【完結】【番外編追加】お迎えに来てくれた当日にいなくなったお姉様の代わりに嫁ぎます!

まりぃべる

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33. 番外編 ロバウト視点

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 はー…。労力を根こそぎ使い果たした感じだったな。うん、僕は本当に頑張った!こんなに努力して疲れた時は、どうしてもキャスリンに会いたくなってしまうな。あの凛とした顔!…まぁ、あいつは強いから、体力の無い僕の事なんて眼中に無いみたいだけれど。

 でもさ、仕方ないだろう?人には得手不得手ってものがあるんだ。キャスリンも、僕に事ある毎に突っかかってくるから、興味は有ると思うんだよね。だって、好きの反対は無関心って言うだろう?突っかかってくるという事は、無関心では無いんだ。うん、まだ見込みはある!




☆★

 あのアリーシャ様の姉、王女であったから元はきっとだったんだよな!?アリーシャ様の主観ではあるけれど、立派な人だったと言っていた。
あまりにイメージと違ったのは、彼女の過酷な逃亡生活ゆえか!?…ま、今更だけれどね。

 彼女には、ジャーヴィスの思惑通り、というか選択させる事にした。
元国王も、さぞかし一人で淋しい思いをしてるだろうからと思い付いたらしい。

 全く、自分の父親に送るなんざ、よく考えたもんだよ。

だけれど、当初はジャーヴィスもあのアリーシャ宛の手紙を受け取った時は、鬼の形相になったもんな。どんな非常識な女だと腸が煮えくりかえるほどだと言っていた。
まぁ、実際、僕も驚いたけれどね。


 当然彼女は、生きる事を選択した。でも、まぁあの調子じゃあどこでのか分からないけれどね。
実際、雇った御者には、『北の大地へ送ってくれ。あまり無理難題言われたら、送り届けず、闇に葬ってくれて一向に構わないよ。けれど、しっかり見届けるのは怠ってはいけない。どうなったか、報告はしっかりとする事。報酬はその分支払うから。仕事を完遂しないと、その場合はどうなるか解っているね?』と伝えた。
〝マクスウェル大国の王妃様の姉〟の居場所は、はっきりさせておかないとね。何か、悪い種になっても困るし。


 ま、どうなるか、見物だね。当初の予定通り元国王の愛人となりいちゃこらするのか、その道中で、どうにかなってしまうのか、さ。




☆★

「あら、ロバウト。帰ってきたのね、おかえりー。アリーシャ様のお姉様の件でしょ?…お疲れ。」

「やぁキャスリン。はー本当に疲れたよ…。ねぇ、僕本当に頑張ったんだよ、だから僕にご褒美ちょうだい。」

「な…何を言っているの!?何故私が…!」

「いやぁ、だってキャスリンから欲しいからに決まっているじゃないか。キャスリン以外からは、要らない。」

「な…な…!私を揶揄うのは止めて!ジャーヴィス様から特別報酬でも貰いなさいよ!」

「もう、何を今更?僕はいつでも本気って言っているよね。そうだなぁ…今度の休みっていつ?合わせるから、一緒に出掛けようよ。」

「休暇なんて、私にはないわよ。」

「解っているよ、キャスリンは鍛錬をしないと落ち着かないのは。空いている少しの時間でいいから僕と過ごして欲しいから聞いているんだ。王都にある、最近出来た店に行こうよ。アリーシャ様にも帰りにお土産買っていけば喜ばれるんじゃないかな。」

「…あ、アリーシャ様の為なら…。」

「うーん、 まぁ今はそれでいいよ。じゃあ決まりだよ。はー良かった!これでもう少し頑張れる!」

 キャスリンは手強いからなぁ。でも、僕の手腕を侮ってはいけない。いつか、この想いが届くように少しずつ絆していくとしよう。
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