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マーニ大陸にて
うさぎ狩りの始まり
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マリアはため息を吐いた。
「ちょっと時間がほしいわ。チーズケーキを食べながら考えましょう」
「うむ、儂も王城よりチーズケーキが良くなった」
リヒトは頷いて歩きだす。
「わーいチーズケーキじゃ!」
先程の涙が嘘のように、スターの足取りは軽かった。
喫茶店の行列に並ぶ。オシャレな花の看板が特徴的であった。こじんまりとしているが、かなり人気があるようだ。いつまで待たされるのか分からないと思われた。
列が進むたびにマリアの笑顔が輝く。心底楽しみにしているようだ。
「もうすぐチーズケーキが食べれるわね!」
「マリア王女、店内にも入っていないのですよ。まだまだ時間が掛かります」
ミカエルはしきりに辺りを見渡していた。
「オネットとかが来なければよいのですが」
イアンは名前すら忘れられたようだ。
マリアの笑顔がさらに輝く。
「オネットが来たらみんなで一緒にたべましょう!」
「彼はマルドゥクの手下ですよ。ごろつきの親分肌をしているのかもしれませんよ」
「そんな事をしていたら説教するわ」
「本気ですか!?」
ミカエルは驚愕したが、マリアは当然のごとく頷いた。
「悪い人たちのお手伝いはいけないわ」
「オネット自身が悪者だと思うのですが……」
「大丈夫よ、ジャックの友達だから」
話を振られたジャックが太陽に向かって吠える。
「男の友情をなめんなよおおぉぉおお!」
「うるさい、黙れ!」
「次の方どうぞー」
いよいよ店内に案内された。
店の中はポプリの香りがほどよく充満していた。ところどころに絵画や手のひらサイズの彫刻が飾られている。花や天使をモチーフとしたものが多かった。
マリアは感心していた。
「ずっと居座りたくなる空間なのに、意外と順番が早く回ったわね」
よく観察すると、相席をしている人もいるようだが、みんな食べ終わったらすぐに出ていっているようだ。
「みんないつ死ぬか分からないからのぅ。幸せはできるだけ多くの人間が共有するべきだと考えています」
口を開いたのは、リヒトだった。
「レーベン王国は戦う力を持たない。マルドゥクの手下たちから見れば慰み者じゃ」
「ひどいわ! ミカエル、スター。マルドゥクの手下たちを退治しましょう!」
「人形と猟犬がくるらしい。マリア様たちは逃げた方が身のためじゃ。おそらく、エウリッヒ王子の願いでもある」
リヒトの言葉を聞いて、マリアは悩みこんだ。
「せっかくオネットが来るのだし、何か方法はないのかしら」
「猟犬がレーベン王国に来るとロクな事にはならぬ。人形も逆らわないじゃろう」
「そこよ!」
マリアはポンッ両手を叩いた。
「オネットに私たちの言うことを聞かせればいいのだわ!」
「マルドゥクに真っ先にターゲットにされて殺されてしまうと思うが、それで良いのか?」
「ミカエル、スター。オネットを守りましょう!」
マリアの提案に、ミカエルもスターも首を横に振った。
「無茶ですって」
「むしろ儂を守ってほしいのぅ。それと、オネット殿の呼び方を統一してほしい。人形だったりエウリッヒ王子だったり、分かりづらい」
スターがぶつくさ言うと、リヒトは渋い顔をした。
「儂としてはオネットなんて人物は知らぬ。人形で統一するかのぅ」
「人形は可哀そうよ。オネットが嫌なら、私もエウリッヒ王子と呼ぶようにするわ」
「申し訳ないのぅ」
マリアは首を横に振った。
「本名なら仕方ないわ。ところでエウリッヒ王子は、レーベン王国で評判が悪いのかしら?」
