15 / 35
15. ここからは
しおりを挟む
副騎士団長とマクスウェル大国の国王様について話していると、後続が追いついて来た。
「はぁ…全く。僕には馬車の方が体には合っているんだから。ここからは馬車に乗ってもらいますからね?いいですか?私も乗りますからね!」
ロバウト様は、もう一人の別の馬に乗っていた人に乗せてもらっていた。
私とは違ってロバウト様の馬はそんなに早くなかったでしょうに、なぜかとても疲れている様子。
そして、この件を機に、私への話し方がぞんざいになった気がするわ。化けの皮が剥がれたとでも言うのかしら。
まぁ、それでもいいのですけれど。
「アリーシャ様!ありがとうございます!おかげで皆、昨日の二日酔いはなくなったと思います。これでまた、精神体力共に鍛えられたでしょう。本当にいい提案をして下さいました!」
キャスリンはとても嬉しそうに声を掛けてくれた。…本当に体力あるのね。
分担した荷物を持ち、走ってきたと言うのに汗もじんわりとだけしかかいていないし、表情も全く疲れが見えない。息もそんなに乱れていないわ。騎士って本当にすごいのね!
あら?そんな事なかったかもしれないわ…。よく見ると、後ろでは座り込んでいる騎士達がいる。肩で息をしたり、天を仰いでいる人もいるわ。キャスリンが特別すごいのかしらね…。
ここで馬車を再び組み立ててもらう。ロバウト様が言ったように馬車に乗って移動する為に。
へたり込んでいたロバウト様もやっと馬車に乗れるととてもホッとしていた。
ちょっと強行すぎたかしら…。申し訳なかったわね。
検問所も、騎士団と一緒に来たからか思ったほどの混乱もなく、すんなりと先へ進めた。
私は緊張していたけれど、馬車の中を扉を開けて確認されただけで、それだけで通れたので呆気なく感じた。
「どうされました?」
「検問ってもっと長く時間が掛かると思ったわ。」
「あぁ、私共と一緒ですからね。早く済んで良かったですよね。さぁ、行きましょう。」
そこからは特に何の問題もなく、またずっと馬車に乗っていて暇なので、ロバウト様からマクスウェル大国について講義を受けながら過ごした。
そして、何日もかけた行程もどうにか当初の日程通りに私達は王宮へと辿り着いた。
「はぁ…全く。僕には馬車の方が体には合っているんだから。ここからは馬車に乗ってもらいますからね?いいですか?私も乗りますからね!」
ロバウト様は、もう一人の別の馬に乗っていた人に乗せてもらっていた。
私とは違ってロバウト様の馬はそんなに早くなかったでしょうに、なぜかとても疲れている様子。
そして、この件を機に、私への話し方がぞんざいになった気がするわ。化けの皮が剥がれたとでも言うのかしら。
まぁ、それでもいいのですけれど。
「アリーシャ様!ありがとうございます!おかげで皆、昨日の二日酔いはなくなったと思います。これでまた、精神体力共に鍛えられたでしょう。本当にいい提案をして下さいました!」
キャスリンはとても嬉しそうに声を掛けてくれた。…本当に体力あるのね。
分担した荷物を持ち、走ってきたと言うのに汗もじんわりとだけしかかいていないし、表情も全く疲れが見えない。息もそんなに乱れていないわ。騎士って本当にすごいのね!
あら?そんな事なかったかもしれないわ…。よく見ると、後ろでは座り込んでいる騎士達がいる。肩で息をしたり、天を仰いでいる人もいるわ。キャスリンが特別すごいのかしらね…。
ここで馬車を再び組み立ててもらう。ロバウト様が言ったように馬車に乗って移動する為に。
へたり込んでいたロバウト様もやっと馬車に乗れるととてもホッとしていた。
ちょっと強行すぎたかしら…。申し訳なかったわね。
検問所も、騎士団と一緒に来たからか思ったほどの混乱もなく、すんなりと先へ進めた。
私は緊張していたけれど、馬車の中を扉を開けて確認されただけで、それだけで通れたので呆気なく感じた。
「どうされました?」
「検問ってもっと長く時間が掛かると思ったわ。」
「あぁ、私共と一緒ですからね。早く済んで良かったですよね。さぁ、行きましょう。」
そこからは特に何の問題もなく、またずっと馬車に乗っていて暇なので、ロバウト様からマクスウェル大国について講義を受けながら過ごした。
そして、何日もかけた行程もどうにか当初の日程通りに私達は王宮へと辿り着いた。
143
あなたにおすすめの小説
殿下に寵愛されてませんが別にかまいません!!!!!
