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14. 副騎士団長と
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「………さま、アリーシャ様!」
「はーい、聞こえているわ。」
「そうじゃなく…お待ちください!」
「あの山の頂上まで行かせて!この馬、とても速いわね!」
「そりゃ、軍馬ですから…て、待って下さい…!」
私は、あまりのこの馬の気持ち良さにもう少し走らせたいと思ってそう言った。軍馬だからなのか、国にいた馬よりかなり速い。走るのが好きな馬なのね!
山の頂上まで来た。
ここまでは来たことがある。ここから先に進んだ事はないから少しワクワクした。ここを下って、開けた所まで行くと検問所があるからだ。
(私、越える事はないと思っていたけれど国境を越えるのね。)
お姉様が大国へと嫁ぐと決まってから、両親は私も恥ずかしくないようにとお姉さまと同じように様々な事を教えてくれた。けれど、私は特にどうしろとは言われていなかったので、国境を越え、どこか異国に嫁ぐとまでは考えていなかったのです。
そして、私は今、副騎士団長のガンベストと共に先陣を切っていた。…正しくは、私が先陣を切り、ガンベストはなんとか追ってきているような感じだ。なんとなくだけれど、ガンベストよりも私の体重のが軽いから、馬が早く走れるのだと思うけれど…本当に気持ちいいわね!
(だけれど、あまり勝手をしてはいけないわね…。)
国境近くへ行く時は、さすがに騎士団と一緒にゆっくり行った方がいいだろうと思ったのです。
頂上に着くと、私は馬の手綱を引き、止まらせた。そして、国境の方を見下ろした。
「わぁ…!」
下をみると、遥か先に国境があり、豆粒程の大きさの騎士達が立っていた。
「はぁ…はぁ…。アリーシャ…様!やっと追いついた!もう、無茶はしないで下さい!」
「ごめんなさい、でもありがとう!走らせてくれて。すっきりしたわ!ここからは、皆と行くわ。もう少ししたら他の人達も来るかしら。ここで待ちましょうか。」
「そ、そうして下さい…ハァ…ハァ…。」
ガンベストは、肩で息をしているわ。そんなに早かったかしら?
皆を待つまでかなり時間がある。ちょっとガンベストと話しでもしてましょうか。これからもきっとお世話にもなるでしょうからね。
「ねぇガンベスト、あなたにはお子さんがいるの?その手綱に付いてるそれって…。」
私は、ガンベストの乗っている馬の手綱に付いた、不器用だけど手作りだと一目で分かるような掌にすっぽりと収まるほどの小さなお守りが付いていたので聞いてみた。
「…え?あ、はい。そうです!七歳になる娘がね、妻と一緒に作ってくれたんですよ-!」
と、途端に顔を緩ませてニコニコと話し出した。
「そうなの。とても良く出来ているわ、かわいいお守りね。あなたを想って一生懸命作ってくれたのね!」
「ええ、そうらしいのです!娘がね、騎士の私を誇らしいと言ってくれるのですよ。」
「そうなのね。ガンベストはどうして騎士になったの?」
「どうして、ですか…。男たる者騎士で在れ、という精神ですかね。我が国では騎士とは誰しも憧れる存在。自然と目指しましたね。そして、大切な人や祖国を自分達で守るという使命の元、命を賭けております。」
「そう…。ねぇ、命を賭けてまで守る国王様って、どんな方?」
「ジャーヴィス様はとても尊敬出来る方ですよ!我々には厳しくも優しいのです。」
娘さんの話をした時とは違うけれど、なんだか誇らし気に話してくれているわ。
でも命を賭けるって、怖くはないのかしら…?
「はーい、聞こえているわ。」
「そうじゃなく…お待ちください!」
「あの山の頂上まで行かせて!この馬、とても速いわね!」
「そりゃ、軍馬ですから…て、待って下さい…!」
私は、あまりのこの馬の気持ち良さにもう少し走らせたいと思ってそう言った。軍馬だからなのか、国にいた馬よりかなり速い。走るのが好きな馬なのね!
山の頂上まで来た。
ここまでは来たことがある。ここから先に進んだ事はないから少しワクワクした。ここを下って、開けた所まで行くと検問所があるからだ。
(私、越える事はないと思っていたけれど国境を越えるのね。)
お姉様が大国へと嫁ぐと決まってから、両親は私も恥ずかしくないようにとお姉さまと同じように様々な事を教えてくれた。けれど、私は特にどうしろとは言われていなかったので、国境を越え、どこか異国に嫁ぐとまでは考えていなかったのです。
そして、私は今、副騎士団長のガンベストと共に先陣を切っていた。…正しくは、私が先陣を切り、ガンベストはなんとか追ってきているような感じだ。なんとなくだけれど、ガンベストよりも私の体重のが軽いから、馬が早く走れるのだと思うけれど…本当に気持ちいいわね!
(だけれど、あまり勝手をしてはいけないわね…。)
国境近くへ行く時は、さすがに騎士団と一緒にゆっくり行った方がいいだろうと思ったのです。
頂上に着くと、私は馬の手綱を引き、止まらせた。そして、国境の方を見下ろした。
「わぁ…!」
下をみると、遥か先に国境があり、豆粒程の大きさの騎士達が立っていた。
「はぁ…はぁ…。アリーシャ…様!やっと追いついた!もう、無茶はしないで下さい!」
「ごめんなさい、でもありがとう!走らせてくれて。すっきりしたわ!ここからは、皆と行くわ。もう少ししたら他の人達も来るかしら。ここで待ちましょうか。」
「そ、そうして下さい…ハァ…ハァ…。」
ガンベストは、肩で息をしているわ。そんなに早かったかしら?
皆を待つまでかなり時間がある。ちょっとガンベストと話しでもしてましょうか。これからもきっとお世話にもなるでしょうからね。
「ねぇガンベスト、あなたにはお子さんがいるの?その手綱に付いてるそれって…。」
私は、ガンベストの乗っている馬の手綱に付いた、不器用だけど手作りだと一目で分かるような掌にすっぽりと収まるほどの小さなお守りが付いていたので聞いてみた。
「…え?あ、はい。そうです!七歳になる娘がね、妻と一緒に作ってくれたんですよ-!」
と、途端に顔を緩ませてニコニコと話し出した。
「そうなの。とても良く出来ているわ、かわいいお守りね。あなたを想って一生懸命作ってくれたのね!」
「ええ、そうらしいのです!娘がね、騎士の私を誇らしいと言ってくれるのですよ。」
「そうなのね。ガンベストはどうして騎士になったの?」
「どうして、ですか…。男たる者騎士で在れ、という精神ですかね。我が国では騎士とは誰しも憧れる存在。自然と目指しましたね。そして、大切な人や祖国を自分達で守るという使命の元、命を賭けております。」
「そう…。ねぇ、命を賭けてまで守る国王様って、どんな方?」
「ジャーヴィス様はとても尊敬出来る方ですよ!我々には厳しくも優しいのです。」
娘さんの話をした時とは違うけれど、なんだか誇らし気に話してくれているわ。
でも命を賭けるって、怖くはないのかしら…?
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