「レーベン王国を地に落とした張本人じゃ。悪魔だと噂されておる」
答えたのはリヒトだった。
マリアは両腕を組む。
「そう……エウリッヒ王子が味方になっても受け入れてくれないのかしら?」
「今までの罪が重すぎる。猟犬を倒すとか、誰もが認めるような功績が必要じゃのぅ」
一瞬、マリアの目が鋭く光った。
ミカエルは首をぶんぶんと振る。
「ありえないですからね。エウリッヒ王子が猟犬を倒すとか」
「分からないと思うぞ。そもそも、何故彼がマルドゥクに従うのか気になるぞ」
スターが顎髭をいじる。
「暗殺なんて危険を冒さずに、逃げれば良いと思うのだがのぅ」
「……私のせいよ」
マリアがうつむいた。
「アンカサで、ルドという人に氷づけにされたの」
「ルドじゃと!?」
リヒトはバンッとテーブルを叩いて前のめりになった。
「レーベン王国の国王と王妃を殺したと言われる人物じゃ。詳しく聞かせてほしい!」
「ごめんなさい、詳しい事は記憶があまりなくて分からないの。ただ、目が覚めた時にはエウリッヒ王子がいて、ルドに連れて行かれたわ……私の命と引き換えに、理不尽な約束をさせられたのだと思う」
「なんと……レーベン王国では約束を守る事に誇りと命を賭けるものは多いが……あの方もそうだったのか……?」
リヒトは力なく崩れ落ちた。椅子がなかったら床に転がっていただろう。
ミカエルがワナワナと震えている。
「もしそれが本当なら、ただの脅しだ。約束じゃない!」
ミカエルは立ち上がって、右の拳を天井に向けて振り上げた。
「マルドゥクからエウリッヒ王子を救い出してやる! マリア王女とくっつくのは反対だが」
「お主からそんな言葉が出るとはのぅ。ありがたいが、驚いたぞ」
スターが両目をパチクリとさせていた。
「……あいつの立場を考えるとちょっと気の毒になった。弱い立場のものを救うのが騎士団の役割だ」
ミカエルは椅子に座った。
スターが深々と頷く。
「守られる王子も悪くないじゃろう」
マリアたちが喫茶店にいる間に、レーベン王国の広場にはマルドゥクの手下たちが集まっていた。黒い長袖と同じ色の長ズボンの集団だ。
夕暮れ時に異様な雰囲気を発していた。
『鋼鉄の猟犬』ことイアンを中心に、屈強かつ人相の悪い男たちがニタニタしていた。
「今日の”うさぎ狩り”の収穫はどれくらいになると思う?」
「一人で十人!」
「おいおい、五十人くらい行こうぜ」
イアンが問いかけると、男たちは口々に目標を言っていた。”うさぎ狩り”とは、大量虐殺の隠語だ。
イアンは鷹揚に頷いていた。
「ノルマはないから気ままにやっていいぜ。ルールは単純だ。生き延びればうさぎの勝ち、仕留めたら俺たちの勝ちだ。制限時間は俺たちが飽きるまで。それじゃ、開始!」
あまりにも一方的に宣言していた。
イアンが号令を掛けると、男たちは歓声をあげて一斉に走り出した。
それを見ていた青年たちは散り散りになって、震えながら様々な場所に危険を知らせに行った。できるだけ多くの人を避難させるためだ。
その途中で、避難を呼びかける青年はイチゴジュースを飲んでいる少年に出くわす。
「おい、あんたも逃げろ!」
「興味ない」
「そんな事言っている場合じゃない……!」
青年は硬直した。
少年はよく見ると、レーベン王国の王家に伝わる黒い礼装を着ていて、目元が国王とよく似ていた。
「エウリッヒ王子ですか!? ああ、レーベン王国に戻られたのですか!?」
「いや。それより、避難を呼びかけなくていいのか?」
「……それもそうですね」
青年は再び走る。泣きそうになりながら、歯を食いしばっていた。
「……オネットと呼ばれたり、人形と呼ばれたり、エウリッヒ王子と呼ばれたり、ややこしいな」
少年はイチゴジュースを飲み干して、コップを店内の返却口に戻した。店内はもぬけの殻になっていた。
耳をすますと、様々なところから悲鳴や怒号が聞こえ始める。
「”うさぎ狩り”が始まったか。マリアが無事だといいが……イアンより先に見つけられるかな」
「ちょっと時間がほしいわ。チーズケーキを食べながら考えましょう」
「うむ、儂も王城よりチーズケーキが良くなった」
リヒトは頷いて歩きだす。
「わーいチーズケーキじゃ!」
先程の涙が嘘のように、スターの足取りは軽かった。
喫茶店の行列に並ぶ。オシャレな花の看板が特徴的であった。こじんまりとしているが、かなり人気があるようだ。いつまで待たされるのか分からないと思われた。
列が進むたびにマリアの笑顔が輝く。心底楽しみにしているようだ。
「もうすぐチーズケーキが食べれるわね!」
「マリア王女、店内にも入っていないのですよ。まだまだ時間が掛かります」
ミカエルはしきりに辺りを見渡していた。
「オネットとかが来なければよいのですが」
イアンは名前すら忘れられたようだ。
マリアの笑顔がさらに輝く。
「オネットが来たらみんなで一緒にたべましょう!」
「彼はマルドゥクの手下ですよ。ごろつきの親分肌をしているのかもしれませんよ」
「そんな事をしていたら説教するわ」
「本気ですか!?」
ミカエルは驚愕したが、マリアは当然のごとく頷いた。
「悪い人たちのお手伝いはいけないわ」
「オネット自身が悪者だと思うのですが……」
「大丈夫よ、ジャックの友達だから」
話を振られたジャックが太陽に向かって吠える。
「男の友情をなめんなよおおぉぉおお!」
「うるさい、黙れ!」
「次の方どうぞー」
いよいよ店内に案内された。
店の中はポプリの香りがほどよく充満していた。ところどころに絵画や手のひらサイズの彫刻が飾られている。花や天使をモチーフとしたものが多かった。
マリアは感心していた。
「ずっと居座りたくなる空間なのに、意外と順番が早く回ったわね」
よく観察すると、相席をしている人もいるようだが、みんな食べ終わったらすぐに出ていっているようだ。
「みんないつ死ぬか分からないからのぅ。幸せはできるだけ多くの人間が共有するべきだと考えています」
口を開いたのは、リヒトだった。
「レーベン王国は戦う力を持たない。マルドゥクの手下たちから見れば慰み者じゃ」
「ひどいわ! ミカエル、スター。マルドゥクの手下たちを退治しましょう!」
「人形と猟犬がくるらしい。マリア様たちは逃げた方が身のためじゃ。おそらく、エウリッヒ王子の願いでもある」
リヒトの言葉を聞いて、マリアは悩みこんだ。
「せっかくオネットが来るのだし、何か方法はないのかしら」
「猟犬がレーベン王国に来るとロクな事にはならぬ。人形も逆らわないじゃろう」
「そこよ!」
マリアはポンッ両手を叩いた。
「オネットに私たちの言うことを聞かせればいいのだわ!」
「マルドゥクに真っ先にターゲットにされて殺されてしまうと思うが、それで良いのか?」
「ミカエル、スター。オネットを守りましょう!」
マリアの提案に、ミカエルもスターも首を横に振った。
「無茶ですって」
「むしろ儂を守ってほしいのぅ。それと、オネット殿の呼び方を統一してほしい。人形だったりエウリッヒ王子だったり、分かりづらい」
スターがぶつくさ言うと、リヒトは渋い顔をした。
「儂としてはオネットなんて人物は知らぬ。人形で統一するかのぅ」
「人形は可哀そうよ。オネットが嫌なら、私もエウリッヒ王子と呼ぶようにするわ」
「申し訳ないのぅ」
マリアは首を横に振った。
「本名なら仕方ないわ。ところでエウリッヒ王子は、レーベン王国で評判が悪いのかしら?」
「レーベン王国を地に落とした張本人じゃ。悪魔だと噂されておる」
答えたのはリヒトだった。
マリアは両腕を組む。
