
『康太様、
康太様の事は
お兄ちゃんでは無く
康太様とお呼び致しますわ。
それは、システム アシストAI
としてのケジメでございます。
そしてわたち達は
アンドロイドでは無く
フィギュエイドと言う分類に
なっておりますので
よろしくお願い致します。』
康太はハピのハッキリした
口調に度肝を抜かれ
更に、自分の意見に
反抗的な態度に別の
趣向が開花してしまいそうだった。
『ハピ、
ハッキリした物言いだな。
将来は彼氏を尻に引く
勢いだ。』
智は相手が
アンドロイドであるにも関わらず
ハピの将来を謎に暗示する。
『ハピちゃん、
呼び方は康太様でもいいけど
出来たら、その
仲良くして欲しいな。』
康太はハピに
何を期待しているのか…。
『康太様、
仲良くするのは
やぶさかではありませんが、
それは知り合いの域と言う意味です。
必要以上に感情移入する事は
ございません。』
デレの期待出来ぬ
ハピの言動。
ミゥは腕組みして
暗にうなづいていた。
『そんな~
ハピちゃぁ~ん。
ツンなところも良いけど
出来たらデレて欲しいのに~。
もう誰か好きな人が居るのかな?。』
康太のロリ好きが露呈して
更にハピを追いかける言動。
康太は年下美少女(美少女全般)に
目がない。
康太自身も悪く無いルックスだけに
残念さはひとしおである。
その康太の問いに
ハピはまさか、
或いは、やっぱりかの
答えを返す。
『あたちは、
マスターだけにご奉仕する存在です。
この身も心も全ては
マスターの物でございます。』
ハピはモジモジしながら
慧人の視線を仰ぎ見る。
それを見ていた迩椰は
キュピーンと左目尻を光らせると
親指を立てハピの前に突き出した。
ハピは覗き込む迩椰の
同胞に向ける視線に気付くと
恐る恐る右手の人差し指を
迩椰に向かって伸ばしたのだった。
迩椰はハピの伸ばした
右手の人差し指に
やはり自身の右手の人差し指の
腹をピタリとくっ付けた。
それは、
獣人の娘と
フィギュエイドと言う
新たな存在の娘の
意思疎通が成功した
瞬間であったのだった。
システム アシストAIの
最新進化を紹介するべく
ほぼ慧人専用の私室となっている
システム アシストAI管理室へ
皆を招待した。
昼休憩をクラスメイト全員で
取り終えたC組の面々が
慧人の案内で
ぞろぞろとその後に続く。
部屋のI.D.を慧人が解除すると
少し重厚な設えの自動ドアが
静かに開いた。
一行を迎えるように
2人の可愛らしい小学生低学年程の
子供が丁寧な挨拶で頭を下げた。
『ようこそ皆様。
マスターの管理する部屋へ。』
『わたち達、
ハピとレピと申します。
以後お見知り置きを。
よろしくお願いします。』
智が少し面喰らった表情で
『あ、
こりゃどうもご丁寧に。』
その言葉のあと
頭を下げる2人に眼を奪われながらも
部屋の片隅、
シリンダー カプセルの前の
コントロール コンソールへと
案内される面々。
『ね、慧人君、
最新のシステム アシストAIって
このコンソールで見せてくれるの?。
まさかプログラムを公開なんて事は
無いよね?。』
康太は興味しんしんで
慧人に尋ねる。
システム メンテナンスも
こなす康太としては
専門分野でもあるだけに
外せない質問だろう。
『それより、
なんで、子供を助手として
使ってるんだ?。
まさか飛び級とかで
既にかなりのライセンスを
持ってるとか?。
それとも、見た目と
年齢が違っているとか?。』
智は至極もっともな疑問を
慧人へ投げ掛ける。
『其れはだな、
レピ、ハピ、皆の前へ。』
レピとハピは
集団の後ろから
コンソールの前へと
歩み出る。
『最新、システム アシストAIの
レピとハピだ。
これからは一緒に実習もする事も
あると思う。
気軽に接してやって欲しい。