さら
恋愛
王太子アルベルト殿下の婚約者であった令嬢リリアナ。けれど、ある日突然「裏切り者」の汚名を着せられ、殿下の寵愛を失い、婚約を破棄されてしまう。
――でも、リリアナは泣き崩れなかった。
「殿下に愛されなくても、私には花と薬草がある。健気? 別に演じてないですけど?」
庶民の村で暮らし始めた彼女は、花畑を育て、子どもたちに薬草茶を振る舞い、村人から慕われていく。だが、そんな彼女を放っておけないのが、執着心に囚われた殿下。噂を流し、畑を焼き払い、ついには刺客を放ち……。
「どこまで私を追い詰めたいのですか、殿下」
絶望の淵に立たされたリリアナを守ろうとするのは、騎士団長セドリック。冷徹で寡黙な男は、彼女の誠実さに心を動かされ、やがて命を懸けて庇う。
「俺は、君を守るために剣を振るう」
寵愛などなくても構わない。けれど、守ってくれる人がいる――。
灰の大地に芽吹く新しい絆が、彼女を強く、美しく咲かせていく。
【完結】 メイドをお手つきにした夫に、「お前妻として、クビな」で実の子供と追い出され、婚約破棄です。
BBやっこ
恋愛
侯爵家で、当時の当主様から見出され婚約。結婚したメイヤー・クルール。子爵令嬢次女にしては、玉の輿だろう。まあ、肝心のお相手とは心が通ったことはなかったけど。
父親に決められた婚約者が気に入らない。その奔放な性格と評された男は、私と子供を追い出した!
メイドに手を出す当主なんて、要らないですよ!
【完結】その令嬢は可憐で清楚な深窓令嬢ではない
まりぃべる
恋愛
王都から少し離れた伯爵領地に住む、アウロラ=フランソンは領地の特産物である馬を領民と共に育てている。
一つ上の兄スティーグは学友から、妹を紹介しろと言われるが毎回断っていた。そしてその事を、寮から帰ってくる度に確認される。
貴族で伯爵家の娘であるアウロラは、そのうちいつかはどこかの家柄の男性と結婚をしなければならないのだと漠然と思っている。ワガママが許されるのなら、自分の好きな乗馬は止めたくなかったし結婚はしたくなかったけれども。
両親は好きにすればいいと思っていたが、父親の知り合いから結婚の打診が来て、まずは会うだけならと受けてしまった。
アウロラは、『仕方ない…いい人だといいなぁ』と思いながら会い、中身を知ろうとまずは友人から始めようと出掛ける事になるのだが、なかなか話も噛み合わないし価値観も違うため会話も出来ない。
そんな姿を見てか相手からは清楚だなんだと言われていたが、相手がある女性を助けた事で「僕達別れよう」と一方的に言われることになった。
あまりの事に驚くが、アウロラもまたある男性と出会い、そして幸せになるお話。
☆★
・まりぃべるの世界観です。現実とは常識も考え方も似ているところもあれば、全く違う場合もあります。単語や言葉も、現実世界とは意味や表現が若干違うものもあります。
・人名、地名など現実世界と似たもしくは同じようではありますが全く関係ありません。
・王道とは違う、まりぃべるの世界観です。それを分かった上で、暇つぶしにでも楽しんでもらえるととても嬉しいです。
・書き終えています。順次投稿します。
ここだけの話だけど・・・と愚痴ったら、婚約者候補から外れた件
ひとみん
恋愛
国境防衛の最前線でもあるオブライト辺境伯家の令嬢ルミエール。
何故か王太子の妃候補に選ばれてしまう。「選ばれるはずないから、王都観光でもしておいで」という母の言葉に従って王宮へ。
田舎育ちの彼女には、やっぱり普通の貴族令嬢とはあわなかった。香水臭い部屋。マウントの取り合いに忙しい令嬢達。ちやほやされてご満悦の王太子。
庭園に逃げこみ、仕事をしていた庭師のおじさんをつかまえ辺境伯領仕込みの口の悪さで愚痴り始めるルミエール。
「ここだけの話だからね!」と。
不敬をものともしない、言いたい放題のルミエールに顔色を失くす庭師。
その後、不敬罪に問われる事無く、何故か妃選定がおこなわれる前にルミエールは除外。
その真相は?