「そう……エウリッヒ王子が味方になっても受け入れてくれないのかしら?」
「今までの罪が重すぎる。猟犬を倒すとか、誰もが認めるような功績が必要じゃのぅ」
一瞬、マリアの目が鋭く光った。
ミカエルは首をぶんぶんと振る。
「ありえないですからね。エウリッヒ王子が猟犬を倒すとか」
「分からないと思うぞ。そもそも、何故彼がマルドゥクに従うのか気になるぞ」
スターが顎髭をいじる。
「暗殺なんて危険を冒さずに、逃げれば良いと思うのだがのぅ」
「……私のせいよ」
マリアがうつむいた。
「アンカサで、ルドという人に氷づけにされたの」
「ルドじゃと!?」
リヒトはバンッとテーブルを叩いて前のめりになった。
「レーベン王国の国王と王妃を殺したと言われる人物じゃ。詳しく聞かせてほしい!」
「ごめんなさい、詳しい事は記憶があまりなくて分からないの。ただ、目が覚めた時にはエウリッヒ王子がいて、ルドに連れて行かれたわ……私の命と引き換えに、理不尽な約束をさせられたのだと思う」
「なんと……レーベン王国では約束を守る事に誇りと命を賭けるものは多いが……あの方もそうだったのか……?」
リヒトは力なく崩れ落ちた。椅子がなかったら床に転がっていただろう。
ミカエルがワナワナと震えている。
「もしそれが本当なら、ただの脅しだ。約束じゃない!」
ミカエルは立ち上がって、右の拳を天井に向けて振り上げた。
「マルドゥクからエウリッヒ王子を救い出してやる! マリア王女とくっつくのは反対だが」
「お主からそんな言葉が出るとはのぅ。ありがたいが、驚いたぞ」
スターが両目をパチクリとさせていた。
「……あいつの立場を考えるとちょっと気の毒になった。弱い立場のものを救うのが騎士団の役割だ」
ミカエルは椅子に座った。
スターが深々と頷く。
「守られる王子も悪くないじゃろう」
マリアたちが喫茶店にいる間に、レーベン王国の広場にはマルドゥクの手下たちが集まっていた。黒い長袖と同じ色の長ズボンの集団だ。
夕暮れ時に異様な雰囲気を発していた。
『鋼鉄の猟犬』ことイアンを中心に、屈強かつ人相の悪い男たちがニタニタしていた。
「今日の”うさぎ狩り”の収穫はどれくらいになると思う?」
「一人で十人!」
「おいおい、五十人くらい行こうぜ」
イアンが問いかけると、男たちは口々に目標を言っていた。”うさぎ狩り”とは、大量虐殺の隠語だ。
イアンは鷹揚に頷いていた。
「ノルマはないから気ままにやっていいぜ。ルールは単純だ。生き延びればうさぎの勝ち、仕留めたら俺たちの勝ちだ。制限時間は俺たちが飽きるまで。それじゃ、開始!」
あまりにも一方的に宣言していた。
イアンが号令を掛けると、男たちは歓声をあげて一斉に走り出した。
それを見ていた青年たちは散り散りになって、震えながら様々な場所に危険を知らせに行った。できるだけ多くの人を避難させるためだ。
その途中で、避難を呼びかける青年はイチゴジュースを飲んでいる少年に出くわす。
「おい、あんたも逃げろ!」
「興味ない」
「そんな事言っている場合じゃない……!」
青年は硬直した。
少年はよく見ると、レーベン王国の王家に伝わる黒い礼装を着ていて、目元が国王とよく似ていた。
「エウリッヒ王子ですか!? ああ、レーベン王国に戻られたのですか!?」
「いや。それより、避難を呼びかけなくていいのか?」
「……それもそうですね」
青年は再び走る。泣きそうになりながら、歯を食いしばっていた。
「……オネットと呼ばれたり、人形と呼ばれたり、エウリッヒ王子と呼ばれたり、ややこしいな」
少年はイチゴジュースを飲み干して、コップを店内の返却口に戻した。店内はもぬけの殻になっていた。
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