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【ブライアン視点】 決心
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今日、俺はカーラとキャシーの三人で遊ぶはずだった。本当はカーラと二人でデートしたかったが、気が付くと三人でのデートになってしまっていて、俺は強く言えなかったことを少し悔やむ。
が、待ち合わせ場所に赴くとそこにはキャシーしかいなかった。
どうしてだ、と尋ねるとキャシー曰くカーラは急用が出来て来られなくなったという。カーラは律儀な人物で、これまでデート当日にドタキャンすることは一回もなかった。しかもそれをキャシーだけが知っているというのもおかしい。なぜカーラはキャシーにだけそれを伝えていたのだろうか。
しかも俺がキャシーに告白されて「カーラの方が好きだ」と断って以来、俺がカーラに避けられているのを見てか、キャシーはやたら俺にアプローチしてくるようになった。
「なあキャシー、これは一体どういうことなんだ?」
さすがにここまで色々なことが重なると、俺も訝しく思って尋ねてしまう。
するとキャシーははっきりと言った。
「どうも何も、私はブライアンのことが好きなのですわ。もちろんこの前は断られましたが、諦めるつもりはありません」
キャシーにそこまで言われるのは嬉しくなくもないが、それよりも俺は最近全然カーラと話せていないことが気になってしまう。
そしてもしやキャシーが何かを仕組んでいるのではないかと疑ってしまう。
「それは分かっている。だが、なぜ最近カーラは俺を避けているんだ? もしかしてキャシーが何かを言ったのか? だとしたらいくら俺のことを好きになってくれているとしても俺は……」
「違いますわ!」
俺が言い終わる前にキャシーは大声で反論する。
「いくら何でもそんなことはしませんわ! 私もカーラとちゃんと話した訳ではありません。おそらく、彼女は私の気持ちを察して私を応援してくれているのでしょう」
「え、カーラがキャシーを応援?」
それを聞いて俺の心に影が差す。
カーラがキャシーを応援するということは、カーラは俺と結ばれたくはないということなのか? それとも単に俺の気持ちに気づいていないだけなのだろうか。
だが、キャシーの表情も真剣で嘘をついているようにも見えない。
「そ、それは本当なのか?」
「はい、何でかは分かりませんが、おそらく私たちに気を利かせてくれているのでしょう」
「そうだったのか……」
疑わしいとはいえ、ここ数日のカーラは確かにそうとしか思えないような挙動ばかりだった。
しかも彼女は進んで俺たちをくっつけようとしてくれているようで、女友達のルーシーと話している時も楽しそうだし、特に我慢しているとか誰かに脅されているとかそういう雰囲気はない。
だとすると彼女は純粋に善意で俺たちをくっつけようとしてくれているのだろう。そしてキャシーは俺のことが好きだからそれに乗っかっているのだろう。
そのうちにあわよくば俺の心が動かないだろうか、と思って。
だが、俺はキャシーのことは幼馴染としては好きだがそういう相手とは見たことがない。気が付くとずっとカーラのことを意識していたのとは正反対だ。
数年間変わらなかった気持ちがこの先変わるとも思えない。
「……悪いキャシー」
俺が絞り出すように言うと、俺の意図を察したキャシーの表情が曇る。
「どれだけアプローチされても俺はカーラの方が好きだ。彼女が俺とキャシーをくっつけようとしてくれているのは分かるが、そういうことなら俺はカーラに話さなければならない」
「で、でもせっかく二人でこうして会った訳ですし……」
確かに幼馴染三人で一人がドタキャンしたから二人で遊ぶというのは流れとしては自然かもしれない。
しかしキャシーが俺に恋愛感情を持っているというのなら話は別だ。仮にキャシーがそれを望んだとしても、俺は彼女をキープしたみたいになってしまう。
俺にそんなことは出来なかった。
「だが俺はカーラ以外の女性と二人で遊びに行くのは嫌なんだ」
「そんな……」
「悪い、今日は帰る」
そう言って俺は彼女の返事も聞かずに駆けだしたのだった。