ルミエールは口が悪いです。言いたい放題。
頭空っぽ推奨!ご都合主義万歳です!
あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます
おぜいくと
恋愛
「あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます。さようなら」
そう書き残してエアリーはいなくなった……
緑豊かな高原地帯にあるデニスミール王国の王子ロイスは、来月にエアリーと結婚式を挙げる予定だった。エアリーは隣国アーランドの王女で、元々は政略結婚が目的で引き合わされたのだが、誰にでも平等に接するエアリーの姿勢や穢れを知らない澄んだ目に俺は惹かれた。俺はエアリーに素直な気持ちを伝え、王家に代々伝わる指輪を渡した。エアリーはとても喜んでくれた。俺は早めにエアリーを呼び寄せた。デニスミールでの暮らしに慣れてほしかったからだ。初めは人見知りを発揮していたエアリーだったが、次第に打ち解けていった。
そう思っていたのに。
エアリーは突然姿を消した。俺が渡した指輪を置いて……
※ストーリーは、ロイスとエアリーそれぞれの視点で交互に進みます。
初めから離婚ありきの結婚ですよ
ひとみん
恋愛
シュルファ国の王女でもあった、私ベアトリス・シュルファが、ほぼ脅迫同然でアルンゼン国王に嫁いできたのが、半年前。
嫁いできたは良いが、宰相を筆頭に嫌がらせされるものの、やられっぱなしではないのが、私。
ようやく入手した離縁届を手に、反撃を開始するわよ!
ご都合主義のザル設定ですが、どうぞ寛大なお心でお読み下さいマセ。
【完結】溺愛される意味が分かりません!?
もわゆぬ
恋愛
正義感強め、口調も強め、見た目はクールな侯爵令嬢
ルルーシュア=メライーブス
王太子の婚約者でありながら、何故か何年も王太子には会えていない。
学園に通い、それが終われば王妃教育という淡々とした毎日。
趣味はといえば可愛らしい淑女を観察する事位だ。
有るきっかけと共に王太子が再び私の前に現れ、彼は私を「愛しいルルーシュア」と言う。
正直、意味が分からない。
さっぱり系令嬢と腹黒王太子は無事に結ばれる事が出来るのか?
☆カダール王国シリーズ 短編☆
あ、すみません。私が見ていたのはあなたではなく、別の方です。
秋月一花
恋愛
「すまないね、レディ。僕には愛しい婚約者がいるんだ。そんなに見つめられても、君とデートすることすら出来ないんだ」
「え? 私、あなたのことを見つめていませんけれど……?」
「なにを言っているんだい、さっきから熱い視線をむけていたじゃないかっ」
「あ、すみません。私が見ていたのはあなたではなく、別の方です」
あなたの護衛を見つめていました。だって好きなのだもの。見つめるくらいは許して欲しい。恋人になりたいなんて身分違いのことを考えないから、それだけはどうか。
「……やっぱり今日も格好いいわ、ライナルト様」
うっとりと呟く私に、ライナルト様はぎょっとしたような表情を浮かべて――それから、
「――俺のことが怖くないのか?」
と話し掛けられちゃった! これはライナルト様とお話しするチャンスなのでは?
よーし、せめてお友達になれるようにがんばろう!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる