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5. 懐かしい夢
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あぁ、懐かしい場所。あれは………。
目が覚めて、見慣れない部屋を沈み込むほどふかふかの大きなベッドの上から眺めると、『あぁ、そういえば今日からここで生活するのね。』と現実に戻されたの。
一般的な貴族令嬢よりは早く目覚めた私は、まだへレーナが起こしに来ない為、もう一度懐かしい、先ほど見た夢を思い出してみる。
☆★
私の母は、私が一歳の頃に亡くなったのであまり温もりを覚えてはいない。
それを不憫に思ったのか、はたまたソランデル伯爵領は冬は大人でさえも厳しい寒さである為幼い子供達を避難させる目的であったのか、母方の祖父が私と弟フランシスを冬の間は自身の領地に滞在させてくれました。
私が六歳の時にお祖父様とお祖母様は亡くなってしまったので、五歳の冬までそれは続いた。
お祖父様の領地は、国の南側に位置しており、冬でも温暖であまり雪は降らない場所。
大きくなり勉強をしてから知ったのですが、お祖父様は、この国のもう一つの公爵家、イェンス=セーデルホルム公爵家だったの。
幼かったのでたくさんの記憶はないけれど、優しいお祖父様とお祖母様に囲まれていつも楽しく過ごさせてもらっていたと思うわ。
ーーーー五歳の時。
あの日は、冬にしては暖かい日で、お祖父様の屋敷から馬車でしばらく進んだ森の中に出掛けていたの。
その日は、お祖父様達は居なかったわ。冬の三ヶ月ほど滞在していたから、毎日一緒には居られなかったものね。だから、クリスタ様と、あとは侍女数人で出掛けたのね。
クリスタ様は、私の母の姉リースベット様の子だから、従姉妹ね。
クリスタ様は私より三歳年上だったからかとても活発で、その日も着いて早々、私とは別行動で湖の方へとクリスタ様付きの侍女と一緒に行ってしまったのよ。
私は、馬車から降りてすぐ見えた、たくさんの種類の花が咲いている場所に敷物を敷き、その上に座り、侍女に教わりながら首飾りを作っていたわ。
しばらくそうしていると、花畑とは逆側にある細く高く空まで伸びた木々の間の茂みから私よりも少し年上の少年が出てきたのよね。
もうどんな顔をしていたかはっきりとは忘れてしまったわ。でも、金髪が煌めいていて、顔立ちがかなり整っていたように思う。
私は集中してやっていたからいきなりしかも茂みから人が出てきたものだからすごく驚いてしまって、作っていた首飾りを手から落とし、途中まで作れていたのが壊れてしまったのと相まって目に涙が自然と溢れてきたの。
「わ!…人がいたなんて!驚かせてしまってごめんね。あ…それ崩れちゃった?」
そう指摘されたのもあって、余計に涙がぼろぼろと止めどなく流れてしまったのよ。
そうしたら、その男の子は『参ったな…』と呟くと、口元に右手を充ててうーんと呟いて、頭を捻っているのか目を瞑った。
そして少しして、
「よし、じゃあ驚かせたお詫びに、イイモノ見せてあげる。」
と言って、彼が右手を少し左右に動かすと、私の座っている足元に落ちた白い花がゆっくりと宙に浮いて私の周りを足が生えたかのようにふわりふわりと回り出したから、綺麗なんだけどびっくりして涙が一気に止まったわ。
「え!?なにこれ!凄い!!」
そこでやっと私は、その男の子に視線を合わせたの。鮮やかで煌めくような金髪で、とても嬉しそうに笑っていた事だけは覚えているわ。
「だろう?どうだ?凄いだろ!驚かせたお詫びな。」
「あ、ありがとう…。それ、魔力で?」
「まぁな。そのうち討伐軍にも入れる程強くなって悪獣をやっつけてやるんだ!増幅のパワーストーンさえあれば、もっと華やかで格好いい魔力も見せてやれたんだけどな-!」
「そうなのね、これでも充分凄いわ!素敵よ?でも…パワーストーンは、無限ではないもの。こんな事で使うのは勿体ないわ。」
「なんでだ?パワーストーンは、金さえ払えばいつでも売っているだろ?勿体ないなくなんかないよ。」
「パワーストーンだっていつか無くなるかもしれないってお父様が言っていたの。」
「そんなわけないさ、それが無ければ、悪獣と戦う際に人間がやられちまう!」
「だから、その時にしか使わない方がいいかなって…。あら?」
私は、お父様が少し前に『パワーストーンが以前より減ってきた。すぐに無くなるわけではないだろうが、いつか手に入らなくなるかもな。』と言っていたのを思い出して、無駄遣いして欲しくなくてそう言ったのよね。見ず知らずのその男の子ではあるけれど。
けれど、よく見ると顔が泥だらけで、引っ掻いたような傷があり少し血が出ていた。
痛く無いのかしら?と思い、魔力を使おうとワンピースのポケットからハンカチを取り出す。そして素早く水を、《汚れも、痛みも綺麗に取れますように。》と願いながら、手をすぼめて水が溜まるようにした左手の中に魔力で出すと、持っていたハンカチを浸して手渡したわ。
「ねぇ、泥だらけよ?それに血も…それで拭いて?」
「え?あ…ありがとう!その辺の茂みをずっと走ってたからな。君も魔力を?」
「えぇ。でもこの位しか出せないから、あまり意味が無いわね。」
と笑って見せたわ。先ほどの魔力を見せられた後に見せびらかすものでは無いと思ったけれど、どうにも気になったのよね。
彼が、手渡したハンカチで顔を拭いていると、遠くから何か声が聞こえてきた。
耳を澄ますとどうやらクリスタ様、と聞こえる。またきっとクリスタ様が隠れんぼをしているのかもしれない。いつもクリスタ様はどこかへ姿を眩ましてしまい、侍女だけでは見つからないらしく、いつも私も一緒になって探すのだ。でも、そうすると大抵私が見つけてしまうので、侍女達にはありがたがられている。
「クリスタ様-!」
だんだんと声が大きくなっている。きっと切羽詰まっているのだと思った私は、
「あぁ、ごめんなさい。行かなきゃ。」
と彼に声を掛けた。
私も捜すのを手伝わないと、と思い立ち上がると、
「あぁ…俺も行かないと。ごめんな、驚かせて。ここは限られた者しか入れない森だから、そんなに人に出会わないかと思ったんだ。今度はちゃんとした道を歩くよ。あ、ハンカチ…」
「そうね、そうした方がいいわ。素敵な魔力を見せてくれてありがとう!頑張ってね!それ、あげるわ。また汚れたら拭いてね。」
そう言って、その男の子と別れたのよね。
それを、夢で見るなんて。
お祖父様とお祖母様が亡くなってからは、私達も成長してきた事もありその屋敷にも行かなくなって、クリスタ様ともそう簡単には会えなくなったけれど。
だってクリスタ様は公爵家のご令嬢で、勉強に忙しくなったそうなの。
どうしても出席しないといけない社交界でも、クリスタ様の姿は見掛けるけれど、傍にいる人達は高位貴族や王族ばかりだったから遠い人のようで私は気後れして近寄れもしなかった。
あの森も、どこにあるか分からないし、行けてもいない。
あの少年は、討伐軍に入れたのかしら?昨日、悪獣討伐軍の話を少しだけ、アンセルム様としたからその事を思い出して、きっとこの夢を見たのかしらね。
ーーーーそろそろ侍女のへレーナが起こしに来るかしら。起きる準備をしないといけないわね。
目が覚めて、見慣れない部屋を沈み込むほどふかふかの大きなベッドの上から眺めると、『あぁ、そういえば今日からここで生活するのね。』と現実に戻されたの。
一般的な貴族令嬢よりは早く目覚めた私は、まだへレーナが起こしに来ない為、もう一度懐かしい、先ほど見た夢を思い出してみる。
☆★
私の母は、私が一歳の頃に亡くなったのであまり温もりを覚えてはいない。
それを不憫に思ったのか、はたまたソランデル伯爵領は冬は大人でさえも厳しい寒さである為幼い子供達を避難させる目的であったのか、母方の祖父が私と弟フランシスを冬の間は自身の領地に滞在させてくれました。
私が六歳の時にお祖父様とお祖母様は亡くなってしまったので、五歳の冬までそれは続いた。
お祖父様の領地は、国の南側に位置しており、冬でも温暖であまり雪は降らない場所。
大きくなり勉強をしてから知ったのですが、お祖父様は、この国のもう一つの公爵家、イェンス=セーデルホルム公爵家だったの。
幼かったのでたくさんの記憶はないけれど、優しいお祖父様とお祖母様に囲まれていつも楽しく過ごさせてもらっていたと思うわ。
ーーーー五歳の時。
あの日は、冬にしては暖かい日で、お祖父様の屋敷から馬車でしばらく進んだ森の中に出掛けていたの。
その日は、お祖父様達は居なかったわ。冬の三ヶ月ほど滞在していたから、毎日一緒には居られなかったものね。だから、クリスタ様と、あとは侍女数人で出掛けたのね。
クリスタ様は、私の母の姉リースベット様の子だから、従姉妹ね。
クリスタ様は私より三歳年上だったからかとても活発で、その日も着いて早々、私とは別行動で湖の方へとクリスタ様付きの侍女と一緒に行ってしまったのよ。
私は、馬車から降りてすぐ見えた、たくさんの種類の花が咲いている場所に敷物を敷き、その上に座り、侍女に教わりながら首飾りを作っていたわ。
しばらくそうしていると、花畑とは逆側にある細く高く空まで伸びた木々の間の茂みから私よりも少し年上の少年が出てきたのよね。
もうどんな顔をしていたかはっきりとは忘れてしまったわ。でも、金髪が煌めいていて、顔立ちがかなり整っていたように思う。
私は集中してやっていたからいきなりしかも茂みから人が出てきたものだからすごく驚いてしまって、作っていた首飾りを手から落とし、途中まで作れていたのが壊れてしまったのと相まって目に涙が自然と溢れてきたの。