察しの良い皆の事だ
もう解ったと思うが
2人はこの世界で言うところの
人間では無い。
ゆうなれば、ロボットだな。』
智と康太は愕然として
フリーズしている。
5kgの鉄アレイを持っていたとすれば
足元へ落として飛び上がっていた
ところだろうが
残念ながら二人共空手だった。
実を言えば智と康太以外の全員には
簡単な説明がなされていた。
ただし、実際にレピとハピを
目の当たりにしたのは
これが初めてであったのだ。
智と康太に仕掛けられた
半ドッキリで有ったのだが
結局のところ
話しで知っていた者達にとっても
驚きは禁じ得ない事態と
なってしまっていたのだった。
『あらあらまあまあ、
なんて可愛らしいのでしょう。
お姉さんの事はティタって呼んで
下さいね。』
ティタは二人を抱きしめるよう
頭を撫でながら
何か別の事を想像するように
屈託の無い笑顔を向けている。
女性陣はレピを取り囲むように
わらわら集まって来て
目線で話したり、
頭を撫でたりしている。
レピは少し困った顔持ちだが
お姉さん方のなすがままだ。
AIの性格気質は"良い子"と
言ったところか。
俯き加減で頬を赤らめる。
慧人、迩椰、智、康太、ミゥは
ハピの方へ集まっている。
『そうか~
ハピちゃんはアンドロイドなんだね。
こんなに可愛いアンドロイドが
お友達になってくれるなんて
時代が僕に追いついて来た
感じだな~。
ねぇ、ハピちゃん
僕の事は康太お兄ちゃんって
呼んでよね。』
康太はハピの手を握って
自分の呼び方について
懇願する。
『康太様、
康太様の事は
お兄ちゃんでは無く
康太様とお呼び致しますわ。
それは、システム アシストAI
としてのケジメでございます。
そしてわたち達は
アンドロイドでは無く
フィギュエイドと言う分類に
なっておりますので
よろしくお願い致します。』
康太はハピのハッキリした
口調に度肝を抜かれ
更に、自分の意見に
反抗的な態度に別の
趣向が開花してしまいそうだった。
『ハピ、
ハッキリした物言いだな。
将来は彼氏を尻に引く
勢いだ。』
智は相手が
アンドロイドであるにも関わらず
ハピの将来を謎に暗示する。
『ハピちゃん、
呼び方は康太様でもいいけど
出来たら、その
仲良くして欲しいな。』
康太はハピに
何を期待しているのか…。
『康太様、
仲良くするのは
やぶさかではありませんが、
それは知り合いの域と言う意味です。
必要以上に感情移入する事は
ございません。』
デレの期待出来ぬ
ハピの言動。
ミゥは腕組みして
暗にうなづいていた。
『そんな~
ハピちゃぁ~ん。
ツンなところも良いけど
出来たらデレて欲しいのに~。
もう誰か好きな人が居るのかな?。』
康太のロリ好きが露呈して
更にハピを追いかける言動。
康太は年下美少女(美少女全般)に
目がない。
康太自身も悪く無いルックスだけに
残念さはひとしおである。
その康太の問いに
ハピはまさか、
或いは、やっぱりかの
答えを返す。
『あたちは、
マスターだけにご奉仕する存在です。
この身も心も全ては
マスターの物でございます。』
ハピはモジモジしながら
慧人の視線を仰ぎ見る。
それを見ていた迩椰は
キュピーンと左目尻を光らせると
親指を立てハピの前に突き出した。
ハピは覗き込む迩椰の
同胞に向ける視線に気付くと
恐る恐る右手の人差し指を
迩椰に向かって伸ばしたのだった。
迩椰はハピの伸ばした
右手の人差し指に
やはり自身の右手の人差し指の
腹をピタリとくっ付けた。
それは、
獣人の娘と
フィギュエイドと言う
新たな存在の娘の
意思疎通が成功した
瞬間であったのだった。
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