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34. 番外編 そしてまた在る日 1
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今日は、ジャーヴィス様が時間が取れるから、半日傍にいてくれるって言ったの。久し振りだわ!
何がしたい?と聞かれて、王族専用の庭園で、お茶をしたいと言ったら、
「外へ出ても大丈夫か?今日は少し暖かいから寒くはないかな。イスでも大丈夫か?敷物をしくか?辛くなったら横になってもいいからな。」
と、とても心配してくれたわ。ジャーヴィス様ったら。でも、嬉しいわ。
「大丈夫よ、たまにはゆっくり、外の空気を吸いたかったのです。馬に乗るのは今は、我慢ですから。では、敷物でもよろしいですか?」
「そうだな、うん!よく我慢していて偉いぞ!その腹の子を産んで、体調が戻ったらまた遠乗りにでもいこう。」
「まぁ嬉しい!この子も、馬に乗れるように訓練しませんとね。そして、一緒に出掛けましょう?」
と、私ははち切れそうな程大きくなったお腹をさすりながらジャーヴィス様を見る。
「そうだなぁ。その時が楽しみだ。」
☆★
ロッテが何処からかたくさんふかふかのクッションを持ってきてくれ、敷物の上に絨毯を敷いてその上に並べだした。
「さぁさぁ!もう臨月とはいえ、暖かくして下さいね。少しでもお腹が張ったら、遠慮なく横になって下さいね。ここに、膝掛けも置いて置きますからね。」
そう言って、視界から見えない位置へ下がってくれた。
護衛達もきっと、何処から見張ってくれているんだわ。いつもそう。あまり視界に入らないように気を遣ってくれているから有難いわ。
「さぁ、おいで。横になっていた方がいいなら、初めからなっていよう。ほら遠慮しないでもっと俺にくっ付けよ。」
そう言うと、ジャーヴィス様は絨毯の上に横向きに寝そべって私も同じ向きにさせた。そして、引き寄せて後ろから抱きしめられる格好となってしまった。
「ジャーヴィス…。」
「ん?どうだ?苦しくないか?外で寝そべるのもいいもんだな。敷物も、地面からの冷気が感じられない。いいな、これ。そして、なによりアリーシャを感じられるのがまたいい。」
そう言って、私のうなじへと顔を埋めた。ジャーヴィス様の吐息が首元にかかってこそばゆい感じがする。
でも、こうくっ付いているととても穏やかな気持ちになってくる。
「アリーシャ。本当に、よく嫁いで来てくれた。ありがとう。」
「まぁ!どうされたのです?突然。」
「…俺は、母を亡くした時から、いや、もしかしたらそれよりも前から、限られた人しか、人を信じられなくなっていたんだ。母が亡くなり、父が現実を見なくなって。信頼も信用も出来る人は限られていたし、楽しく思える事なんてなかった。そんな俺だったから、父に勝手に決められた結婚にも、あまり期待もしていなかった。ま、決められたというか、父が自分の最後の側妃として貰い受けようとしていたから、それなら俺がと言ったんだ。」
「そうだったのですか!?」
やっぱり、初めは何人かいる内の一人の側妃になるはずだったのね。
何がしたい?と聞かれて、王族専用の庭園で、お茶をしたいと言ったら、
「外へ出ても大丈夫か?今日は少し暖かいから寒くはないかな。イスでも大丈夫か?敷物をしくか?辛くなったら横になってもいいからな。」
と、とても心配してくれたわ。ジャーヴィス様ったら。でも、嬉しいわ。
「大丈夫よ、たまにはゆっくり、外の空気を吸いたかったのです。馬に乗るのは今は、我慢ですから。では、敷物でもよろしいですか?」
「そうだな、うん!よく我慢していて偉いぞ!その腹の子を産んで、体調が戻ったらまた遠乗りにでもいこう。」
「まぁ嬉しい!この子も、馬に乗れるように訓練しませんとね。そして、一緒に出掛けましょう?」
と、私ははち切れそうな程大きくなったお腹をさすりながらジャーヴィス様を見る。
「そうだなぁ。その時が楽しみだ。」
☆★
ロッテが何処からかたくさんふかふかのクッションを持ってきてくれ、敷物の上に絨毯を敷いてその上に並べだした。
「さぁさぁ!もう臨月とはいえ、暖かくして下さいね。少しでもお腹が張ったら、遠慮なく横になって下さいね。ここに、膝掛けも置いて置きますからね。」
そう言って、視界から見えない位置へ下がってくれた。
護衛達もきっと、何処から見張ってくれているんだわ。いつもそう。あまり視界に入らないように気を遣ってくれているから有難いわ。
「さぁ、おいで。横になっていた方がいいなら、初めからなっていよう。ほら遠慮しないでもっと俺にくっ付けよ。」
そう言うと、ジャーヴィス様は絨毯の上に横向きに寝そべって私も同じ向きにさせた。そして、引き寄せて後ろから抱きしめられる格好となってしまった。
「ジャーヴィス…。」
「ん?どうだ?苦しくないか?外で寝そべるのもいいもんだな。敷物も、地面からの冷気が感じられない。いいな、これ。そして、なによりアリーシャを感じられるのがまたいい。」
そう言って、私のうなじへと顔を埋めた。ジャーヴィス様の吐息が首元にかかってこそばゆい感じがする。
でも、こうくっ付いているととても穏やかな気持ちになってくる。
「アリーシャ。本当に、よく嫁いで来てくれた。ありがとう。」
「まぁ!どうされたのです?突然。」
「…俺は、母を亡くした時から、いや、もしかしたらそれよりも前から、限られた人しか、人を信じられなくなっていたんだ。母が亡くなり、父が現実を見なくなって。信頼も信用も出来る人は限られていたし、楽しく思える事なんてなかった。そんな俺だったから、父に勝手に決められた結婚にも、あまり期待もしていなかった。ま、決められたというか、父が自分の最後の側妃として貰い受けようとしていたから、それなら俺がと言ったんだ。」
「そうだったのですか!?」
やっぱり、初めは何人かいる内の一人の側妃になるはずだったのね。
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