「わ!…人がいたなんて!驚かせてしまってごめんね。あ…それ崩れちゃった?」
そう指摘されたのもあって、余計に涙がぼろぼろと止めどなく流れてしまったのよ。
そうしたら、その男の子は『参ったな…』と呟くと、口元に右手を充ててうーんと呟いて、頭を捻っているのか目を瞑った。
そして少しして、
「よし、じゃあ驚かせたお詫びに、イイモノ見せてあげる。」
と言って、彼が右手を少し左右に動かすと、私の座っている足元に落ちた白い花がゆっくりと宙に浮いて私の周りを足が生えたかのようにふわりふわりと回り出したから、綺麗なんだけどびっくりして涙が一気に止まったわ。
「え!?なにこれ!凄い!!」
そこでやっと私は、その男の子に視線を合わせたの。鮮やかで煌めくような金髪で、とても嬉しそうに笑っていた事だけは覚えているわ。
「だろう?どうだ?凄いだろ!驚かせたお詫びな。」
「あ、ありがとう…。それ、魔力で?」
「まぁな。そのうち討伐軍にも入れる程強くなって悪獣をやっつけてやるんだ!増幅のパワーストーンさえあれば、もっと華やかで格好いい魔力も見せてやれたんだけどな-!」
「そうなのね、これでも充分凄いわ!素敵よ?でも…パワーストーンは、無限ではないもの。こんな事で使うのは勿体ないわ。」
「なんでだ?パワーストーンは、金さえ払えばいつでも売っているだろ?勿体ないなくなんかないよ。」
「パワーストーンだっていつか無くなるかもしれないってお父様が言っていたの。」
「そんなわけないさ、それが無ければ、悪獣と戦う際に人間がやられちまう!」
「だから、その時にしか使わない方がいいかなって…。あら?」
私は、お父様が少し前に『パワーストーンが以前より減ってきた。すぐに無くなるわけではないだろうが、いつか手に入らなくなるかもな。』と言っていたのを思い出して、無駄遣いして欲しくなくてそう言ったのよね。見ず知らずのその男の子ではあるけれど。
けれど、よく見ると顔が泥だらけで、引っ掻いたような傷があり少し血が出ていた。
痛く無いのかしら?と思い、魔力を使おうとワンピースのポケットからハンカチを取り出す。そして素早く水を、《汚れも、痛みも綺麗に取れますように。》と願いながら、手をすぼめて水が溜まるようにした左手の中に魔力で出すと、持っていたハンカチを浸して手渡したわ。
「ねぇ、泥だらけよ?それに血も…それで拭いて?」
「え?あ…ありがとう!その辺の茂みをずっと走ってたからな。君も魔力を?」
「えぇ。でもこの位しか出せないから、あまり意味が無いわね。」
と笑って見せたわ。先ほどの魔力を見せられた後に見せびらかすものでは無いと思ったけれど、どうにも気になったのよね。
彼が、手渡したハンカチで顔を拭いていると、遠くから何か声が聞こえてきた。
耳を澄ますとどうやらクリスタ様、と聞こえる。またきっとクリスタ様が隠れんぼをしているのかもしれない。いつもクリスタ様はどこかへ姿を眩ましてしまい、侍女だけでは見つからないらしく、いつも私も一緒になって探すのだ。でも、そうすると大抵私が見つけてしまうので、侍女達にはありがたがられている。
「クリスタ様-!」
だんだんと声が大きくなっている。きっと切羽詰まっているのだと思った私は、
「あぁ、ごめんなさい。行かなきゃ。」
と彼に声を掛けた。
私も捜すのを手伝わないと、と思い立ち上がると、
「あぁ…俺も行かないと。ごめんな、驚かせて。ここは限られた者しか入れない森だから、そんなに人に出会わないかと思ったんだ。今度はちゃんとした道を歩くよ。あ、ハンカチ…」
「そうね、そうした方がいいわ。素敵な魔力を見せてくれてありがとう!頑張ってね!それ、あげるわ。また汚れたら拭いてね。」
そう言って、その男の子と別れたのよね。
それを、夢で見るなんて。
お祖父様とお祖母様が亡くなってからは、私達も成長してきた事もありその屋敷にも行かなくなって、クリスタ様ともそう簡単には会えなくなったけれど。
だってクリスタ様は公爵家のご令嬢で、勉強に忙しくなったそうなの。
どうしても出席しないといけない社交界でも、クリスタ様の姿は見掛けるけれど、傍にいる人達は高位貴族や王族ばかりだったから遠い人のようで私は気後れして近寄れもしなかった。
あの森も、どこにあるか分からないし、行けてもいない。
あの少年は、討伐軍に入れたのかしら?昨日、悪獣討伐軍の話を少しだけ、アンセルム様としたからその事を思い出して、きっとこの夢を見たのかしらね。
ーーーーそろそろ侍女のへレーナが起こしに来るかしら。起きる準備をしないといけないわね。
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