そして俺は自分の家ではなく、カーラの屋敷に向かった。これまで俺と話すことをずっと避けてきたカーラだったが、直接家まで行けばさすがに逃げられないだろう。
そこで俺は彼女に本心を伝えなければ。
俺はそう決意した。
が、待ち合わせ場所に赴くとそこにはキャシーしかいなかった。
どうしてだ、と尋ねるとキャシー曰くカーラは急用が出来て来られなくなったという。カーラは律儀な人物で、これまでデート当日にドタキャンすることは一回もなかった。しかもそれをキャシーだけが知っているというのもおかしい。なぜカーラはキャシーにだけそれを伝えていたのだろうか。
しかも俺がキャシーに告白されて「カーラの方が好きだ」と断って以来、俺がカーラに避けられているのを見てか、キャシーはやたら俺にアプローチしてくるようになった。
「なあキャシー、これは一体どういうことなんだ?」
さすがにここまで色々なことが重なると、俺も訝しく思って尋ねてしまう。
するとキャシーははっきりと言った。
「どうも何も、私はブライアンのことが好きなのですわ。もちろんこの前は断られましたが、諦めるつもりはありません」
キャシーにそこまで言われるのは嬉しくなくもないが、それよりも俺は最近全然カーラと話せていないことが気になってしまう。
そしてもしやキャシーが何かを仕組んでいるのではないかと疑ってしまう。
「それは分かっている。だが、なぜ最近カーラは俺を避けているんだ? もしかしてキャシーが何かを言ったのか? だとしたらいくら俺のことを好きになってくれているとしても俺は……」
「違いますわ!」
俺が言い終わる前にキャシーは大声で反論する。
「いくら何でもそんなことはしませんわ! 私もカーラとちゃんと話した訳ではありません。おそらく、彼女は私の気持ちを察して私を応援してくれているのでしょう」
「え、カーラがキャシーを応援?」
それを聞いて俺の心に影が差す。
カーラがキャシーを応援するということは、カーラは俺と結ばれたくはないということなのか? それとも単に俺の気持ちに気づいていないだけなのだろうか。
だが、キャシーの表情も真剣で嘘をついているようにも見えない。
「そ、それは本当なのか?」
「はい、何でかは分かりませんが、おそらく私たちに気を利かせてくれているのでしょう」
「そうだったのか……」
疑わしいとはいえ、ここ数日のカーラは確かにそうとしか思えないような挙動ばかりだった。
しかも彼女は進んで俺たちをくっつけようとしてくれているようで、女友達のルーシーと話している時も楽しそうだし、特に我慢しているとか誰かに脅されているとかそういう雰囲気はない。
だとすると彼女は純粋に善意で俺たちをくっつけようとしてくれているのだろう。そしてキャシーは俺のことが好きだからそれに乗っかっているのだろう。
そのうちにあわよくば俺の心が動かないだろうか、と思って。
だが、俺はキャシーのことは幼馴染としては好きだがそういう相手とは見たことがない。気が付くとずっとカーラのことを意識していたのとは正反対だ。
数年間変わらなかった気持ちがこの先変わるとも思えない。
「……悪いキャシー」
俺が絞り出すように言うと、俺の意図を察したキャシーの表情が曇る。
「どれだけアプローチされても俺はカーラの方が好きだ。彼女が俺とキャシーをくっつけようとしてくれているのは分かるが、そういうことなら俺はカーラに話さなければならない」
「で、でもせっかく二人でこうして会った訳ですし……」
確かに幼馴染三人で一人がドタキャンしたから二人で遊ぶというのは流れとしては自然かもしれない。
しかしキャシーが俺に恋愛感情を持っているというのなら話は別だ。仮にキャシーがそれを望んだとしても、俺は彼女をキープしたみたいになってしまう。
俺にそんなことは出来なかった。
「だが俺はカーラ以外の女性と二人で遊びに行くのは嫌なんだ」
「そんな……」
「悪い、今日は帰る」
そう言って俺は彼女の返事も聞かずに駆けだしたのだった。
そして俺は自分の家ではなく、カーラの屋敷に向かった。これまで俺と話すことをずっと避けてきたカーラだったが、直接家まで行けばさすがに逃げられないだろう。
そこで俺は彼女に本心を伝えなければ。
俺はそう決意した。
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